皆さんこんにちは!今回は初心者の方向けに、パソコンの中心的なパーツであるCPUについて、価格帯や性能別に詳しくご紹介していきたいと思います。
CPUとは
CPUとは、「Central Processing Unit」の略で、パソコンの中枢を担う代表的な装置です。パソコンというのは内部で様々な計算をしてアプリを起動したり画面を表示したりしているのですが、その計算の大部分を担当しているのがこのCPUというパーツになります。
パソコンの中心というだけあって、パソコンの性能も大半がこのCPUの性能に依存することになりますから、パソコン選びにおいてCPUの種類を見ておくことは当然重要になってきます。
CPUの選び方
じゃあどうやって選べばいいの?ということで、パソコンに搭載されているCPUの種類と選び方を簡単にご紹介します。
現在パソコンのCPUを発売しているメーカーは、大きく分けて「インテル」と「AMD」の2社があります。
それぞれ性能ごとにCPUの名前を分けていて、インテルは「Celeron」、「Pentium」、「Core」という3つのブランド、AMDは「Ryzen」という製品ラインナップを展開しています。
それでは、製品ごとの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
価格を抑えたエントリーモデル「Celeron」・「Pentium」
CeleronとPentiumの特徴は、「低価格」と「省電力」という点にあります。価格が安い分、Coreシリーズなどに性能的には劣りますが、ネットの閲覧やメールなど日常的な用途には十分な処理能力を備えているので、性能をあまり重視せず価格を抑えたい人にはおすすめの製品となっています。
価格:4000円~10000円
性能を重視したマルチコアCPU「Core」シリーズ
複数の計算を分担して行うマルチコアという仕組みで性能を高めたインテルCPUの上位機種です。Coreシリーズの中でもi3からi9という種類に細かく分けられています。
Core i3:コストパフォーマンス重視の低価格CPU
Core i3は、Coreシリーズの中では低価格版という位置づけで、性能と価格のバランスが取れた構成となっています。仕事や学校の課題などで複数のソフトを使用する人、動画視聴やビデオ通話などで使いたい人におすすめです。
価格:8,000~20,000円
Core i5:マルチタスク対応のミドルクラスCPU
Core i5は、Coreシリーズの中間的な位置づけで、マルチタスクや画像処理など、軽めのクリエイティブ用途にも対応可能なインテルの主力モデルとなっています。簡単な画像、動画編集をする方や、ネットや動画をサクサク見たいという方はこちらの製品がおすすめ。
価格:15,000~30,000円
Core i7:動画編集やPCゲームなど高負荷用途に対応
Core i7は、Coreシリーズの上位モデルで、3Dの映像処理や高画質な動画の編集作業など、重めの処理にも十分な性能を備えた機種となっています。PCゲームをプレイされる方や、動画編集をする機会が多い人におすすめ。
価格:30,000~55,000円
Core i9:最高性能を追求したハイエンドモデル
Core i9は、インテルの最上位グレードとなっていて、最新の技術を結集した高性能なCPUとなっています。その分値段も高いですが、最高画質でゲームをプレイしたい!という方や、4Kでの動画編集など最大限の性能を追求される方におすすめの製品です。
価格:50,000~250,000円
インテルのCPUを性能順に並べると、
Celeron < Pentium < Core i3 < Core i5 < Core i7 < Core i9 の順
性能が高いほど様々な用途に使えるが、値段も高くなる
シェア上昇中!AMDの新型CPU「Ryzen」
ここからはAMDのCPUについて紹介していきます。
CPU市場では長らくインテルの後塵を拝していたAMDが、それまでのブランドを一新して2017年から投入したCPUがこちらの「Ryzen」。Coreシリーズと同じかそれ以上の性能で低価格を実現し、急速にシェアを拡大している注目の製品です。
こちらもCoreシリーズと同様3~9まで種類が分けられているので、順番にご紹介していきたいと思います。
Ryzen 3:エントリークラスながら高性能を実現
Ryzenシリーズの中では一番下のグレードながら、Core i5と同等の性能を発揮するコストパフォーマンスが魅力のCPUです。低価格ながらゲーミング用途にも十分対応可能な性能を持っているため、幅広いユーザーにおすすめできる製品となっています。
価格:12,000~20,000円
Ryzen 5:様々な用途に対応、AMDの主力モデル
映像処理やゲーミングなど多様な用途を高い水準でこなすRyzenの中間グレードです。こちらもコスパの良さは同様で、一般的な用途であれば性能不足で困ることはないでしょう。特に10万円前後のミドルクラスPCでは有力な選択肢となる製品です。
価格:15,000~30,000円
Ryzen 7:上位グレードでは圧倒的な存在感
ゲームや動画編集が中心のハイエンド向け用途で年々シェアを拡大しているRyzenの上位モデル。高性能と省電力を両立し、ノートパソコンなどにも搭載しやすくなっている点が大きな特徴です。予算に余裕のある方には個人的にも特に一押しの製品です。
価格:30,000~50,000円
Ryzen 9:スペック重視のコアユーザー向け
現時点での最高の性能を求める方にはこちらのRyzen 9がおすすめ。このレベルになると基本的には最新のゲーム用途が中心になると思います。こうした最上位グレードは技術の結集でもあるので、技術の進歩の最先端を見たい!という新しいもの好きの人にもぜひ購入してほしい製品です。
価格:50,000~100,000円
AMDのCPUを性能順に並べると、
Ryzen 3 < Ryzen 5 < Ryzen 7 < Ryzen 9 の順
インテル製と比べてAMDの方が全体的に価格は安め
プロフェッショナル向けCPUの「Xeon」と「Ryzen Threadripper」
このほか、コア数を増やして業務用向け、クリエイター向けに特化したCPUでインテルの「Xeon」とAMDの「Ryzen Threadripper」があります。
高度な映像処理や大規模シミュレーションなどを行うワークステーションやなどに採用され、高い性能を発揮するプロ向けのモデルとなっています。
非常に高額で個人の用途では性能を持て余してしまうため基本的に一般PCに搭載されることはほとんどありませんが、4K動画の編集などを行う場合は優位性を発揮できるためこちらを検討しても良いと思います。
価格:100,000円~
コストパフォーマンスの高いパソコンが欲しい方へ
パソコンを購入する際、多くのメーカーがあってどこで購入するか悩むことが多いですよね。
国産メーカーで品質や性能を重視したいけど、価格もできるだけ安いものが欲しい…
そんな方におすすめなのが、マウスコンピューターというメーカーです。
- コストパフォーマンスの高さ
- 国内生産(MADE IN JAPAN)の信頼性
- 用途に合わせて選べる豊富な製品ラインナップ
- 業界トップクラスの手厚いサポート
マウスコンピューターの製品は長野県飯山市にある工場での完全国内生産(MADE IN JAPAN)で、そのコストパフォーマンスの高さから年々シェアを伸ばしているPCブランドです。
同社は東証スタンダード市場に上場しており、JPX日経400指数にも採用されているなど、大手PCブランドが次々と海外メーカーに買収されている中、国内独立系のパソコンメーカーの中ではトップクラスの信頼性を誇っています。
サポート面も業界トップクラスの充実度で、24時間、365日の電話サポートに対応しており、急なトラブルが起こった際も安心です。
サポートセンターも国内に2箇所設けており、外資系に見られるような海外のコールセンターで対応されてしまうような心配もありません。
ノートパソコン、デスクトップパソコンともに幅広いラインナップが揃っており、用途別でも一般向け、ゲーミング、クリエイター、ビジネスなど自分に合った製品が選べるようになっています。
価格も非常にリーズナブルで、一般向けなら6万円台から最新のノートパソコンを購入することができます。
また、ですのでぜひ一度チェックしてみてくださいね。 当サイトの下記バナー限定で特別価格モデルも販売中
CPUのよくある質問
Q. 一番コスパの良い価格帯は?
A. 性能と価格のバランスで言うと、3万円前後の製品が優れています。ミドルクラスCPUは各社が一番力を入れている価格帯なので、価格競争が激しく製品のラインナップも豊富です。また、ミドルクラスを超えてくると価格の割に性能を発揮できる用途がゲームや動画編集などに限られてくるため、高い性能が自分にとって必要かどうかの見極めも大切です。
Q.ゲームをするならどの製品がいい?
A. 基本的には「Core i5」か「Ryzen 5」以上のCPUをおすすめします。また、ゲームを快適にプレイするためにはグラフィックボードというパーツも必要になるため、こちらもあわせてパソコンに搭載する必要があります。
グラフィックボードについてはこちらの記事で解説しています↓
予算と用途に応じて最適なCPUを選ぼう!
今回は様々なCPUを紹介させていただきましたが、パソコン選びでは自分の用途に合った製品を吟味することが大切です。ゲームを全くプレイしないのに一番上位のグレードを購入しても宝の持ち腐れになってしまいますし、逆に動画編集がしたいのにエントリークラスを購入すると動作が重すぎて使えないという事態にもなりかねません。
自分がパソコンで何をしたいのか、どのようなことに使いたいのかを整理して、予算も加味したうえで製品選びを行いましょう。その際はこの記事の内容もぜひ参考にしていただければと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!