モバイル端末の普及によって最近影が薄くなってきているデスクトップパソコンですが、自宅で据え置きで使う場合や動画編集や画像処理、最新のゲームなど高い性能を必要とする場面ではやはりデスクトップを使いたいですよね。
ただ、パソコンは長く使える分だけどうしても高価な買い物になりますから、コストパフォーマンスを見極めることも大切です。高額なパソコンであれば同じ性能でもお店の違いで数万円の差が出ることもあります。そこで今回は、おすすめのデスクトップパソコンメーカー18社を徹底比較します!ぜひ皆さんのパソコン選びの参考にしていただければ幸いです。
BTOメーカー系
BTOメーカーのデスクトップパソコンは、カスタマイズ性の高さが大きな魅力です。個々のユーザーが特定の用途に合わせてパーツを一つ一つ指定できるため、必要な機能だけを選んで過不足なく組み立てられます。このため、無駄なコストを抑えることができ、結果として高いコストパフォーマンスを実現します。また、カスタマイズをしないでそのまま購入することも可能です。
さらに、最近ではBTOメーカーもサポート体制を強化しており、大手メーカーに劣らないレベルでの充実したサポートが提供されている点も非常に魅力的です。
それでは代表的なBTOメーカーの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
マウスコンピューター
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マウスコンピューターは、近年その業績を急速に拡大している人気のパソコンショップです。特に、BTOパソコン業界で群を抜いているのは、同社の手厚いサポート体制。24時間対応の電話サポートは顧客から高い評価を受けており、いつでもどこでも困ったときにサポートを受けることができる独自のシステムが好評の理由です。
製品ラインナップは多岐にわたり、エントリーレベルのライトユーザー向けから、要求の厳しいコアユーザー向けのハイエンドモデルまで幅広く提供しています。そのため、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つとなっており、多くの人におすすめできるメーカーです。
また、自社ブランドの液晶ディスプレイ「iiyama」はユーザーからの評価も高く、その品質が支持されています。デスクトップパソコンの製品ラインには、一般ユーザー向けの「mouse」、ゲーマー向けの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」、ビジネス向けの「MousePro」などがあり、それぞれのニーズに応じた選択が可能です。
管理人コメント
独立系のBTOメーカーの中では数少ない上場企業として年々売上を伸ばしているパソコンメーカーです。ゲーミングPCブランドのG-Tuneは国内トップクラスのeスポーツチーム・プロゲーマーに正式採用されるなどその実績は折り紙付き。
ドスパラ
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一般向けからゲーミング・クリエイター向けまで幅広く揃う国内BTOメーカー大手。総じてコストパフォーマンスが高く、ライトユーザーからコアユーザーまでできるだけハイスペックで価格の安い製品がほしいという方におすすめできるメーカーです。
人気のプロゲーマーやストリーマー、デザイナーなどと積極的にコラボモデルを展開している点も大きな特徴で、様々なジャンルのインフルエンサーが実際に使用している推奨パソコンを購入することもできます。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けの「Monarch・Magnate」、ゲーム向けパソコンの「GALLERIA」、クリエイター向けパソコンの「raytrek」を展開。製品にもよりますがパーツのカスタマイズにも比較的幅広く対応しています。
管理人コメント
BTOメーカーの中でも高い人気を誇る老舗PCメーカーです。他メーカーに比べて全体的に納期が早いという点も大きなポイントで、最短で翌日出荷の製品が用意されているなど急ぎでパソコンが欲しいという場合にも重宝します。
TSUKUMO
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国内店舗数No.1の家電メーカーヤマダ電機グループ傘下のBTOショップです。エントリーモデルからハイエンドPCまでバランスの取れた品ぞろえが特徴です。カスタマイズ性も高く、パーツ構成にこだわりたいという方にもおすすめ。こちらも期間限定のセールが頻繁に行われているので、軽く覗いてみるだけでも思わぬ掘り出し物があるかも。
ZOOMやGoogleMeetなどのオンライン通話でパソコン購入の相談などが無料でできるため初心者ユーザーも安心。またお急ぎの方向けの翌日出荷の即納モデルもあるため今すぐ手元にパソコンがほしいというニーズにも対応しています。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「eX.computer」、ゲーミングパソコンの「G-GEAR」を展開しています。パーツごとの個別販売も行っているためPCの自作やパーツの増設をしたい場合にも利用できます。
管理人コメント
FRONTIERと並ぶBTO系の中堅メーカー。CPUやグラフィックボードなどの新製品が製品にすぐに反映されるため新しいもの好きの方におすすめ。また即納に対応しているモデルの数が他メーカーに比べてかなり多く納期の早さも好印象。
パソコン工房
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コストパフォーマンスの高さで抜群の存在感を放つ人気ショップです。エントリークラスの製品が安いというのはある意味当然なのですが、パソコン工房はゲーミングPCやクリエイター向けPCでもリーズナブルな製品が揃っているので、価格重視の方におすすめのショップとなっています。
対応しているジャンルの豊富さは全メーカーの中でもトップクラスで自分の用途にあった製品が見つけやすく使い勝手の良いメーカーです。全国に70店舗以上を構え、店頭でのサポートが受けられるという点も他のBTO系にはない大きな特徴。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「STYLE∞」、ゲーミングパソコンの「LEVEL∞」、クリエイター向けパソコンの「SENSE∞」、ビジネス向けパソコンの「SOLUTION∞」、ディープラーニング向けパソコンの「DEEP∞」を展開しています。
管理人コメント
全メーカーの中で10万円を切る価格帯のPCが最も充実しているメーカーです。特に一般向けやビジネス向けに力を入れているため普段使いのスタンダードPCやテレワーク向けPCの購入を検討されている方におすすめ。
Sycom
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Sycomは、品質面で高い評価を受けているBTOショップです。パーツ間の相性など、細部までこだわり抜かれた構成が特徴。個人的にここは、負荷をかけてもほとんど音のしない高品質な静音PCがおすすめです。そういったコアなニーズにこたえてくれるのも嬉しいところですね。自作ユーザーも納得のカスタマイズ性も大きな強み。
ハイエンドモデル中心の品揃えで、水冷クーラーを2つ搭載したデュアル水冷PCやデザインにこだわったゲーミングPCなど他のメーカーでは見られないコンセプトの製品が多いため、一味違ったパソコンが欲しいという方にもイチオシです。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「Radiant」、ゲーミングパソコンの「G-Master」、クリエイター向けパソコンの「Lepton」、超高品質プレミアムパソコンの「Premium-Line」を展開しています。
管理人コメント
値段は少し高めでも、品質の高いパソコンが欲しいという方におすすめのメーカーです。丁寧な組立や動作検証、こだわりの梱包など他社とは違った角度から差別化を行っているため、コアユーザーから長年高い支持を受けているBTO系の老舗。
STORM
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知る人ぞ知るBTOの老舗メーカーです。こちらのサイトはパーツごとの価格差がわかりやすい構成になっているので、PCパーツの相場を比較する場合にも便利なショップです。良くも悪くも玄人向けといった感じではありますが、パソコンジャンキーな方はぜひ一度覗いてみてほしいお店ですね。
最近ではサイトのリニューアルやラインナップの強化などもあり拡販に力を入れてきている印象。リニューアルに伴ってサイトの使い勝手も良くなり以前と比べ一般ユーザーでも積極的に利用しやすいメーカーとなっています。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「Mシリーズ」、ゲーミングパソコンの「PGシリーズ」、静音パソコンの「STシリーズ」、省スペースパソコンの「SLシリーズ」を展開しています。パーツや周辺機器類も購入可能。
管理人コメント
選べるPCケースの種類が豊富で見た目に拘るユーザーにおすすめのBTOメーカーです。カスタマイズ性自体は標準的ですが、他のメーカにはない玄人好みのパーツの選定などニッチな需要を満たしてくれる貴重な存在。
SEVEN
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カスタマイズ性の高さと価格面のバランスが良いショップです。こちらもそこそこ知識がある方向けにはなりますが、コアな製品でコストパフォーマンスを重視される方には特におすすめです。また特徴的な外観のゲーミングPCが豊富にそろっているので、デザイン面を重視される方にとっても有力な選択肢の一つです。
日替わり・週替りのセールなどが常時開催されているため、セール対象になっているタイミングで購入すればさらに高コスパに。BTOパソコンの中堅メーカーとして安定した存在感を放つお店となっています。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「SRシリーズ」、ゲーミングパソコンの「ZEFTシリーズ」を展開しています。またZEFTシリーズの中でも最上位グラフィックボードを搭載した極みスペックPCなどもラインナップ。
管理人コメント
ミドルクラスからハイエンドのゲーミングPCを購入したい方におすすめのメーカーです。特に現行のCPUとクラフィックボードはほとんど網羅しているため、製品の選びやすさという面でも非常に優秀なショップ。
フロンティア
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デスクトップパソコンの中でも特に高性能PCに力を入れているショップです。ゲーミングPCとクリエイター向けPCではかなり充実した品揃えを誇っているので、とにかくスペックにこだわりたいという方にはおすすめ。カスタマイズ性も高く、オーダーメイドPCを代表するようなショップと言えます。
セールの多さもFRONTIERの特徴で、週替り・月替りのセールなど常時何らかのセールが開催されています。割引の対象となる製品も定期的に入れ替わるため、購入を検討されている方はこまめにチェックしておきましょう。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「Cシリーズ」、ゲーミングパソコンの「Gシリーズ」などを展開しています。また旧型品などが割安な価格で購入できる在庫限りのアウトレットモデルなども用意されています。
管理人コメント
ミドルクラス以上の価格帯でトップクラスのコストパフォーマンスを誇る中堅BTOメーカー。できるだけ性能の高い製品をできるだけ安く買いたいという欲張りユーザーの方におすすめ。台数限定の製品も多く在庫の入れ替わりが激しいため目当ての品があれば早めに確保しておきましょう。
VSPEC
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こちらはカスタマイズ性の高さが人気のショップとなっています。パーツの選択肢が他社に比べかなり豊富なので、細部までこだわった製品を購入することができます。また、ゲーム、デイトレードやマイニングなどコンセプトが決められた製品が多く揃っているので、BTOの強みを生かしたニッチな用途を求める方にはイチオシのお店です。
特にハイスペックマシンに力を入れており、他のメーカーではあまり用意がない各パーツ類の最上位グレードなども選択可能となっています。その分価格は若干お高めになるため、ある程度予算に余裕がある場合の選択肢としておすすめのメーカー。
デスクトップパソコンの製品ラインナップはゲーミング・一般向けパソコンの「VSPEC」、静音パソコンの「HERCULES」、サーバー・クリエイター向けパソコンの「ZEUS」、FX・デイトレード向けパソコンの「Acharge」を展開しています。
管理人コメント
自作に近い自由度でパソコンを組みたいという方におすすめのメーカーです。パーツごとの細かい説明などはあまりないためある程度知識があるユーザー向けにはなりますが、自分の好みのパソコンが組めるという点においては最適なお店と言えます。
大手メーカー系
大手メーカー系のデスクトップパソコンはPCの構成などがわかりやすく、初心者の方のパソコン選びには最適です。アプリケーションの使い方なども丁寧にサポートされているので安心。製品自体の信頼性も高く、故障した場合の保証なども充実しています。カスタマイズ性はBTO専門のショップには劣りますが、近年はパーツを個別に変更できる製品も増えてきています。
レノボ
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レノボはできるだけ安価でハイスペックPCを購入したいという方に特におすすめのメーカーです。デスクトップでは最新のCPUやグラフィックボードを使った高価格帯のPCが充実しているので、ビジネス用からプライベート用まで少し性能の高いパソコンを買いたいという方は一度覗いてみてはいかがでしょうか。
また、映像処理や高度な設計などの用途に用いられるワークステーションという製品が用意されているという点も大きな特徴です。高い性能に加え、高負荷時の信頼性なども優れているため気になる方はぜひチェックしてみてください。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「Lenovo」「ThinkCentre」「IdeaCentre」、オールインワンパソコンの「Yoga」、省スペースパソコンの「Tiny&NANO」ゲーミングパソコンの「Legion」を展開しています。
管理人コメント
コンパクトなスリムタワー型パソコンが充実している海外の大手メーカーです。エントリーからミドルクラスの価格帯に強くほとんどのシリーズで5万円前後から購入できるようになっているためライトユーザーにも自信を持っておすすめ。
NEC
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NECは、パソコン業界においても長い歴史を持つ老舗のPCメーカーです。企業向けにも多数の販売実績を誇っていて、製品の信頼性はピカイチです。過去にはデザイン面で難があるといわれていた時期もありましたが、最近では個人向けのオシャレなデザインの製品も増え、デスクトップPCメーカーの中でも安定した選択肢の一つと言えます。
NECのおすすめはモニターとパソコン本体が一体となっているオールインワンPC。オールインワンタイプはBTO系のメーカーでは取り扱いがないため一体型のパソコンがほしいという方はぜひチェックしてみてください。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「LAVIE DTシリーズ」、オールインワンパソコンの「LAVIE Aシリーズ」を展開しています。また台数限定で旧型モデルのアウトレット品なども購入可能となっています。
管理人コメント
昔ながらのデスクトップパソコン小型化したコンパクトな製品を販売している大手メーカーです。シンプルな構成で普段使いからオフィスワークまで対応可能。デザイン重視の方は液晶一体型のオールインワンパソコンがおすすめ。
富士通
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NECと並ぶ国内PCメーカーの老舗です。富士通はメーカー系PCの中でも特に高性能PCに力を入れており、高いスペックが要求されることの多いデスクトップPCにおいても高いシェアを誇っています。メーカー系の安定感とカスタマイズ性を両立した製品が特徴で、一般・ビジネス用途のパソコンであれば自信をもっておすすめできます。
特に省スペースのデスクトップパソコンは非常に使い勝手が良く、デザイン性と機能性を融合させたハイパフォーマンスのPCが揃っています。こちらは小さいスペースにパソコンを設置したいという場合に便利な製品です。
デスクトップパソコンの製品ラインナップはゲーミング・一般向けパソコンの「ESPRIMO DHシリーズ」、オールインワンパソコンの「ESPRIMO FHシリーズ」を展開しています。またデジタル文具やスキャナなどの自社製周辺機器も販売されています。
管理人コメント
国内大手メーカーの中では唯一グラフィックボード搭載のパソコンを購入できるメーカーです。コストパフォーマンスでは海外メーカーやBTO系に劣りますが、長年の実績や品質の高さなど信頼性を重視したい方におすすめ。
ASUS
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マザーボードのシェアで世界第1位を誇る台湾の大手パソコンメーカーです。デスクトップパソコンはゲーミングPCのROGシリーズを中心にハイスペックモデルを展開。また一般向けにはオールインワンPCに力を入れています。省スペースと高性能を両立させているところが大きな特徴で、デザインに優れた製品が多く見た目重視のユーザーにもおすすめ。
ゲーミングPCもコストパフォーマンスが高く、大手メーカー製のゲーミングPCを購入したいという方には最適。エントリー・ミドルクラスだけでなくハイエンドの製品まで揃っているのも嬉しいポイントです。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「ExpertPC」、ゲーミングパソコンの「ROG」、オールインワンパソコンの「Zen AiO」、省スペースパソコンの「Mini PC」を展開しています。周辺機器ではWiFiルーターやプロジェクターなども購入することができます。
管理人コメント
コスパ・デザイン・サポートのそれぞれでバランスの取れた海外の大手メーカー。海外メーカーの中では購入後の延長保証なども手厚く用意されているため初心者の方でも安心して購入できる点は大きな強みと言えます。
HP
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HP(ヒューレット・パッカード)は、PC業界で世界シェアNo.1を誇るアメリカの老舗企業です。海外メーカーならではの洗練されたデザインと高いコストパフォーマンスが特徴で、標準的なエントリーモデルからハイスペックゲーミングPCまで万人におすすめできる製品が揃っています。とにかく安く購入したい!という方にはアウトレット品もおすすめです。
他のメーカーと比べ安価なエントリークラスの製品が充実しており、一般向けのPCで3万円台~、ゲーミングPCでも10万円を切る価格帯の製品が複数用意されているなどライトユーザーにも嬉しい品揃え。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「HP」、オールインワンパソコンの「ENVY」「Pavilion」、ゲーミングパソコンの「OMEN」「Pavilion Gaming」を展開しています。周辺機器では自社ブランドのプリンターが人気。
管理人コメント
モニター一体型のオールインワンパソコンとゲーミングPCが特に充実している大手メーカーです。総じてリーズナブルな価格設定となっているため万人におすすめできますが、人気の製品は在庫切れも発生するためこまめなチェックを推奨。
Dell
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HPと並んで世界的に高いシェアを誇るPCメーカーです。ゲーミングPCのAlienwareなど、特定用途向けの製品が強く、PCゲームユーザーからも高い支持を得ています。サポートは国内企業に比べるとそこそこなので、購入後のサポートなどをあまり重視しない方にはおすすめできるメーカーとなっています。
ゲーミングPCのAlienwareは他にはない特徴的なデザインで、好みにハマれば大きな魅力を感じられるはず。ゲームプレイ時のパフォーマンスも重視されているためコアユーザーの方にも自信を持っておすすめできるブランドです。
デスクトップパソコンの製品ラインナップは一般向けパソコンの「XPS」「Inspiron」「Vostro」、ゲーミングパソコンの「Alienware」「Dell G」を展開しています。また4KやDualQHDのゲーミング向けハイエンドモニターもおすすめ。
管理人コメント
一般向け・ゲーミングともに分離タイプのタワー型PCが充実している海外メーカー。幅広いジャンルで選びやすく高コスパですが海外出荷のため納期が長めの製品が多いという点は押さえておきましょう。出荷予定日は製品ページに記載されています。
MSI
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マザーボードやグラフィックボードなど、PCパーツの供給会社として世界的シェアの高い台湾の大手メーカーです。デスクトップパソコンとしてはデザインにこだわった高性能な製品がラインナップされています。
パーツ販売が基本のメーカーと言うこともあって基本的にはハイスペック品が欲しいコアユーザー向けですが、一応10万円台ミドルクラスでもキャンペーンやアウトレットなどタイミングによっては購入可能です。
また周辺機器としてビジネスモニター、クリエイターモニター、ゲーミングモニターなどに強く、こちらも機能性の高い製品が揃っています。高解像度の横長曲面モニターなど特殊な仕様の製品が欲しいという方におすすめ。
管理人コメント
PCパーツのメーカーとしては定番ですが、デスクトップパソコンのジャンルでは尖った製品が多い印象。品揃えもまずまずですが、あとはカスタマイズがもう少しできれば購入の選択肢に入ってきやすいところ。
GIGABYTE
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サポート |
こちらもグラフィックボード、マザーボードなどの分野で人気の高い台湾のメーカーです。完成品のパソコンはそれほど積極的に売り出しているというわけではありませんが、ノート、デスクトップともに「AORUS」というモデルがあります。
デスクトップパソコンはミドルクラスの標準的な構成が多く、ケース前面に描かれたロゴが非常に特徴的なデザインとなっています。個別のパーツは販売していますが完成品購入では基本的にカスタマイズできないものが多いです。
こちらのメーカーはパーツごとの購入も多いと思いますが、Amazon自社ストアでの販売がメインとなっているため、Amazonのセール時期などに合わせて購入するとさらにお得に購入できるかもしれません。
管理人コメント
NVIDIAやAMDのGPUをベースに独自のクーラーを搭載して販売するなど、グラフィックボードのメーカーとしても有名な会社です。自作する方には簡易水冷クーラーなどのアクセサリ系もおすすめ。
EPSON
知名度 | |
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コストパフォーマンス | |
カスタマイズ | |
品揃え | |
サポート |
法人向け・業務用のプリンター、プロジェクターなどの精密機器を手掛ける国内メーカーのエプソンです。PCも業務用の硬派な製品が多いのですが、個人向けにも多くの製品が販売されています。
省スペースからフルタワー、エントリークラスからグラフィックボード搭載のハイスペックモデルまで一通りの製品はそろっています。ただグラボ搭載の製品は他メーカーと比べるとかなり高額になってしまうため、特別な理由がなければ通常モデルの購入がおすすめ。
またサポート面は他のメーカーと比較してもかなり充実しており、修理センター到着日の翌日までに修理作業を完了して返送する「1日修理」や、オプションで最長7年間の長期保証に対応するなど利便性の高いサービスを提供。
管理人コメント
デスクチップパソコンを手厚く販売する希少な国内メーカーの一つ。価格は高めですが、年々縮小している国産ブランドという点を加味するとやはり一定の存在意義はあると思います。
(評価項目について)
知名度 | 実店舗の数やブランドの実績、広告露出等の多さ。 |
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コストパフォーマンス | 価格と性能のバランス。価格が安く性能の高い製品の多さ。 |
カスタマイズ | パーツのカスタマイズ時に選べるパーツの豊富さ。 |
品揃え | メーカー全体で選べるPCの種類の豊富さと納期の早さ。 |
サポート | カスタマーサポートの受付時間やサポート方法の種類の豊富さ(電話・メール・LINEなど)。 |
※メーカーの掲載順はランキングではございません。
※評価内容は個人の意見・感想です。
CPU・グラフィックボードの性能比較表
CPUなどのパーツは同じシリーズでも型番が違うと性能が大きく違うなど性能を把握するのが大変ですので、「どれが高性能な製品なのか手っ取り早く知りたい!」という方のために主要な製品の性能を比較した表を作成しました。
こちらの表はベンチマークと呼ばれる性能評価ソフトを用いて算出された数値をもとに作成していますので、各パーツの相対的な性能差を確認する際の参考にしていただければと思います。
CPUのベンチマークスコア
CPU |
PassMark ベンチマークスコア |
Core i9-14900 | |
Core i9-13900 | |
Core i7-14700 | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900 | |
Core i7-12700 | |
Core i5-14400 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 | |
Core i3-14100 | |
Core i3-13100 | |
Core i3-12100 | |
Celeron G6900 | |
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Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 9 5900 | |
Ryzen 5 7600 | |
Ryzen 7 5800 | |
Ryzen 5 5500 | |
Ryzen 3 4300G |
基本的には新しく発売されたもの(型番の数字が大きいもの)ほど性能が高くなっていきます。例えば第14世代のCore i7-14700と第12世代のCore i7-12700を比較すると、同じCore i7でも30%以上の性能差があることがわかります。
また、2022年に発売された第12世代のCore i3-12100はこの表の中では比較的下位に位置していますが、2019年発売の第9世代のCore i7-9700(スコア:13294)を上回る性能を備えています。このように、同じ名称でも実際の性能は型番によって大きく異なる場合があります。
このあたり少しややこしいのですが、できれば購入予定の製品がどれくらいの性能を備えているのかおおまかに把握しておきましょう。
グラフィックボードのベンチマークスコア
GPU |
3DMark ベンチマークスコア |
RTX 4090 | |
RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RTX 4070 | |
RTX 3080 10GB | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 4060 | |
RTX 3060 8GB | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 SUPER | |
GTX 1650 |
グラフィックボードの現在の最新シリーズはRTX 4000番台で、こちらについても基本は型番の数字が大きくなるほど性能が高くなっていきます。
エントリークラスのGTX 1650が2万円前後に対してハイエンドのRTX 4090は25~30万円と価格の開きが大きく、ベンチマーク上位の製品だからと簡単に決めづらいのが悩ましいところ。自分にとって必要な性能とコストパフォーマンスの見極めも大切です。
またベンチマークの細かい数値についてはテスト環境によっても差が出てくるため、あくまでそれぞれの製品を比較する際の目安として捉えていただければと思います。
デスクトップパソコンの価格帯について
【10万円以下】一般的な用途のエントリークラス
ビジネス用途や動画視聴、簡単なゲームなど、比較的処理の軽い利用を想定した価格帯となります。エントリークラスとはいっても、ノートパソコンとは違いこの価格帯でもある程度の性能は備えていますから、ライトユーザーでそこまでのこだわりが無ければ10万円程度のPCでOKだと思います。
【10~20万円】ゲームや動画編集などもある程度やりたい方向けのミドルクラス
デスクトップPCの購入を検討されている方は、ある程度動作の重い環境での利用を想定される方も多いと思いますので、そういった方はこちらの価格帯を選ぶと良いと思います。ハイスペックなゲームでも画質を調整すればほとんどのゲームは快適にプレイ可能ですし、性能面で困るということはそれほどないでしょう。
【20万円以上】最高画質でのゲームプレイや4K動画編集向けのハイエンド
最新のゲームを最高の画質でプレイしたいという方や、フルHDから4Kでの動画編集を検討されている方はこちらのハイエンドPCがおすすめ。大容量のSSDを詰みたいという方やブルーレイレコーダーを入れたいという方もこの辺の価格帯になってくると思います。基本的にはどういった利用でも対応可能なハイスペックPCです。
PCのパーツについて
CPU
パソコンの基本的な動作を担当するパーツです。基本的には値段が高いほど性能が上がり、アプリケーションの処理などが高速になります。パソコンの動作を快適にしたい場合はCPUを高性能なものにするとよいでしょう。
具体的には普段使いのPCなら「Core i5」「Ryzen 5」が性能と価格のバランスに優れておりおすすめ。ゲーミングやクリエイター向けなどの用途で使用する場合は重たい処理をこなせる「Core i7」「Ryzen 7」がおすすめです。
メモリ
パソコンの処理に必要な一時的なデータを保存してCPUを助ける働きをするパーツです。メモリを増やしたからといってすぐにパソコンの動作が速くなるわけではありませんが、メモリが不足するとパソコンの動作が遅くなります。
容量の目安としては、エントリークラス(ネットサーフィンやメールのやりとりなど)で4GB、ミドルクラス(動画視聴やOfficeなど複数アプリを同時起動する場合)で8GB、ハイエンド(最新のPCゲームや動画編集など)では16GB以上を選択すると良いでしょう。
ストレージ
パソコンの記憶装置で、ファイルやデータを保存するのに使います。HDDとSSDという2種類の製品があります。これらの違いとしては、簡単に言うと読み書きの速度の違いです。SSDの方が読み書きが速いので、HDDからSSDにすると体感ではっきりとわかるレベルで動作が高速化します。その分SSDの方が若干価格が高くなっているので、予算と相談して決めると良いと思います。
グラフィックボード(GPU)
グラフィックボードやビデオカードなどと呼ばれるパソコンの画像処理を担当するパーツです。主にゲームや動画編集などで必要となるため、こういった用途で使う予定のある方はグラフィックボードを搭載したPCを購入するようにしましょう。
また、具体的にどの程度性能が変わるのか気になる方も多いと思いますので、いくつかのグラフィックボードでどれくらいのゲームが動くのかベンチマーク結果を記載します(第12世代Core i7使用時)。
GeForce RTX 3090(ハイエンド)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 3840×2160 | 高品質 | 81~84fps |
フォートナイト | 3840×2160 | 最高設定 | 180~187fps |
Apex Legends | 3840×2160 | 高設定 | 164~172fps |
GeForce RTX 3070(ミドルクラス)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 3840×2160 | 高品質 | 54~58fps |
フォートナイト | 3840×2160 | 最高設定 | 117~123fps |
Apex Legends | 3840×2160 | 高設定 | 122~132fps |
GeForce GTX 1650(エントリークラス)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 1920×1080 | 高品質 | 35~40fps |
フォートナイト | 1920×1080 | 最高設定 | 58~62fps |
Apex Legends | 1920×1080 | 高設定 | 51~59fps |
フレームレートとは?
1秒間に何枚の画像を表示できるかを示す値です。fps(frames per second)という単位が用いられます。この値が大きいほど映像がなめらかになり、低いほどカクカクになります。ゲームでは一般的に30fpsがプレイできる最低ライン、60fpsが快適にプレイできるラインとされます。
デスクトップパソコンの利点
カスタマイズ性が高い
近年ではハイスペックのノートパソコンも多く出始めていますが、やはりどうしてもサイズや電源などの制約があるため、CPUやメモリなどのカスタマイズ性ではデスクトップ型の方が優れています。特にゲーミングPCやクリエイティブ用途のPCではその差が顕著に表れてきます。
価格が抑えられる
全く同じ性能のPCで考えた場合、ノートパソコンに比べてデスクトップパソコンの方が価格が安くなります。ノートパソコンの場合、パーツや本体の小型化にコストがかかってしまいますから、同じスペックでは比較的安く購入できるという点もデスクトップの利点といえます。
拡張性が高い
デスクトップパソコンには、USB端子をはじめとした外部端子が多く備え付けられているため、外部のハードウェア(キーボード、マウス、プリンター、ディスプレイなど)を複数接続することができ、拡張性に優れています。
また、デスクトップでは市販のディスプレイを利用するため、複数の作業を並行して行う場合や動画配信サービスで映画を観る場合など、大きな画面で快適に利用することができます。
ゲームをするならデスクトップパソコンがおすすめ
パソコンのゲームは高い性能を要求される場合が多いので、特にこだわりがなければデスクトップパソコンを購入することをおすすめします。同じ性能で比べた場合デスクトップの方が安価に購入できますし、静音や水冷などさまざまなオプションを選ぶこともできます。また、高画質なディスプレイの大きな画面でプレイできるのもデスクトップの魅力と言えます。
メーカー系とBTO系どっちがいい?
昔であればメーカー系はサポートが充実、BTO系はカスタマイズ性やコスパが高いというイメージだったのですが、近年はメーカー系でも自由にカスタマイズできるモデルが用意されていたり、逆にBTO系はサポートを充実させてきていたりと両者の違いは薄まりつつあります。
なので、どこで購入するかは自分の好みや決めてもOKだと思います。あとはもちろん用途や予算に応じて複数のショップを比較してみるというのも大事ですね。
一言でパソコンと言っても、お店によって様々な特徴を持った製品があります。デスクトップPCは長い期間利用しますし値段も高額ですから、自分の用途に合った製品選びを心掛けたいですよね。少しでも皆さんのパソコン購入の際の参考になれば幸いです。