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ノートパソコンの大きさは何インチがベスト?用途別に解説

ノートパソコンには、さまざまな大きさの製品がありますが「自分にあった大きさはどれくらいだろう?」と悩まれたことがある方も多いと思います。

特に近年はノートパソコンの小型化・軽量化が進み、下は10インチ程度のものから大きいものでは15インチを超える製品までバリエーションの幅がかなり広がっていますから、自分のライフスタイルに合った製品選びが特に重要となってきます。

そこで今回は、ノートパソコン選びの際に参考になるような大きさごとの特徴などを解説していきたいと思います。

10~12インチ:気軽に持ち運びたい人向け

【メリット】持ち運びに便利なモバイルPC

現行のノートパソコンで一番小さな製品としては10インチ程度のものが用意されています。こうした製品はどこにでも持ち運べるコンパクトさが大きな特徴で、キーボードを取り外してタブレットとしても使える製品など、取り回しやすさが意識された設計となっています。

コンパクトさ重視でネットの閲覧やビデオ通話などをメインの用途として考えている方や、2台目のサブPCとしての利用、またタブレット感覚で使いたいという場合にも10インチ前後の製品をおすすめします。

サイズが小さいということは当然本体の重量も軽くなるので、カバンやリュックなどに入れて長時間持ち歩いても疲れにくいという点もポイント。頻繁に持ち運ぶという方や、できるだけ軽い製品が良いという方はこのあたりのサイズが選択肢に入ってきます。

【デメリット】長時間の作業には不向きな部分も

コンパクトで便利な反面、逆に言えばその分画面が小さいということでもあるので、画面をフルに使った長時間の作業や複数のアプリケーションを同時に起動するマルチタスクなどの用途で考えている方には少し不向きです。やはり小さい画面を長い間凝視しているとどうしても目が疲れてきてしまいます。

また、パーツ類の設置可能スペースが狭いという物理的な制約のため高性能化が難しく、バッテリーの持ちや価格に対しての性能は若干低め。高性能な製品の場合は大きめサイズと比べるとそれなりに高額なお値段になってきます。

 

13~14インチ:実用性と軽さ両方欲しい人向け

【メリット】ラインナップが豊富で性能のバランスも○

持ち運び重視のモバイルPCの中で各社最も力を入れているのが13インチ前後の製品になります。コンパクトさと性能面での使いやすさのバランスが取れた大きさというイメージですね。

競争が激しいため価格やスペック面でも選択肢が豊富で、世界最軽量PCと謳った製品が毎年NECや富士通から発売されるなど、軽量化の製品開発でしのぎを削っているのもこの辺のサイズになります。

実用面ではプライベートからテレワークなどのビジネス用、大学でのレポート作成などオールラウンドに使える汎用性の高い製品となります。外出先での利用メインなら個人的には13~14インチが一番おすすめ。

【デメリット】製品によって特徴にばらつきあり

ノートパソコンの中では大きすぎず小さすぎずで便利なサイズ感なのですが、性能重視、軽量重視、拡張性重視など製品によってコンセプトが大きく異なります。10インチのPCように携帯性特化の製品もあれば大型PCのような性能重視の製品もあるため、自分の用途にあった選び方がより重要になります。

例えば、重さ一つとっても13インチ前後では一番軽いもので700gから、重いものでは2kg弱と非常に幅が広く、画面の大きさだけ見て買うとイメージと違ったということも起こりがちなので、製品の特徴を把握した上で購入するようにしましょう。

 

15インチ:長時間使用や高性能を求める人向け

【メリット】高性能PCも多数の主力サイズ

一般的なノートPCのサイズとしては主流のサイズ感となる15インチは価格面でもコストパフォーマンスが高く、長時間の作業に役立つ快適性などが備わった製品が多数ラインナップされています。

これくらいの大きさになれば大容量のバッテリーを搭載することもできるため、長時間駆動のノートパソコンをお探しの方や、軽さや小ささはそこまで必要ないという場合はこちらのサイズがおすすめ。

また、ゲームや動画編集など高いスペックを必要とする用途向けの高性能PCも15インチ前後の製品が多く、ノートパソコンでゲームをプレイしたいという方もこの辺のサイズがおすすめです。

【デメリット】持ち運びには厳しい重さの製品も

製品によりますが、特に軽量モデルなどでなければ15インチは2kg程度の重量となるため、持ち運びには若干不向きな製品も多いです。軽いものでも1kg台前半になるため、軽さを重視する方は14インチ以下の製品にしておいたほうが無難。

また、ゲーミングなどの高性能な製品はバッテリーの消費が早く、連続使用の場合は電源ケーブルも必須となります。とはいえハイエンドモデルでは電源ケーブルもそれなりに重さがあるため、携帯性に関してはある程度割り切る必要があります。

 

16~17インチ:大きい画面で見たい人向け

【メリット】画面が見やすく長時間使用もOK

ノートパソコンで最も大きいサイズ帯がこちらになります。最大のメリットはなんと言っても画面が大きいということで、非常に見やすいです。表示領域が広いと文字も大きく表示できますから、目を凝らして画面を凝視する必要もないため小さい文字が苦手という方にとってはかなり快適になります。

最近はYoutubeや映画など映像系のコンテンツがかなり充実してきていますから、こうした大画面の製品が活躍するシーンも増えてきています。液晶ディスプレイはもちろん内蔵スピーカーの音質などにこだわった製品なども多数。

またマルチタスクなどで複数のアプリケーションを並べて表示させたいという場合も画面の大きさが役に立ちます。Officeソフトなどビジネス用途でガッツリパソコンを使うという方にもおすすめ。

【デメリット】携帯性が低い

ノートパソコンですから当然持ち運ぶことは可能ですが、この辺のサイズでは2kg超の製品がほどんどで、電源バッテリーやパソコンカバーなどの重量も含めると3kg近くになってしまいますから、頻繁に持ち運ぶとなるとやはり厳しい大きさです。

逆に、自宅での使用がメインで使う場所がいつも決まっているという方にとってはデメリットを感じることなく使用することができると思います。デスクトップを置くスペースはないけどできるだけ大きい画面がいいという方向けの製品ですね。

 

まとめ

10~12インチ:気軽に持ち運びたい人向け

13~14インチ:実用性と軽さ両方欲しい人向け

15インチ:長時間使用や高性能を求める人向け

16~17インチ:大きい画面で見たい人向け

というわけで、今回はノートパソコンの大きさごとの特徴についてご紹介させていただきました。ノートパソコンは製品によって大きさやスペックなど様々な違いがありますから、自分の用途に合った製品選びが大切です。少しでも皆さんのパソコン購入時の参考にしていただければ幸いです。

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