今回はクリエイターにおすすめのノートパソコン5選をご紹介します。持ち運びに便利な軽量PCからグラフィックボード搭載のハイスペックPCまで幅広くピックアップしています。クリエイター向けPC選びで悩まれている方は参考にしていただければ幸いです。
また、パーツごとの選び方についても記事の後半で詳しく解説していますので、「パソコンの選び方がよくわからない」という方はこちらも参考にしていただければと思います。
おすすめのクリエイター向けノートパソコン5選
レノボ「Legion 5i Gen 9(83DG007KJP)」|コストパフォーマンスに優れたクリエイティブPC
ゲーミングでも併用可能な高い性能を手頃な価格で。動画編集入門にも最適。
ハイスペックの高コスパクリエイティブノートを購入したいという方にはこちらの製品がおすすめ。Legionシリーズは元々ゲーミングノートPCとして高い評価を得ていますが、その高性能CPUとGPU、高リフレッシュレートのディスプレイはクリエイティブ作業にも最適です。特にCore i7 HXプロセッサーとRTX 4060の組み合わせは、フルHD~4K程度の動画編集やRAW現像、軽めの3D制作まで幅広く対応可能。
スペックはCPUにCore i7、メモリ16GB、グラフィックボードにRTX 4060を搭載し、価格は204,820円。16型でWQXGA(2560×1600)の高解像度液晶を搭載し、リフレッシュレートは165Hzに対応とスペック面の充実度も好印象です。
画面サイズ | 16型 WQXGA(2560×1600) |
CPU | Core i7-14650HX |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB (NVMe) |
グラフィックボード | GeForce 4060 Laptop GPU |
価格 | 204,820円 |
マウスコンピューター 「DAIV R4-I7G50WT-B」|軽量・薄型で持ち運びやすいクリエイターPC
手軽に持ち運べる高性能機。場所を選ばないクリエイティブ環境を実現。
マウスコンピューターが展開するクリエイター向けPCブランド「DAIV」のハイスペックノートPCです。このR4モデルは、約1.41kgという軽量・薄型ボディに、スタイリッシュなホワイトカラーを採用している点が大きな特徴。メモリは標準で16GB搭載しており、sRGB比100%と色再現性も良好。
スペックはCPUにCore i7、メモリ16GB、グラフィックボードにGeForce RTX 4050を搭載し、価格は199,800円となっています。薄型・軽量・ハイスペックで解像度の高いクリエイターPCをお探しの方におすすめの一台。
画面サイズ | 14型フルHD(1920×1080) |
CPU | Core i7-13620H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB(NVMe) |
グラフィックボード | GeForce RTX 4060 Laptop GPU |
価格 | 199,800円(税込) |
ドスパラ「GALLERIA RL7C-R35-C5N」|手頃な価格で始める本格クリエイティブ
ゲーミングPCのノウハウを活かした、高コスパ・エントリーモデル。
GALLERIA(ガレリア)はドスパラのゲーミングPCブランドですが、RL7C-R35-C5Nはクリエイティブ用途にも十分な性能を持つエントリーモデルとして人気です。価格を抑えつつ、しっかりとしたグラフィック性能を確保したいクリエイターにおすすめの一台。
スペックはCPUにCore i7、メモリ16GB、グラフィックボードにRTX 3050を搭載し、価格は152,980円。またBTO(Build to Order)で構成をカスタマイズ可能な点もドスパラの強み。必要に応じてメモリを32GBに増設したり、ストレージ容量を増やすこともできます。
画面サイズ | 15.6型 WQHD(2560×1440) |
CPU | Core i7-13620H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 1TB(NVMe) |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 6GB LaptopGPU |
価格 | 152,980円(税込) |
レノボ「Lenovo LOQ 15IRX9(83DV00KNJP)」|クリエイターPC最安級、バランスの取れたエントリーモデル
最安級の価格設定ながらグラフィックボード搭載で快適動作。デザインも魅力的なエントリー機。
LOQ(ロック)はレノボの比較的新しいゲーミングPCブランドで、Legionよりも手頃な価格帯が魅力です。エントリークラスの価格帯ながらCPU性能が高いため、複雑な処理もスムーズです。デザインも落ち着いており、クリエイティブな現場にも馴染みやすいでしょう。
スペックはCPUにCore i5、メモリ16GB、グラフィックボードにRTX 3050を搭載し、価格は112,860円。コストパフォーマンスが非常に高く、ライトユーザーの方などまずは安くて高性能なパソコンが欲しいという方には自信を持っておすすめできる一台です。
画面サイズ | 15.6型フルHD(1920×1080) |
CPU | Core i5-13450HX |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB(NVMe) |
グラフィックボード | GeForce RTX 3050 6GB LaptopGPU |
価格 | 112,860円(税込) |
マウスコンピューター 「DAIV R6-I9G70SR-A」|プロユースにも応える高性能モバイルワークステーション
高負荷な要求に応えるパワー。本格的な制作活動を支える信頼性。
ノートパソコンでもできるだけ高解像度の画面で快適に作業したいという方にはこちらの製品がおすすめ。マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランド「DAIV」の16インチWQHD(2560×1440)液晶搭載モデルです。メモリも標準で32GBと、動画編集や3DCG制作、高画素の写真編集といった負荷の高い作業でも快適な動作を実現。
スペックはCPUに Core i9、メモリ32GB、グラフィックボードにGeForce RTX 4070を搭載し、価格は319,800円。BTOによるカスタマイズ性も高く、メモリやストレージの増設、OSのPro版への変更なども可能です。プロフェッショナルやヘビーユースを想定した、信頼性の高いモデルです。
画面サイズ | 16型 WQXGA(2560×1600) |
CPU | Core i9-13900HX |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB(NVMe) |
グラフィックボード | GeForce RTX 4070 Laptop GPU |
価格 | 319,800円(税込) |
パーツの選び方
CPU
パソコンの基本的な性能を決める重要パーツです。現在は大きく分けてインテル社のCoreシリーズとAMD社のRyzenシリーズが販売されていて、型番ごとに性能が異なります。
クリエイター向けPC | 価格重視 | バランス重視 | 性能重視 |
CPU | Core i5・Ryzen 5 以上 | Core i7・Ryzen 7 以上 | Core i9・Ryzen 9 以上 |
細かく調べるのが面倒という方はざっくりと上記のようなイメージで大丈夫です。
クリエイター向けPCの場合は最低でもCore i5・Ryzen 5以上を選択することをおすすめします。それより下のグレードになってしまうと高負荷をかけた動画編集やイラスト、3DCGソフトなどの動作が難しくなってしまいます。
また、CPUがある程度の性能を持っていないとグラフィックボードの性能を引き出すこともできないため、クリエイティブ用途であればそれなりのCPUを積んでおきましょう。
CPUに関する詳しい解説はこちら↓

メモリ
メモリは、パソコンの中で一時的にデータを記憶する領域として用いられ、メモリ容量が大きいと複数のアプリケーションを同時に開いた場合でも快適な動作を行うことができるようになります。
クリエイター向けPC | 価格重視 | バランス重視 | 性能重視 |
メモリ | 8GB 以上 | 16GB 以上 | 32GB 以上 |
クリエイティブ仕様のPCであれば基本的にどの製品もメモリ8GB以上は搭載されていると思いますので、ここが最低ラインとなります。編集作業+動画や配信など他のアプリケーションも同時に起動したいという場合は16GBを推奨します。高度な動画編集をされる方は32GB以上だとさらに余裕を持たせることができます。
ストレージ
HDDやSSDと呼ばれるパーツで、アプリケーションのデータファイルや写真、動画、音楽などのメディアファイルを保存しておく場所のことです。容量は当然大きいほうがより多くのデータを保存することができます。
また、Windowsなどのオペレーティングシステムもこちらのストレージにインストールされるため、ストレージの種類によってパソコンやアプリケーションの起動速度が変わります。
クリエイター向けPC | 価格重視 | バランス重視 | 性能重視 |
ストレージ | HDD | SSD | SSD(NVMe) |
従来の規格であるHDDと新型ストレージのSSDでは体感でも動作速度にかなりの違いが出るため、基本的にはSSDを推奨します。クリエイティブソフトの場合ストレージの速度は起動や読み込みのスピードに直結するので、最大限高速化をしたいという方はNVMe接続のSSDを選択するとさらなるスピードアップが見込めます(NVMe接続の場合はメーカーのスペック表等に明記されています。特に表記がない場合は通常のSSDとなります)。
容量に関してはクリエイター向けPCの場合500GB以上を推奨します。SSDは容量が増えるにつれて高額になってくるので、価格を抑えたい場合はSSD250GB+HDD1TBのデュアルストレージなどを選択するのもあり。
グラフィックボード
ゲームや3DCG、動画編集など画像・映像関係の処理を行う場合に必要となるパーツです。基本的には高額になるほど性能も上がります。現在はNVIDIA社とAMD社がそれぞれグラフィックボードの生産を行っています。
必要なパーツのグレードは用途によって異なりますが、動画編集を行いたい場合は編集ソフトの動作環境、PCゲームをプレイしたい場合はそのゲームの推奨環境などを確認した上で条件を満たすグラフィックボードを選択するようにしましょう。
- グラフィックボードの性能一覧
- CPU内蔵グラフィックス: イラスト制作(軽め)、簡単な写真編集程度なら可能。動画編集や3Dには不向き。
- NVIDIA GeForce RTX 3050 / 4050 Laptop GPU: 【エントリー】フルHD動画編集、イラスト制作、写真編集向け。GPU支援機能の恩恵を受けられる。
- NVIDIA GeForce RTX 4060 / 4070 Laptop GPU: 【ミドルレンジ/推奨】4K動画編集、本格的なグラフィックデザイン、軽~中程度の3DCG制作におすすめ。多くのクリエイターにとってバランスが良い。
- NVIDIA GeForce RTX 4080 / 4090 Laptop GPU: 【ハイエンド】非常に重い4K/8K動画編集、複雑な3DCGレンダリング、高度なAI処理など、最高のパフォーマンスを求めるプロ向け。
また、具体的にどの程度性能が変わるのか気になる方も多いと思いますので、いくつかのグラフィックボードでどれくらいのゲームが動くのかベンチマーク結果を記載します(Core i7使用時)。
GeForce RTX 3090(ハイエンド)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 3840×2160 | 高品質 | 81~84fps |
フォートナイト | 3840×2160 | 最高設定 | 180~187fps |
Apex Legends | 3840×2160 | 高設定 | 164~172fps |
GeForce RTX 3070(ミドルクラス)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 3840×2160 | 高品質 | 54~58fps |
フォートナイト | 3840×2160 | 最高設定 | 117~123fps |
Apex Legends | 3840×2160 | 高設定 | 122~132fps |
GeForce GTX 1650(エントリークラス)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
ファイナルファンタジー15 | 1920×1080 | 高品質 | 35~40fps |
フォートナイト | 1920×1080 | 最高設定 | 58~62fps |
Apex Legends | 1920×1080 | 高設定 | 51~59fps |
フレームレートとは?
1秒間に何枚の画像を表示できるかを示す値です。fps(frames per second)という単位が用いられます。この値が大きいほど映像がなめらかになり、低いほどカクカクになります。ゲームでは一般的に30fpsがプレイできる最低ライン、60fpsが快適にプレイできるラインとされます。
Iris Xeグラフィックス(CPU内蔵)
インテルの第11世代Coreプロセッサ「Core i7-1165G7(1185G7)」や「Core i5-1135G7」などに搭載されているCPU内蔵型のグラフィックスエンジンです。これらのCPUはグラフィック機能が強化されており、従来のグラフィックボードには劣りますがCPUのみでゲームがある程度プレイできるようになるためカジュアルにゲームを楽しみたいという方におすすめです。(表はCore i7-1165G7搭載時のスコア)
ゲームタイトル | 解像度 | 画質設定 | フレームレート |
VALORANT | 1920×1080 | 高設定 | 60~68fps |
フォートナイト | 1920×1080 | 中設定 | 46~50fps |
Apex Legends | 1920×1080 | 低設定 | 47~49fps |
詳しくはこちらの記事で解説しています↓

CPU・グラフィックボードの性能比較表
CPUなどのパーツは同じシリーズでも型番が違うと性能が大きく違うなど性能を把握するのが大変ですので、「どれが高性能な製品なのか手っ取り早く知りたい!」という方のために主要な製品の性能を比較した表を作成しました。
こちらの表はベンチマークと呼ばれる性能評価ソフトを用いて算出された数値をもとに作成していますので、各パーツの相対的な性能差を確認する際の参考にしていただければと思います。
CPUのベンチマークスコア
CPU |
PassMark ベンチマークスコア |
Core i9-14900 | |
Core i9-13900 | |
Core i7-14700 | |
Core i7-13700 | |
Core i9-12900 | |
Core i7-12700 | |
Core i5-14400 | |
Core i5-13400 | |
Core i5-12400 | |
Core i3-14100 | |
Core i3-13100 | |
Core i3-12100 | |
Celeron G6900 | |
------------------ | |
Ryzen 9 7900 | |
Ryzen 7 7700 | |
Ryzen 9 5900 | |
Ryzen 5 7600 | |
Ryzen 7 5800 | |
Ryzen 5 5500 | |
Ryzen 3 4300G |
基本的には新しく発売されたもの(型番の数字が大きいもの)ほど性能が高くなっていきます。例えば最新第13世代のCore i7-13700と第12世代のCore i7-12700を比較すると、同じCore i7でも20%以上の性能差があることがわかります。
また、2022年に発売された第12世代のCore i3-12100はこの表の中では比較的下位に位置していますが、2019年発売の第9世代のCore i7-9700(スコア:13294)を上回る性能を備えています。このように、同じ名称でも実際の性能は型番によって大きく異なる場合があります。
このあたり少しややこしいのですが、できれば購入予定の製品がどれくらいの性能を備えているのかおおまかに把握しておきましょう。
グラフィックボードのベンチマークスコア
GPU |
3DMark ベンチマークスコア |
RTX 4090 | |
RTX 4080 | |
RTX 4070 Ti | |
RTX 3090 | |
RTX 3080 Ti | |
RTX 3080 12GB | |
RTX 4070 | |
RTX 3080 10GB | |
RTX 3070 Ti | |
RTX 3070 | |
RTX 4060 | |
RTX 3060 8GB | |
RTX 3050 | |
GTX 1660 SUPER | |
GTX 1650 |
グラフィックボードの現在の最新シリーズはRTX 4000番台で、こちらについても基本は型番の数字が大きくなるほど性能が高くなっていきます。
エントリークラスのGTX 1650が2万円前後に対してハイエンドのRTX 4090は25~30万円と価格の開きが大きく、ベンチマーク上位の製品だからと簡単に決めづらいのが悩ましいところ。自分にとって必要な性能とコストパフォーマンスの見極めも大切です。
またベンチマークの細かい数値についてはテスト環境によっても差が出てくるため、あくまでそれぞれの製品を比較する際の目安として捉えていただければと思います。
パソコンに関するよくある質問
Q. スペックの決め方を手っ取り早く教えて!
A. 最低限抑えておくべきなのは、CPUとメモリ、ストレージの3つです。
細かい知識を覚えるのが面倒な方向けにクリエイター向けPCのパーツ選びに関する簡単な基準を表にしましたので、とりあえずサクッと決めたいという場合は参考にしていただければと思います。
パーツ | 価格重視 | 性能重視 |
CPU | Core i5・Ryzen 5 以上 | Core i7・Ryzen 7 以上 |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージ | SSD 240~500GB | SSD 500GB以上 |
Q. グラフィックボードは載せた方がいい?
A. 重めの映像処理には必須になってくるので、動画編集やCGソフトなどをしっかり使う予定がある方は付けておくことをおすすめします。逆にそういった用途に使わない方や簡単な画像・動画編集しかしないという場合は特に必要ないので、そのお金で別の部分をアップグレードしましょう。
グラフィックボードに関する詳しい解説はこちら↓

というわけで、今回はクリエイターにおすすめのノートパソコン5選をご紹介させていただきました。クリエイター向けノートPCは各メーカーから様々な製品が出ていてどれを買うか迷うことも多いと思いますので、パソコン購入の際の一つの参考にしていただければ幸いです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!