大学に通う際に必要になるアイテムの一つとして「ノートパソコン」があります。近年はパソコンの持参が必須の授業を取り入れる大学も増えましたが、どのようなパソコンを購入すればいいのか悩んでいる学生の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、学生向けパソコンの選び方や大学生におすすめのノートパソコンを元理系院生の私が徹底解説します。少しでも皆さんのパソコン選びの参考になれば幸いです。
大学でパソコンが必要になる場面とは?
大学生向けのパソコンと言っても、これから大学生になる方にとってはどういったことでパソコンが必要になるのかイメージしづらいかもしれません。まずは、どのような場面でパソコンを使うことになるのか確認しておきましょう。
オンライン授業
一般的に大学での授業は実際に大学に通って教室内での対面の授業が基本です。しかし、近年は新型コロナウイルスなどの影響で、自宅から授業を受ける事ができるオンライン授業の仕組みを取り入れる大学が一気に増加しました。こうした時代背景もあり、対面授業とオンラインの遠隔授業を併用するという状態は今後も続いていくことが見込まれています。
オンライン授業にはZoomなどのビデオ通話ソフトを利用した双方向のリアルタイム授業と、教員が作成した講義資料や授業動画を視聴するオンデマンド授業の2つがあります。
リアルタイムな授業では教員と学生のコミュニケーションが必要となるため、Webカメラやマイクなどが必要になります。これらは最近のノートパソコンには標準で搭載されているため特に心配する必要はありませんが、念のためWebカメラがついているかどうかは確認しておきましょう。
レポート作成
大学の授業の特徴の一つとして、レポート課題というものがあります。これは、授業内で与えられた課題に対してその答えや自分の考えなどをレポートにまとめて提出するというものです。
これらのレポートは手書きという場合は少なく(教員によってはまれにありますが)、基本的にはWordなどの文書作成ソフトを用いて作成します。また、理系の場合は
LaTeXなどの論文作成ツールでレポートを書く場合もあります。
いずれにしてもパソコンの仕様がほぼ必須で、学内に備え付けられているパソコンを使うこともできますが、教室や自宅でレポートを書きたいという場合も多々あると思いますので大学生の場合は持ち運びに便利なノートパソコンがおすすめ。
卒論・研究
卒業論文を書く際も文系の場合はWord、理系の場合はTeXなどいずれもパソコンでの執筆作業となります。また、卒業研究のデータ分析や情報収集などでパソコンが必要になる場面も多いです。
基本的には標準的な性能を備えたパソコンであれば問題ないですが、理系で専門のソフトやプログラムなどを用いて研究を行うという場合はより高性能なパソコンを使ったほうが快適に研究を進められるという場合もあります(もちろん研究室のパソコンを使うことも可能)。
プレゼンテーション
大学では授業やゼミ、研究室など多くの場面でプレゼンテーション(発表)を行う機会があります。これらはPowerPointというソフトでプレゼンのスライドを発表し、調査結果などを発表するという形式がほとんどです。
PowerPointでのスライド作りの際はもちろん、発表時にもパソコンが必要になるためこうした場面でも自分用のノートパソコンが活躍することになります。
就職活動
意外とフォーカスされにくいですが、就活でもパソコンの仕様は必須です。近年は大半の企業がWebエントリーで、履歴書やエントリーシートの提出、SPIテストや適性検査など序盤の先行はほとんどWeb上で行われる仕組みになっています。
また、企業に入ってからもパソコンを使って仕事をすることになるため、ある程度パソコンのスキルを身に着けておくことは就活時にも大きなアドバンテージとなります。
趣味・プライベート
自分用のパソコンを持っておけば、大学で使うパソコンとしてはもちろんですが、趣味やプライベートの用途にも併用することができます。
ネットの閲覧やSNSの投稿、YouTube、Netflixなどの動画視聴、PCゲームなどノートパソコン一台でできることは多岐にわたります。スマートフォンで代用できるものもありますが、動画視聴やゲームなどはパソコンのほうが大きな画面で見ることができるというメリットもあります。
大学生向けのノートパソコンに必要な性能は?
それでは具体的にどれくらいの性能があれば快適に使えるかという点について解説していきます。細かいことはよくわからないという方は読み飛ばしていただいても大丈夫です。
CPU
CPUとはパソコンの中枢を担う代表的な装置です。パソコンというのは内部で様々な計算をしてアプリを起動したり画面を表示したりしているのですが、その計算の大部分を担当しているのがこのCPUというパーツになります。性能の高いCPUは当然パソコンの動作が早くなりますし性能が低いと遅くなります。
学生向けでおすすめなのは、ズバリ「Core i5・Ryzen 5」もしくは「Core i7・Ryzen 7」を搭載した製品です。わかりやすく言うと、これらのCPUは真ん中より少し上の性能を持った製品になります。10段階でいうと6~8くらいというイメージですね。
オンライン授業やレポートなど一般的な用途であればCore i5・Ryzen 5を搭載した製品で十分ですし、せっかくなら少し良いパソコンを買いたいという方や理系で頻繁にパソコンを使う予定のある方はCore i7・Ryzen 7を搭載した製品を購入すると良いと思います。
CPUに関する詳しい解説はこちら↓
メモリ
CPUが計算処理のためのデータを必要に応じて保存する役割を担っているのがメモリというパーツです。わかりやすく言うとCPUのはたらきを助けるためのパーツです。このメモリの容量が少ないとパソコンの動作が遅くなってしまいます。
学生向けでおすすめなのは「メモリ8GB以上」を搭載したパソコンです。選択肢としては、4GB・8GB・16GB・32GBなどがありますが、これらのうち4GBメモリのパソコンは価格は安いのですが長く使っていくことを考えるとメモリ容量が不足してしまう可能性があります。
8GBであれば通常の用途には十分ですし、CPUと同じように予算に余裕がある場合は16GBを選択すると良いと思います。
メモリに関する詳しい解説はこちら↓
ストレージ
ストレージはパソコンで処理をするデジタルデータを保存する役割を担うパーツです。HDDやSSDなどと呼ばれるパーツがこれに該当し、この中に画像や動画ファイル、アプリケーションやWindowsのシステムファイルなどが保存されています。なのでストレージの容量が大きいほど多くのデータを保存することができるというわけですね。
学生向けでおすすめなのは「SSD」を搭載したパソコンです。SSDは従来のHDDに代わる新型のストレージで、データをやり取りするスピードが速いという特徴があります。SSDを搭載したパソコンは起動やソフトの動作が短縮されるため、より快適にパソコンを使用することができます。
SSDの容量は「240GB以上」がおすすめです。これだけあれば動画などを大量に保存するということがなければ容量が一杯になってしまうということはないと思いますが、余裕を持って購入するなら500GB前後の製品を選択すると良いと思います。
ストレージに関する詳しい解説はこちら↓
大学生向けパソコンのよくある質問
Q. パソコンの重量はどれくらいがおすすめ?
A. 大学まで頻繁に持ち運ぶことを考えると1.5kg以下の製品がおすすめ。2kg以上になるとかなり重く感じると思います。軽さを重視する場合大きさは13インチ~14インチの製品が有力な選択肢となります。
Q. WordやExcelなどのオフィスソフトは必要?
A. 大学で使う用のパソコンとして考えているのであればほぼ必須です。ただ、自分で購入しなくても学校のライセンスで使える場合も多いので事前に確認しておきましょう。その場合は学校のID等で自分のパソコンにインストールすることができます。
Q. そこまで高性能じゃなくても大丈夫?
A. 基本的には大丈夫です。大学側も様々な学生が様々なパソコンを使っているという前提なので性能が要求されるような使い方を求めてくることはほとんどありません。ただ、性能が低すぎると普通に使うのにも不便な場合があるので安すぎる製品はあまりおすすめしません。
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まとめ
・大学生はオンライン授業やレポートなどパソコンを使う機会が多い
・CPUはCore i5・Ryzen5以上、メモリは8GB以上、ストレージはSSDを選ぶ
・10万円前後の製品が高コスパでおすすめ
というわけで、今回は大学生におすすめのノートパソコンについてお話をさせていただきました。パソコンを購入される際の一つの参考にしていただければ幸いです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!