今やどんなビジネスにも欠かせないアイテムとなっているパソコンですが、調べてみると個人のビジネス用途や法人向けPCの情報は意外に少なかったのでまとめてみることにします。
ビジネス向けのPCも昔と違い多様化してきていますから、用途と予算に応じて最適な製品を選びたいですよね。今回は、おすすめのビジネス・法人向けPCメーカー10社を特徴ごとに比較していきたいと思います。
一般のパソコンとビジネス用パソコンの違い
ビジネス用途のパソコンは、その名の通りビジネス(仕事)での利用が想定されているため、付属のソフトやサービスが最低限に抑えられています。そのため、高い性能を要求される場面には向かない反面安い価格で購入でき、複数台の導入に向いているという特徴があります。
また、近年ではビジネス向けのハイスペックPCの需要が高まってきているため、画像処理やデザイン、プログラミングなどITの専門職で利用できるような高性能PCも数多く販売されています。その場合も一般向けに比べて拡張性を抑えて価格を下げているといったパターンが多くなっています。
大手メーカー系
国内外の大手電機メーカーのパソコンは機能性やデザイン性の高さが大きな特徴で、薄型・軽量のノートPCなど独自の技術力を生かした製品が多数揃っています。長年の実績から信頼性も高くビジネス用途では定番の選択肢です。
Lenovo
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ノートPCの導入を考えている方に特におすすめのメーカーがこちら。ハイスペックかつコストパフォーマンスの高い製品が数多く揃っているため幅広いシチュエーションで利用可能となっていて、特に国内生産のThinkPadは軽量で持ち運びにもかなり便利です。実用性を兼ね備えたスタイリッシュなデザインも大きな魅力。
レノボ最大の特徴はやはり価格に対する性能の高さです。同様の性能で比べた場合国内メーカーより安価に購入できるため予算を抑えたいという場合にもおすすめ。長年に渡って世界的に販売の実績があり信頼性も○。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「ThinkPad」「ThinkBook」「IdeaPad」などを展開しています。また、レノボでは法人を対象に特別価格で購入できる法人専用ストアも用意されているため、購入を検討されている方は事前にチェックしておきましょう。
管理人コメント
ThinkPadブランドの知名度と圧倒的な価格の安さで多くのユーザーからの支持を獲得している海外の大手メーカーです。ビジネス向けなら10万円以下で十分な性能のパソコンが購入できるためコスパ重視の方には特におすすめ。
NEC
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国内で高いシェアを誇る言わずと知れた大手メーカー。企業向けから官公庁、教育機関など幅広い分野で利用されており、その品質は折り紙付きです。安価でスタンダードなPCから高性能のハイエンドPCまで豊富なラインナップで、分かりやすいシンプルな構成が特徴。購入後のサポートも充実しており万人におすすめできるメーカーとなっています。
NECはノートパソコンとモニター一体型のオールインワンPCが特に充実しているので、省スペースでのパソコン利用に最適です。日常的な使い勝手の良さを重視した製品が多く普段からパソコンの利用頻度が高い場合にもおすすめ。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは、「LAVIE Nシリーズ」「LAVIE PMシリーズ」があります。全シリーズを通してフレームが目立ちにくい狭額縁液晶のスッキリとした見た目を採用。国内生産による徹底した品質管理で信頼性を高めています。
管理人コメント
オーソドックスなラインナップと長年の実績で万人におすすめのPCメーカー。海外系のメーカーと比べると価格はやや高めですが、サポートや保証面などが手厚いためパソコンに詳しくない方でも安心して購入できます。
富士通
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NECに次いで法人向け国内シェア2位の大手PCメーカー。ビジネス向けにも多機能なPCを販売しており、ハイエンドの価格帯が充実している印象です。短納期モデルや直販モデルなども用意されているので、即納希望の場合もすぐに対応してもらえます。シンプルながら差し色を使ったオシャレなデザインも魅力。
デスクトップパソコンのラインナップも比較的豊富で、同じ場所に固定してパソコンを使うという場合はこちらがおすすめ。国内メーカーはほとんどが売れ筋のノートパソコンにシフトしてきているためデスクトップの選択肢としても貴重な存在です。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「LIFEBOOK UHシリーズ」「LIFEBOOK AHシリーズ」「ESPRIMO」シリーズがあります。ノートパソコンでは薄さや軽さなど携帯性を重視した製品が多く頻繁に持ち運ぶユーザーの方におすすめ。
管理人コメント
国内メーカーの中では比較的価格が安く性能も高い実力派の大手メーカーです。個人的なイチオシは世界最軽量PCのUHシリーズ。13.3型のサイズで600g台という驚異的な軽さを実現し、出先での使用にもぴったりなモバイルノートパソコンです。
パナソニック
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ビジネス向けノートPC「レッツノート」で幅広いユーザーからの人気を誇る国内大手メーカーのパナソニックです。持ち運びに便利なコンパクトな本体に加え、高い耐久性や長時間駆動などに定評があり、質実剛健な実用性の高さが特徴の製品となっています。
また小型PCながら機能性が高く、外部出力のHDMI端子やDVDドライブ、LANコネクターを備えるなど様々な周辺機器に対応している点は大きな魅力。高解像度Webカメラも搭載し、出先での使用はもちろんテレワークにもおすすめです。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップはクラムシェルタイプ(通常の折りたたみ式のノートパソコン)の「LV / SVシリーズ」と、2in1タイプ(液晶が360度回転するタイプのノートパソコン)の「QV / RZシリーズ」が展開されています。
管理人コメント
ビジネス向けパソコンに特化した機能性重視の大手メーカーです。価格は20万円台と少し高めですが、仕事での使いやすさを重視した性能の高さや駆動時間の長さ、圧倒的な耐久性など多くの強みがありクオリティを求める方には最適な製品。
HP
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ここ数年で販売台数を大きく伸ばしてきているアメリカのPCメーカー、ヒューレット・パッカードです。ビジネス向けでは超小型PCから一体型PCまで個人用と遜色のない品ぞろえの豊富さが大きな魅力です。また、低価格のデスクトップが充実しているので据え置き型でもおすすめできるメーカーです。
シンプルながらスタイリッシュなデザインがHPの大きな特徴で、ビジネス向けとは言っても見た目もある程度重視したいという方におすすめ。自宅での使用やプライベートとの兼用パソコンとしても活躍できます。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「Spectre」「ENVY」「Pavilion」「EliteBook」などを展開しています。また安く買いたい方は旧モデルや在庫処分品などのワケあり製品ををお得に購入できる台数限定のアウトレット品も狙い目。
管理人コメント
上品でスタイリッシュな見た目が特徴の大手海外メーカーです。パソコンとの同時購入でMicrosoft Officeが大幅割引となるなどビジネスユーザーにも嬉しい取り組みが多数。性能重視の方にはハイエンドビジネスPCの「EliteBook」がおすすめ。
ASUS
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台湾に本社を構える新進気鋭の大手パソコンメーカーASUSです。PCの基盤の役割を担うマザーボードの世界シェア1位、ノートパソコンの出荷台数も世界で第2位を誇るなど品質の高さと価格の安さを両立した高コスパ製品が多くのユーザーから支持されているメーカーです。
デザイン性にも優れ、シンプルながらスタイリッシュな外観はオフィスワークにも最適です。ビジネス用途とはいえ人に見られるものですから見た目にもこだわりたいという方も多いと思います。軽量で携帯性の高い製品も多く積極的に持ち運びたくなること間違いなし。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「ZenBook」「VivoBook」「ExpertBook」を展開しています。また自宅使用の場合はオールインワンパソコンの「Zen AiO」や省スペースPCの「Miniシリーズ」なども選択肢の一つ。
管理人コメント
機能性の高さでワンランク上のビジネスライフを求める方におすすめのメーカーです。特にExpertBookはビジネス向けPCとして非常に完成度が高く14インチで870gの世界最軽量クラスと携帯性も抜群。自信を持っておすすめできる一台です。
DELL
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ビジネス向け多機能PCの先駆けとして知られるアメリカのPCメーカー。近年は個人向けに力を入れてきている印象も強いですが、法人向けでも世界的に高いシェアをキープしています。HPと違い海外でのサポートとなる場合があるので、サポート面をそれほど気にしないという方であれば価格の面でも有力な選択肢になるメーカーと言えます。
DELLは海外メーカーの中では比較的デスクトップパソコンのラインナップが豊富なので、コストパフォーマンス重視のデスクトップ派の方にもおすすめ。自社製のモニターも販売しているためセット購入も可能となっています。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「XPS」「Inspiron」「Vostro」などを展開しています。国内出荷と海外出荷の製品で納期の違いが大きく、海外出荷の場合は2週間以上かかることもあるので購入前に納品までの日数を確認しておきましょう。
管理人コメント
価格面・性能面ともに高水準の大手海外メーカー。タブレットとしても使えるテレワーク向けの2in1パソコンに力を入れている点が大きな特徴。他にも在宅向けモニターやドッキングステーションなどビジネス用途を意識した製品が数多く揃っています。
BTOメーカー系
受注生産で自分好みのPCを購入できるBTOパソコンを中心に扱うメーカーです。カスタマイズ性が高く、リーズナブルな価格で性能の良い製品を購入できるという点が大きな特徴。近年はBTO系もテレワークなどのビジネス向けに力を入れてきているのでコスパ重視の方はこちらがおすすめ。
マウスコンピューター
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品質の高さと圧倒的なコストパフォーマンスで近年急速にシェアを広げている大手BTOメーカーです。24時間365日対応可能な電話サポートが大きな特徴で、高い評価を受けています。ビジネス向けでは、堅牢性を高めた防塵耐衝撃設計のノートパソコンが人気。多くの企業や教育機関への導入実績もあり、初めての方でも安心して利用できるショップとなっています。
ビジネスユーザーには「MousePro」という専門のブランドを展開。価格帯もミドルクラスからハイスペックまで幅広く、総じて大手メーカーより安価な価格設定が魅力的です。自分好みにパーツをカスタマイズできる点も嬉しいポイント。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「mouse」「MousePro」などを展開しています。安価なエントリーモデルから業務用・ワークステーションまで幅広くカバーしている点がポイント。また他メーカーの中でもデスクトップパソコンのラインナップがかなり充実しています。
管理人コメント
自分の用途に応じて過不足ない構成を選んで購入したいという方におすすめのメーカーです。デスク周りをスッキリ見せる超小型PCや連続駆動20時間超のノートPCなど用途別に特化したコンセプトモデルも多数。
ドスパラ
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独立系の大手BTOパソコンメーカーです。ノートパソコン・デスクトップパソコンともにビジネスユースに適したオーソドックスな製品がラインナップされています。特にデスクトップパソコンは省スペースモデルやグラフィックボード搭載モデルなどバリエーションが豊富です。
ノートパソコンでは5~10万円前後、デスクトップパソコンでは5~15万円前後の価格帯の製品が高コスパでおすすめ。製品によってはカスタマイズも可能となっているため自分好みにパーツを増設したいというニーズにも対応しています。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップはデスクトップ型の「Monarch・Magnate」、ノートパソコンの「THIRDWAVE」を展開。ライトユーザー向けの初期設定代行サービスや月額保証プランなどオプションサービスの選択肢も充実しています。
管理人コメント
普段使いからオフィスワークまで幅広いシチュエーションで違和感なく使用できるシンプルなデザインが特徴のメーカーです。全メーカーの中でも比較的納期が早く、急な故障などですぐにパソコンが欲しいという方にもおすすめ。
TSUKUMO
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ヤマダ電機傘下の国内PCショップ大手。ビジネス向けではピンポイントの用途を抑えたラインナップが特徴で、画像解析向け、デジタルコンテンツ向け、設計業務向けなど、コアなニーズに応えた品ぞろえとなっています。
ノートパソコンではエントリークラスの製品が3万円台からとライトユーザーにも嬉しい価格設定が魅力。反対にデスクトップパソコンではワークステーションと呼ばれる高性能PCが特に充実しています。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「eX.computer」「ALMO」などを展開しています。またRazerやMSI、GIGABYTEなど海外メーカー製のパソコンも取り扱っているため幅広い選択肢の中からから購入することができます。
管理人コメント
全メーカー中でトップクラスの価格の安さを誇る中堅BTOメーカーです。特にエントリークラスのノートパソコンでは新品で3万円台から製品が用意されているため、2台目のサブPCを検討されている方にもおすすめ。
パソコン工房
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パソコン工房はお手頃な価格帯のパソコンが特に充実しているメーカーです。ノートパソコンで4万円台から購入できる製品もあり、予算に余裕がない場合や台数をそろえたい場合にもおすすめ。またテレワークや学習向けなどジャンルごとにモデルが用意されている点も魅力。場所を取らないコンパクトな省スペースPCにも強みがあり、使い勝手の良さもなかなかです。
BTO系メーカーの中ではビジネス向けパソコンのラインナップが豊富で、性能や価格、大きさなど様々な要素から自分にあった製品を選ぶことができます。パーツカスタマイズの幅も広く使い勝手の良いメーカーです。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップは「STYLE∞」「SOLUTION∞」などを展開しています。また大手メーカー系の中古パソコンや再生品など割明日で購入できる製品も多数揃っているため目当ての製品がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
管理人コメント
ビジネス向けに強みを持ち全国に70店舗を構えるBTOメーカー。パソコン本体の幅広い品揃えはもちろんオフィスワークに便利な周辺機器なども取り扱っているためテレワーク環境の導入にもおすすめできるメーカーです。
FRONTIER
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カスタマイズ性の高いBTOショップの中でも特にミドルクラス以上の価格帯が充実しているショップです。デスクトップ、ノートパソコンともに無駄のないシンプルな構成でコスト面を抑えたラインナップが特徴。性能やパーツ構成にこだわりたいけどできるだけ予算は抑えたいという方におすすめです。
ビジネス向けPCの中でも高性能な製品を購入したい場合に最適なメーカー。動画編集や画像処理など映像関連のタスクを行う方向けのグラフィックボードを搭載したパソコンも多数揃っています。
ビジネス向けパソコンの製品ラインナップはデスクトップ型の「Cシリーズ」やノートパソコンの「X/L/Nシリーズ」などを展開しています。営業・プレゼンツールとしてリーズナブルなWindowsタブレットやAndroidタブレットも購入可能。
管理人コメント
BTO系の中でも高性能パソコンに力を入れているメーカーです。動画編集や3Dモデリングなどで使えるグラフィックボード搭載のパソコンが欲しいという方におすすめ。セールの頻度が高いので割引対象となっているの製品を狙うのもあり。
(評価項目について)
知名度 | 実店舗の数やブランドの実績、広告露出等の多さ。 |
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コストパフォーマンス | 価格と性能のバランス。価格が安く性能の高い製品の多さ。 |
カスタマイズ | パーツのカスタマイズ時に選べるパーツの豊富さ。 |
品揃え | メーカー全体で選べるPCの種類の豊富さと納期の早さ。 |
サポート | カスタマーサポートの受付時間やサポート方法の種類の豊富さ(電話・メール・LINEなど)。 |
※メーカーの掲載順はランキングではございません。
※評価内容は個人の意見・感想です。
おすすめビジネス用パソコンBest3
ノートパソコン
画面サイズ | 14型WUXGA(1920×1200) |
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CPU | Core i7-1260P |
メモリ | 16GB |
グラフィック | Intel Iris Xe グラフィックス |
ストレージ | SSD 512GB(NVMe) |
価格 | 199,800円(税込) |
画面サイズ | 14.5型3K(3072x1920) |
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CPU | Core i7-12700H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB(NVMe) |
価格 | 174,790円(税込) |
画面サイズ | 15.6型フルHD |
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CPU | Core i7-1165G7 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB(NVMe) |
価格 | 109,800円(税込) |
デスクトップパソコン
CPU | Core i5-12400 |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB(NVMe) |
価格 | 86,700円(税込) |
CPU | Core i5-12400 |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 512GB(NVMe) |
価格 | 114,800円(税込) |
CPU | Core i5-12400 |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB(NVMe) |
価格 | 86,460円(税込) |
CPUの性能比較表
CPUなどのパーツは同じシリーズでも型番が違うと性能が大きく違うなど性能を把握するのが大変ですので、「どれが高性能な製品なのか手っ取り早く知りたい!」という方のために主要な製品の性能を比較した表を作成しました。
こちらの表はベンチマークと呼ばれる性能評価ソフトを用いて算出された数値をもとに作成していますので、各パーツの相対的な性能差を確認する際の参考にしていただければと思います。
CPUのベンチマークスコア
CPU |
PassMark ベンチマークスコア |
Core i9-14900 | |
Core i9-13900 | |
Core i7-14700 | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900 | |
Core i7-12700 | |
Core i5-14400 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 | |
Core i3-14100 | |
Core i3-13100 | |
Core i3-12100 | |
Celeron G6900 | |
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Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 9 5900 | |
Ryzen 5 7600 | |
Ryzen 7 5800 | |
Ryzen 5 5500 | |
Ryzen 3 4300G |
基本的には新しく発売されたもの(型番の数字が大きいもの)ほど性能が高くなっていきます。例えば第14世代のCore i7-14700と第12世代のCore i7-12700を比較すると、同じCore i7でも30%以上の性能差があることがわかります。
また、2022年に発売された第12世代のCore i3-12100はこの表の中では比較的下位に位置していますが、2019年発売の第9世代のCore i7-9700(スコア:13294)を上回る性能を備えています。このように、同じ名称でも実際の性能は型番によって大きく異なる場合があります。
このあたり少しややこしいのですが、できれば購入予定の製品がどれくらいの性能を備えているのかおおまかに把握しておきましょう。
ビジネス用パソコンの選び方
まず大きく分けて、据え置き型のデスクトップパソコンと、持ち運べるノートパソコンの2種類から選ぶことになります。デスクワーク中心で持ち運ぶ必要のない場合はデスクトップ、社内の別の場所や外に持ち出す可能性がある場合はノートパソコンを選ぶと良いと思います。
また、ノートパソコンを選ぶ場合は本体の重量も考慮に入れると良いでしょう。場所を選ばず仕事ができるようなワークスタイルであれば軽量のもの、基本は机に固定で使う場合は重量よりもスペックや価格を重視するのがおすすめです。
詳しい解説はこちら↓
パーツの選び方
CPU
CPUはパソコンの性能の大部分を決める中心的な役割を担うパーツです。CeleronやAtom、Core・Ryzenといった製品があります。
参考までに用途別の目安を紹介すると、ネットの閲覧やビデオ通話、簡単なOfficeソフトの使用程度であればCore i3もしくはRyzen 3。長時間の作業やオフィスワーク、複数のOfficeソフトの同時使用などに使いたい場合はCore i5もしくはRyzen 5。学校や企業などでデータ解析や動画の編集などを行う場合や予算に余裕がありあらゆるシーンで快適に使用したいという場合はCore i7もしくはRyzen 7を選択することをおすすめします。
Celeron・Atomなどの廉価版のCPUは価格が安いものの性能もそれなりに低いため、予算の問題で購入せざるを得ない場合以外は基本的にCoreシリーズかRyzenシリーズを選択しておきましょう。
メモリ
CPUの処理に必要なデータを一時的に保存するパーツで、高度な計算や複数の処理を行う場合に必要となるパーツです。容量が多ければより多くのマルチタスクをこなすことができますし、容量が不足していると一度に複数の作業を行った際にパソコンの速度が低下します。
目安としては、ネットの閲覧やメールのやりとりなどライトユースで使用する場合は4GB以上、複数のOfficeソフトやビデオ通話をしながらのネット閲覧などマルチタスクで使用することがある場合は8GB以上、クリエイティブ系の編集ソフトなどを使う場合は16GB以上をおすすめします。
ストレージ
文書や画像など、ユーザーのデータを保存するためのパーツです。現在パソコンのストレージにはHDDとSSDの2種類が存在します。
新しい規格であるSSDの方が読み書きのスピードが早くパソコンの動作が快適になるため基本的にはこちらをおすすめします。ネックとなっていたHDDとの価格差も年々縮まってきているためよほどの理由がない限りはSSDを選択しておいて問題ありません。
ストレージの容量は、特に大きなデータやアプリなどを保存することがない場合は250GB、画像や動画、文書などのデータ(特に動画)をパソコンに保存する機会が多い場合は500GB以上をおすすめします。
ビジネス・法人向けPCの価格帯について
エントリークラス【~5万円】
Webサイトの閲覧やメールの送受信、簡単な文書作成ができればOKという場合は、こちらの価格帯で十分です。複雑な処理はできませんが、PCとしての基本的な機能は揃っていますから、とりあえず一通り導入したいという場合にもおすすめ。
ミドルクラス【5~10万円】
複数のオフィスソフトの使用や、動画の閲覧などビジネス一般的な利用を想定した価格帯です。レスポンスの速さなど、ある程度快適な操作性を求める場合もミドルクラスにしておいた方が無難でしょう。専門的な用途でなければスペック不足で困るということも少ないと思います。
ハイエンド【10~15万円】
デザインや設計など一般的なIT系の職種で利用される価格帯です。PCを使った業務が中心である場合もハイエンドPCがおすすめ。法人向けPCの中では高性能な製品ですから、日々の業務でストレスを感じるということはないでしょう。
ワークステーション【15万円~】
CGなどのや画像処理や高度なデザイン等専門的な研究、開発職で利用されるPCです。これらはワークステーションと呼ばれ、価格は15~100万円まで様々です。用途によって要求されるスペックも大きく異なりますので、業務に必要な性能をあらかじめ把握したうえで購入するということになります。
まとめ
というわけで、今回はおすすめのビジネス・法人向けパソコンメーカーをご紹介させていただきました。法人向けのPCは一度に複数台購入する場合も多いですから、自社での用途を把握した上で最適なPCを購入するようにしたいですよね。
ビジネス用途のPCも年々ラインナップが充実してきています。同じ価格帯のパソコンでもメーカーごとに様々な特徴がありますから、少しでもパソコン選びの参考にしていただければ幸いです。