「仕事でガシガシ使える、頼れる相棒のようなノートPCが欲しい」
そんな風に考えているなら、この「ThinkPad T14 Gen 6 AMD」は、まさに探していた1台かもしれません。
最近のノートPCは薄型化のためにメモリが基板に直付けされ、後から交換できないモデルが増えています。しかし、本機はメモリ交換・増設が可能。さらに、ユーザー自身でバッテリー交換ができる設計や、有線LANポートの搭載など、「長く使い続ける」ための機能が詰まっています。
最新のRyzen AIプロセッサーを搭載し、性能も申し分なし。この記事では、スペック詳細やユーザーの声を元に、その実力を徹底解剖します。
詳細スペックの分析とおすすめの構成
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 PRO 350 |
| メモリ | 64GB DDR5-5600MT/s |
| ストレージ | 512GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 14型 (2880 x 1800) |
プロセッサー性能:Ryzen AI 7 PRO 350 / Ryzen AI 5 PRO 340 の実力
スペック選びで迷うのがCPUですが、事務作業やWeb会議が中心ならRyzen AI 5 PRO 340(最大4.80GHz)でも十分すぎる性能を持っています。
一方で、大量のデータを扱うExcel作業や、軽い動画編集、あるいは将来的なAI機能のフル活用を見据えるなら、上位のRyzen AI 7 PRO 350(最大5.00GHz)を選んでおくと安心です。どちらを選んでも、ビジネス用途で「遅い」と感じることはまずないでしょう。
グラフィックス:内蔵GPU「Radeon 800Mシリーズ」による描画性能の向上
AMDのプロセッサーは、内蔵グラフィックスの性能が高いことでも知られています。本機にはAMD Radeon 800Mシリーズ(Ryzen AI 7なら860M、AI 5なら840M)が搭載されています。
これは専用のグラフィックボードには及びませんが、従来のビジネスノートの内蔵GPUと比較すると描画性能が大きく向上しています。簡単な画像編集や、高解像度の外部モニター出力もスムーズに行えます。
ディスプレイ選び:2.8K OLED(有機EL)とWUXGA省電力液晶の比較
ディスプレイは主に以下の2パターンから選べます。
- 2.8K OLED (2880 x 1800):圧倒的な映像美。写真や動画が鮮やかで、文字もくっきり見えます。120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、画面の動きも滑らかです。
- WUXGA IPS液晶 (1920 x 1200) 省電力モデル:バッテリー持ちを最優先するならこちら。一般的で使いやすい解像度です。
評判が良いのはOLEDモデルで、「反射防止・防汚加工」が施されているため、有機EL特有のテカリが抑えられており、ビジネスでも使いやすいと好評です。
ストレージと拡張性:M.2 PCIe-NVMe Gen4 SSDの選択肢
ストレージは高速なM.2 PCIe-NVMe Gen4 SSDを採用しています。容量は256GBから最大2TBまで選択可能です。
Gen4規格なので、PCの起動やアプリの立ち上げ、ファイルのコピーが一瞬で終わります。基本は512GBあれば十分ですが、予算に余裕があれば1TBにしておくと、数年使っても容量不足に悩まされずに済みます。
ThinkPad T14 Gen 6 AMD の主な特徴と評価される理由

最新「Zen 5」アーキテクチャのRyzen AI PROプロセッサーを採用
本モデルの最大の魅力は、心臓部に最新の「AMD Ryzen AI PRO 300シリーズ」を採用している点です。具体的には、Ryzen AI 7 PRO 350 や Ryzen AI 5 PRO 340 といったプロセッサーが搭載されています。これらは最新の「Zen 5」アーキテクチャに基づいており、処理能力が非常に高いのが特徴です。
特に注目すべきは「AI」の名がつく通り、NPU(Neural Processing Unit)を強化していること。将来的にWindowsのAI機能や業務アプリでのAI処理が増えても、スムーズに対応できるポテンシャルを持っています。重たいデータ処理もサクサクこなせるため、ストレスフリーな作業環境が手に入ります。
近年の薄型機では貴重な「DDR5 SODIMM」スロットによるメモリ増設・交換対応
「購入後にメモリが足りなくなったらどうしよう……」という不安、このモデルなら不要です。
最近の14インチPCはメモリが交換できない(オンボード)タイプが主流ですが、T14 Gen 6 AMDはDDR5 SODIMMスロットを2つ搭載しています。
つまり、購入時はコストを抑えて16GBにしておき、後から必要に応じて32GBや64GB(最大構成)に増設するといった運用が可能です。長く同じPCを使いたいユーザーや、企業のIT管理者から非常に高く評価されているポイントです。
ユーザー自身でメンテナンス可能な「バッテリー交換可能」設計
「バッテリーの持ちが悪くなったら、修理に出さないといけない」というのがこれまでの常識でした。しかし、このモデルはCustomer Replaceable Unit (CRU) という設計思想により、ユーザー自身でバッテリー交換がしやすい構造になっています。
もちろん、予備のバッテリーを持ち歩いて入れ替えるような「ホットスワップ」ではありませんが、消耗した際にメーカー修理に出してPCが手元からなくなる期間を減らせるのは大きなメリット。長く愛用するための配慮が行き届いています。
ビジネス現場で必須の有線LAN (RJ-45) と豊富なポート類を搭載
薄型化で省かれがちな有線LANポート(RJ-45)をしっかり標準搭載しています。Wi-Fiが不安定なオフィスや、セキュリティの厳しい現場でも、ドングル(変換アダプタ)なしでLANケーブルを直挿しできるのは安心感が違います。
その他にも、以下の通りポート類が充実しています。
- USB4 (Thunderbolt 4 対応) x 2
- USB 3.2 Gen 1 (Type-A) x 2
- HDMI 2.1
- オーディオコンボジャック
USB Type-CとType-Aがバランスよく配置されており、古い周辺機器も新しい機器もそのまま繋げるのが強みです。
携帯性とデザインについての考察

重量は約1.38kgから:軽さよりも堅牢性と冷却性を重視した設計
重量は約1.38kgから。最近のモバイルノートとしては「超軽量」とは言えません。しかし、これはマイナス点ばかりではありません。
軽さを犠牲にした分、筐体の堅牢性(丈夫さ)や、排熱処理のための冷却機構がしっかり作られています。持ち運びは苦にならないレベルでありながら、バッグの中で圧迫されても壊れにくい安心感があります。「軽さより丈夫さ」を重視する実用主義のデザインです。
コミュニケーションバー搭載のデザインとWebカメラのプライバシー機能
画面上部には、カメラやマイクを収めた「コミュニケーションバー」と呼ばれる出っ張りがあります。これにより、ディスプレイを開くときに指がかかりやすく、開閉がスムーズになっています。
Webカメラは500万画素と高画質で、プライバシーシャッターも完備。Web会議が終わったら物理的にカメラを塞げるので、セキュリティ面でも安心です。
Wi-Fi 7対応とモダンな通信環境への適応
通信機能として、最新規格のWi-Fi 7に対応しています。対応ルーターが必要にはなりますが、従来のWi-Fiよりも高速で遅延の少ない通信が可能です。これから数年使うことを考えると、次世代規格に対応しているのは大きなメリットです。
ユーザーの口コミ・評判から見るメリットとデメリット

良い評判:高いコストパフォーマンスと「ThinkPadらしい」打鍵感
実際のユーザーからは、以下のようなポジティブな声が多く挙がっています。
- 「動作がサクサク」:ブラウジングやアプリの起動が非常に軽く、ストレスがないという意見が多数。
- 「キーボードが打ちやすい」:ThinkPad伝統の深いキーストロークと、指に吸い付くような打鍵感は健在。「仕事の効率が上がる」と評判です。
- 「画面がきれい」:特にOLEDモデルを選んだユーザーから、反射防止加工と発色の良さが評価されています。
気になる評判:筐体の厚みや皮脂汚れの目立ちやすさについて
一方で、購入前に知っておきたい注意点もいくつか見受けられます。
- 「少し厚みがある」:最厚部で約22mm近くあるため、カバンに入れると少し存在感があります。薄さを最優先する人は注意が必要です。
- 「皮脂汚れ」:ブラックの樹脂素材(モデルにより異なる)は、手の脂などの汚れが目立ちやすいという声があります。気になる場合はこまめな清掃が必要です。
競合モデルとの比較と選び方

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 PRO 350 |
| メモリ | 64GB DDR5-5600MT/s |
| ストレージ | 512GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 14型 (2880 x 1800) |
Intel版や上位モデル(T14s)との違い
よく比較されるのが、Intel製CPUを搭載したモデルや、より薄型の「ThinkPad T14s」です。
- 対 Intel版:AMD版の方が、同等の処理性能で比較した際に価格が安い傾向にあり、コスパを重視するならAMD版が有利です。
- 対 T14s:「s」が付くモデルはより薄くて軽いですが、有線LANポートがなかったり、メモリが交換不可だったりします。「拡張性」と「有線LAN」が必要なら、迷わずこの無印T14を選ぶべきです。
結論:ThinkPad T14 Gen 6 AMD はどのようなユーザーにおすすめか
総じて、ThinkPad T14 Gen 6 AMD は以下のような人におすすめの「完成形」ビジネスノートです。
- 購入後にメモリを増設して、長くPCを使いたい人
- 有線LANポートやHDMIなど、変換アダプタなしで色々な機器に繋ぎたい人
- 最新のAI性能を備えた、コスパの良い仕事道具を探している人
- 多少の厚みよりも、頑丈さとキーボードの打ちやすさを優先する人
見た目の派手さや薄さよりも、「実用性」と「メンテナンス性」を極めた一台。仕事の相棒として、これ以上頼りになる存在はなかなかいません。
