「パソコンが欲しいけど、どのメーカーで買えばいいのか分からない」――初めてパソコンを購入する方にとって、これはかなり切実な悩みだと思います。家電量販店に行っても棚にはたくさんのメーカーの製品が並んでいて、ネットで調べても情報が多すぎて余計に混乱してしまう、なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、パソコンメーカーにはそれぞれ得意分野があります。サポートが手厚いメーカー、とにかくコスパに優れるメーカー、デザインにこだわっているメーカーなど、特徴はさまざまです。自分の使い方や予算に合ったメーカーを選べるかどうかで、購入後の満足度は大きく変わってきます。
この記事では、PC初心者の方が自分に合ったメーカーを見つけられるよう、国内で人気の高いパソコンメーカー15社を「BTOメーカー」と「大手メーカー」に分けて、それぞれの特徴・強み・注意点を分かりやすくまとめました。ぜひパソコン選びの参考にしてください。
この記事でわかること
■ BTOメーカー系 ―― コスパとカスタマイズの自由度が魅力
マウスコンピューター / ドスパラ / パソコン工房 / FRONTIER / TSUKUMO / SEVEN / サイコム
初心者がパソコンメーカーを選ぶときのポイント
具体的なメーカーの紹介に入る前に、初心者の方がパソコンメーカーを選ぶときに意識しておきたいポイントを押さえておきましょう。ここを理解しておくだけで、メーカー選びがぐっとラクになります。
BTOメーカーと大手メーカーの違いを知っておく
パソコンメーカーは大きく「BTOメーカー」と「大手メーカー」の2種類に分けられます。BTOは「Build To Order(受注生産)」の略で、注文を受けてから組み立てるスタイルのメーカーです。マウスコンピューターやドスパラなどがこれにあたります。パーツの構成を自分で選べるため、必要のない機能を省いて価格を抑えたり、逆に特定の性能だけ強化したりといった柔軟な買い方ができるのが最大のメリットです。
一方、大手メーカーはHP・Dell・Lenovo・富士通・NECなどの完成品を販売するメーカーのこと。あらかじめ構成が決まっている分、購入時に細かいことを考える必要がなく、箱から出してすぐ使えるという安心感があります。サポート体制が充実している傾向があるのも、初心者にはうれしいポイントです。
チェックしておきたい5つの基準
メーカーを比較するうえで、初心者の方に特に見てほしい基準は次の5つです。
❶ コストパフォーマンス…同じ性能でどれだけ安く買えるか。BTOメーカーが総じて強い分野です。
❷ サポート体制…電話対応の時間、チャットサポートの有無、修理の速さなど。初心者ほど重視すべき項目です。
❸ 品揃え・ラインナップ…自分の用途に合ったモデルが見つかるかどうか。ゲーム用、仕事用、持ち運び用など目的によって選択肢は変わります。
❹ カスタマイズの自由度…メモリ・ストレージ・GPUなどを自分で選べるかどうか。BTOメーカーならではの強みです。
❺ 信頼性・評判…長年の実績があるか、ユーザーの評価はどうかなど。特に初めての購入では安心できるメーカーを選びたいところです。
BTOメーカー系 ―― コスパとカスタマイズの自由度が魅力
BTOメーカーは、ユーザーの注文を受けてからパソコンを組み立てて販売するタイプのメーカーです。自分の用途に合わせてCPUやメモリ、グラフィックボード、ストレージなどを細かく選べるのが大きな特徴で、不要な機能を省くことで大手メーカーの同等スペック品と比べて数万円単位で安く購入できるケースも珍しくありません。
「カスタマイズなんて難しそう」と思うかもしれませんが、最近のBTOメーカーは初心者向けの構成済みモデルも充実していますし、電話やチャットでのサポートも手厚くなっているので、そこまで身構える必要はありません。むしろ、コスパを重視するなら最初にチェックしておきたいのがこのBTO系です。
1. マウスコンピューター
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★★★ |
| 品揃え | ★★★★★ |
| カスタマイズ | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ 非常におすすめ |
BTO系メーカーの中でも、初心者への総合的なおすすめ度ではNo.1だと思っています。テレビCMなどでご存じの方も多いかもしれませんが、マウスコンピューターはBTOパソコンの国内シェアでトップクラスのメーカーです。長野県の飯山工場で製造される「国内生産」という安心感に加え、価格帯もエントリーモデルからハイエンドまで幅広くラインナップされています。
特筆すべきはサポート体制の充実ぶりで、24時間365日の電話サポートに対応しているのはBTOメーカーとしてはかなり珍しい存在です。購入前の相談窓口もあるので「まだ何を買えばいいか分からない」という段階でも気軽に問い合わせできます。72時間以内の修理完了を目標に掲げている点も、万が一のトラブル時に心強いポイントです。
製品ラインナップとしては、一般向けの「mouse」シリーズ、ゲーミングPCの「G-Tune」、クリエイター向けの「DAIV」、法人向けの「MousePro」などがあり、用途別に探しやすいのも好印象。セールも頻繁に開催されているので、タイミングが合えばさらにお得に購入できます。
2. ドスパラ
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★★★★ |
| カスタマイズ | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ 非常におすすめ |
秋葉原発祥の老舗PCショップで、創業30年以上の歴史があります。特にゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」の知名度は抜群で、ゲーム用PCを探しているなら必ず候補に入ってくるメーカーです。プロゲーマーやeスポーツチームとのコラボモデルも数多く展開していて、ゲーミングPC分野では常にトレンドの最前線にいる印象です。
ゲーミングに限らず、一般向けの「Magnate」「THIRDWAVE」シリーズやクリエイター向けの「raytrek」も価格競争力が高く、10万円前後の価格帯で探しているなら選択肢が非常に豊富です。出荷の早さにも定評があり、即日出荷に対応しているモデルもあるので「すぐに届いてほしい」という方にも向いています。
サポート面では、通常の延長保証に加えて「セーフティサービス」という月額制の保証プランが用意されており、自分のうっかりミスによる故障も保証対象になるのがユニークなポイント。全国に実店舗があるので、実機を見てから買いたいという方にもおすすめです。
3. パソコン工房
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★★★ |
| 品揃え | ★★★★☆ |
| カスタマイズ | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ 非常におすすめ |
BTOメーカーの中でも特に「対面サポート」に強みがあるのがパソコン工房です。全国に70店舗以上の実店舗を展開しており、これはBTOメーカーとしてはトップクラスの店舗数。購入前に実機を見たい方はもちろん、購入後に不具合があった場合にも店舗に持ち込んで修理してもらえるので、「何かあったときに直接相談したい」という初心者の方には特に向いています。
コールセンターも24時間365日対応しており、電話サポートの面でもマウスコンピューターに引けを取りません。価格帯としてはエントリーモデルが充実していて、テレワーク用や学生向けのリーズナブルなモデルが見つけやすいのが特徴です。予算を抑えたい方にとっては頼もしい存在でしょう。
一般向けの「STYLE∞」、ゲーミングの「LEVEL∞」、クリエイター向けの「SENSE∞」など、用途別にブランドが分かれているので選びやすいのもポイント。クリエイター向けでは映像制作・音楽制作・デザインといった用途別に細かくモデルが分かれているので、仕事で使いたい方にもおすすめです。
4. FRONTIER(フロンティア)
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★☆☆ |
| 品揃え | ★★★★☆ |
| カスタマイズ | ★★☆☆☆ |
| 初心者おすすめ度 | ○ コスパ重視ならアリ |
ヤマダ電機グループ傘下のBTOメーカーで、とにかくセール時の安さに定評があります。毎週金曜に更新される「週替わりセール」や、季節ごとの大型セールでは、同スペックの他社製品と比較して数万円安いモデルが出ることも珍しくありません。「同じ性能なら1円でも安く買いたい」という方にはかなり魅力的な選択肢です。
山口県の工場で1台ずつ組み立てており、国内生産ならではの品質管理も強み。法人向けは標準で3年保証がつくなど、サービス面も着実に強化されてきています。最新パーツへの対応も素早く、GeForce RTX 5000シリーズやRadeon RX 9000シリーズ搭載モデルもいち早くラインナップに追加される傾向にあります。
ただし注意点もあって、カスタマイズの自由度は他社と比べるとかなり控えめ。セール品はほぼ構成が固定されています。また、人気モデルは在庫が限られていて売り切れが早く、納期もやや長め(1〜2週間程度)になることがあるので、急ぎの方は注意が必要です。
5. TSUKUMO(ツクモ)
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★★★☆ |
| カスタマイズ | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ○ バランスの良い選択 |
ヤマダ電機グループのBTOメーカーで、秋葉原のPCパーツ専門店として長い歴史を持つブランドです。パーツ単体での販売にも強く、自作PCユーザーからの信頼も厚いメーカーですが、BTOパソコンのラインナップも年々充実してきています。
ゲーミングPCブランドの「G-GEAR」が主力で、品質を重視したパーツ選定としっかり冷える筐体設計が評価されています。エントリークラスからリーズナブルな価格帯の製品が揃っているほか、一般向けパソコンの「eX.computer」シリーズではノートPCも3万円台から選べるので、低予算で探している方にも対応しています。
家電量販店グループに属しているため延長保証が手厚いのも特徴で、万が一のときの修理対応に安心感があります。また、RazerやMSIなど他メーカーのゲーミングPCも取り扱っているので、「いろんなメーカーをまとめて比較したい」という場合にも便利です。
6. SEVEN(セブン)
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
| サポート | ★★★☆☆ |
| 品揃え | ★★★☆☆ |
| カスタマイズ | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | △ 中〜上級者向け |
BTO各社の中でも屈指のカスタマイズ性を誇るのがSEVENです。デスクトップパソコン専門のメーカーで、PCケースの種類が非常に豊富なため「見た目にもこだわりたい」という方には特に魅力的。ゲーミングPCの「ZEFTシリーズ」は静音ケースや水冷仕様のモデルも選べるなど、自分だけの1台を作り込める楽しさがあります。
ウィークリーセールや日替わりセールを常時開催しているほか、当日出荷モデルも用意されていてスピーディに手に入るのもポイント。ただしノートPCの取り扱いがないこと、知名度の面では上位メーカーに及ばないことなど、初心者向けとしては少しハードルが高い部分もあります。パーツの知識がある程度ある方や、デスクトップPCのカスタマイズを楽しみたい方にはおすすめです。
7. サイコム(Sycom)
| コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★★☆☆ |
| カスタマイズ | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | △ 品質重視の方向け |
「安さ」よりも「品質」を追求するBTOメーカーです。パーツの相性チェックや冷却設計にとことんこだわっていて、静音性・安定性では業界トップクラスの評価を受けています。こちらもSEVEN同様デスクトップ専門で、価格帯はやや高めに設定されていますが、「長く安心して使える1台がほしい」という方には間違いのない選択肢です。
カスタマイズ画面の情報量が多く、各パーツの特徴が丁寧に解説されているので、BTO初心者でも「自分が何を選んでいるのか」を理解しながらカスタマイズできるのは地味に嬉しいポイント。ゲーミングPCの「G-Master」、クリエイター向けの「Lepton」、プレミアムモデルの「Premium-Line」など、目的に応じたブランド展開もあります。
大手メーカー系 ―― 安心のブランド力とサポート体制
ここからは、完成品を販売する大手パソコンメーカーを紹介していきます。BTOメーカーと比べると価格はやや高くなる傾向がありますが、その分ブランドの信頼性やサポートの手厚さ、デザインの完成度などに強みがあります。
「パソコンに詳しくないから、信頼できるメーカーで安心して買いたい」「トラブルのときに手厚いサポートを受けたい」という方は、大手メーカーから選ぶのが無難でしょう。特に国内メーカーは日本語でのサポートが充実しており、初期設定やソフトの使い方まで丁寧に教えてくれるところもあります。
8. HP(エイチピー)
| コストパフォーマンス | ★★★★☆ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ 非常におすすめ |
世界シェアでトップクラスのアメリカの大手パソコンメーカーです。初心者にもおすすめしやすい理由は、ラインナップの幅広さとデザイン性の高さにあります。エントリーモデルの「HP」シリーズは5万円台から手に入り、スタイリッシュな「Pavilion」シリーズ、高性能な「ENVY」シリーズ、最上位の「Spectre」シリーズと、予算や用途に応じて段階的に選べるようになっています。
デザインの洗練さは大手メーカーの中でもトップレベルで、特に薄型軽量の「OmniBook」シリーズは所有欲を満たしてくれる仕上がり。ゲーミングPCの「OMEN」シリーズも性能・デザインともに評価が高いです。
公式オンラインストアでは頻繁にセールやクーポン配布を行っているので、定価より大幅に安く購入できるタイミングが多いのも見逃せません。サポート面も手厚く、日本語での電話サポートに加えてLINEでの問い合わせにも対応しています。
9. Dell(デル)
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★☆☆ |
| 品揃え | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ○ コスパ重視ならおすすめ |
テキサスに本社を置くアメリカの大手メーカーで、世界的にも非常に高いシェアを持っています。Dellの最大の魅力はコストパフォーマンスの高さ。直販モデルを中心に、同スペックの他メーカー製品と比べてかなり安い価格設定になっていることが多いです。
エントリーモデルの「Inspiron」は手頃な価格で普段使いに十分な性能を備えていて、初めての1台としては非常に選びやすいシリーズ。プレミアムモデルの「XPS」はアルミ削り出しの洗練されたデザインが特徴で、性能面でも申し分ありません。ゲーミングPCの「ALIENWARE」はハイエンドゲーマー御用達のブランドとして根強い人気があります。
セールの頻度が非常に高く、特に新生活シーズンや年末年始は大幅値引きが期待できます。一方で、電話サポートは海外オペレーターにつながることがあり、日本語でのやり取りにややストレスを感じるケースもあるようです。サポートを重視する方はその点だけ留意しておくとよいでしょう。
10. Lenovo(レノボ)
| コストパフォーマンス | ★★★★★ |
| サポート | ★★★☆☆ |
| 品揃え | ★★★★★ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ○ 予算を抑えたい方に |
中国発の世界最大手パソコンメーカーで、2005年にIBMのPC事業を買収して以来、急速にシェアを拡大してきました。IBMから引き継いだ「ThinkPad」は、ビジネスノートPCの代名詞とも言える存在で、キーボードの打ちやすさと堅牢性では今でもトップクラスの評価を受けています。
個人向けでは「IdeaPad」シリーズが手頃な価格で人気があり、3〜5万円台のモデルも揃っているため「とにかく安くパソコンを手に入れたい」という方には有力な選択肢です。ゲーミングPC「LOQ」「Legion」シリーズも価格競争力が高く、2026年現在もコスパ系ゲーミングPCの定番ブランドとして評価されています。
公式ストアのセールではクーポン併用でさらに安くなることが多く、価格面では最強クラス。ただし電話サポートの対応がやや不評な声も見かけるので、手厚いサポートを求める方はマウスコンピューターやパソコン工房、富士通などを検討した方がよいかもしれません。
11. 富士通(FMV)
| コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ |
| サポート | ★★★★★ |
| 品揃え | ★★★★☆ |
| デザイン | ★★★☆☆ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ サポート重視なら最有力 |
パソコンのサポートという点では、国内メーカーの中でも群を抜いているのが富士通です。電話サポートで「ソフトの使い方が分からない」「初期設定の方法を教えてほしい」といった操作面の質問にも丁寧に対応してもらえるのは、初心者にとって非常に大きな安心材料になります。パソコンに慣れていないご家族へのプレゼントとしても選ばれることが多いメーカーです。
現在はLenovo傘下にありますが、設計やデザインは引き続き国内で行われています。「FMV LIFEBOOK」シリーズのモバイルノートは軽さに定評があり、1kg以下のモデルも複数ラインナップ。持ち運びが多い方にもおすすめです。
価格面は正直なところ、他メーカーと比べるとやや高め。ただし公式ストアでは学割や各種クーポンが用意されているので、定価のまま購入するのではなく、セール情報をチェックしてから買うのがおすすめです。
12. NEC(LAVIE)
| コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ |
| サポート | ★★★★★ |
| 品揃え | ★★★★☆ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ◎ 初めての1台に安心 |
国内パソコン市場で長年トップクラスのシェアを誇る老舗メーカーです。現在はLenovo傘下ですが、日本向け製品の企画・設計は国内で行われており、日本のユーザーに合わせたモノづくりが続けられています。
「LAVIE」ブランドで展開されるノートPCは、エントリーモデルから高性能モデルまで幅広く、画面サイズも13〜16インチまで選択肢が豊富。家電量販店での取り扱いも多いので、実機を見てから購入を決められるのもメリットです。サポート体制は富士通と同様に手厚く、パソコンの初期設定から使い方の相談まで対応してもらえます。
コスパの面では海外メーカーやBTOに比べると見劣りしますが、その分「安心して使える」という付加価値は高い。パソコンにあまり詳しくない方が初めて購入する場合や、ご家族に贈る場合には、富士通と並んで最有力の選択肢になるでしょう。
13. dynabook(ダイナブック)
| コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
| サポート | ★★★★★ |
| 品揃え | ★★★☆☆ |
| デザイン | ★★★★☆ |
| 初心者おすすめ度 | ○ ノートPC重視の方に |
元は東芝のパソコンブランドだったdynabook。現在はSHARP(鴻海傘下)の子会社として運営されていますが、日本市場向けのノートPCとしては長い歴史と実績を持つブランドです。特にモバイルノートPCの分野では根強い人気があり、軽量モデルの完成度は非常に高いものがあります。
モバイルノートだけでもスペック違いで複数のシリーズが用意されていて、用途に合わせて細かく選べるのが特徴。家庭向けの大画面モデルも揃っており、動画視聴やオンライン学習にも活用しやすいラインナップです。サポート面では電話相談に加え、使い方の手引書が充実しているのもパソコン初心者にはありがたいポイント。
14. VAIO(バイオ)
| コストパフォーマンス | ★★☆☆☆ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★☆☆☆ |
| デザイン | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | △ デザイン・品質重視の方に |
ソニーのPC部門から2014年に独立し、現在はノジマの子会社として運営されているメーカーです。最大の特徴は、設計から製造、サポートまですべて日本国内で完結している「純国産」のモノづくり。長野県安曇野市の工場で1台1台丁寧に作られており、品質へのこだわりは圧倒的です。
デザイン面では、ノートPCを開くとキーボードがわずかに持ち上がる独自設計が打ちやすさと排熱を両立しており、実用性と美しさを兼ね備えています。価格帯はやや高めですが、「所有する喜び」を感じられるモノづくりが好きな方や、国産であることに価値を感じる方には魅力的な選択肢です。ラインナップはノートPC中心で、モデル数は控えめですが、その分1つひとつの製品に力を入れている印象を受けます。
15. Apple(MacBook)
| コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
| サポート | ★★★★☆ |
| 品揃え | ★★☆☆☆ |
| デザイン | ★★★★★ |
| 初心者おすすめ度 | ○ Apple製品と揃えるなら |
ここまで紹介してきたメーカーはすべてWindows搭載PCですが、Appleだけは独自のmacOSを搭載したMacBookシリーズを展開しています。iPhoneやiPadを使っている方なら、AirDropでファイルを簡単にやり取りしたり、iCloudでデータを自動同期したりといった連携の快適さは大きな魅力です。
自社開発のApple Siliconチップ(M4シリーズ)は省電力性能に優れており、MacBook Airでバッテリー駆動18時間を超えるモデルもあるなど、外出先での使い勝手は抜群。動画編集や音楽制作といったクリエイティブ作業との相性も良好で、Final Cut ProやLogic Proといった純正アプリの完成度も高いです。
ただし注意点として、macOSはWindowsとはソフトの互換性がないため、会社や学校でWindows専用のソフトを使う必要がある場合は要確認です。また、製品ラインナップはMacBook Air / MacBook Proの2種類とシンプルなので、選択肢は限られます。サポートは全国のApple Storeや正規サービスプロバイダで受けられるため、対面サポートの充実度は高いです。
まとめ|初心者タイプ別おすすめ早見表
最後に、初心者の方がパソコンメーカーを選ぶ際のタイプ別早見表をまとめておきます。自分がどのタイプに近いかを考えてみてください。
| あなたのタイプ | おすすめメーカー |
| とにかくサポートが手厚いところがいい | マウスコンピューター、富士通、NEC、パソコン工房 |
| コスパ最優先!安くて性能の良いPCがほしい | ドスパラ、FRONTIER、Lenovo、Dell |
| ゲーミングPCがほしい | ドスパラ(GALLERIA)、マウス(G-Tune)、パソコン工房(LEVEL∞) |
| デザインがおしゃれなPCがいい | HP、VAIO、Apple |
| 国産・品質重視で長く使いたい | VAIO、Panasonic(レッツノート)、サイコム |
| iPhoneやiPadと連携して使いたい | Apple(MacBook) |
| 自分だけの1台をカスタマイズしたい | SEVEN、サイコム、マウスコンピューター |
パソコンは決して安い買い物ではないので、焦って決めるのではなく、まずは自分の使い方や予算をはっきりさせることが大切です。「ネットサーフィンと動画視聴がメイン」「仕事で使うから安定性が大事」「ゲームをがっつり楽しみたい」など、使い方によって最適なメーカーは変わってきます。
もし迷ったら、まずは各メーカーの公式サイトを覗いてみてください。最近はどのメーカーも「用途別おすすめ」「初心者向けガイド」といったコンテンツを充実させているので、サイトを見ているうちに自分の求めるものが見えてくるはずです。
この記事が、あなたのパソコン選びの参考になれば幸いです。
