Lenovoの最新技術を詰め込んだ「ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Edition」。AI処理能力を飛躍的に高めたCore Ultra (シリーズ2) プロセッサーや、鮮やかな15.3型有機ELディスプレイなど、スペックを見るだけでもワクワクする内容です。
しかし、実際の使い勝手や「Aura Edition」独自の機能が本当に便利なのかは気になるところ。この記事では、詳細スペックとユーザーの声を整理し、その実力を徹底分析しました。良い点だけでなく、購入前に知っておくべき注意点もフラットな視点で解説します。
ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionの主要スペックと特徴
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V |
| メモリ | 16GB LPDDR5X-8533MT/s |
| ストレージ | 512GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 15.3型 (2880 x 1800) |
まずは、ThinkPad X9 15 Gen 1がどのようなPCなのか、公式サイトのデータをもとに基本的なスペックと特徴を整理しておきましょう。
AI処理に特化したIntel Core Ultra (シリーズ2) プロセッサー
このモデルの心臓部には、最新の「インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V(シリーズ2)」が搭載されています。このプロセッサーの大きな特徴は、AI処理専用のNPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)が非常に強力であることです。
NPU単体で最大48 TOPS、システム全体では最大118 TOPSという演算能力を持っています。これにより「Copilot+ PC」として、AIによる画像生成やアシスタント機能をスムーズに利用可能です。また、メモリがプロセッサーに統合された16GB(LPDDR5X)となっているため、データの転送速度が速く、かつ省電力性能も前世代より大幅に向上しているのがポイントです。
15.3型 2.8K OLED (有機EL) ディスプレイの仕様
画面には、一般的な液晶ではなく15.3型のOLED(有機EL)ディスプレイが採用されています。解像度は2.8K(2880 x 1800)と非常に高く、細かい文字や写真のディテールまでくっきりと表示されます。
リフレッシュレートは最大120Hzに対応しているため、Webサイトのスクロールや動画の動きがとても滑らかです。さらに、HDR600 True BlackやDCI-P3 100%の色域カバー率により、黒色はより深く、色彩はより鮮やかに表現されます。反射や指紋を防ぐコーティングも施されており、美しい画面でありながら実用性も兼ね備えた仕様と言えるでしょう。
携帯性を高める薄型アルミ筐体と接続インターフェース
ThinkPadといえば「黒くて四角い箱」というイメージがあるかもしれませんが、本機はルナグレー(またはサンダーブラック)の薄型アルミニウム筐体を採用しており、非常にスタイリッシュな印象です。15.3インチという広めの画面サイズでありながら、厚みを抑えた設計で持ち運びやすさも考慮されています。
インターフェースに関しては、以下の構成になっています。
- Thunderbolt 4 対応 USB4 ポート x 2
- USB Type-A (USB 3.2 Gen 2) x 1
- HDMI ポート
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
薄型ボディながら、従来のUSB Type-A端子もしっかり残されている点は、ビジネス用途でUSBメモリや既存の周辺機器を使う方にとって嬉しいポイントです。
ユーザーの口コミから分析するThinkPad X9 15 Gen 1の評判

スペックが高いことは分かりましたが、実際に使用しているユーザーはどのように感じているのでしょうか。ネット上のレビューや評判の傾向を分析してみました。
評価の高いポイント:OLEDの映像美と洗練されたデザイン
多くのユーザーが高く評価しているのが、やはり「ディスプレイの美しさ」です。特に2.8K OLEDの鮮明さは、動画視聴はもちろん、文字がくっきり見えるためドキュメント作成でも快適だという声が多くあります。
また、デザインについても好評です。「ThinkPadの堅牢性を持ちながら、アルミボディで高級感がある」「カフェで開いても様になる」といった意見が見られます。15.3インチというサイズ感も、「16インチほど重くなく、14インチよりも作業領域が広い」という絶妙なバランスが支持されています。
作業効率に関する評価:Copilot+ PCとしてのAI性能とバッテリー
処理性能については、Core Ultra(シリーズ2)のおかげで「動作が軽快」という評価が一般的です。特にAI処理をローカルで行う際のスピードや、複数のアプリを立ち上げた時の安定感が評価されています。
バッテリー持ちに関しても、省電力なプロセッサーと有機ELの組み合わせにより、これまでのWindowsノートPCと比較して長持ちすると感じるユーザーが多いようです。「ACアダプターを持ち歩かなくても1日の外出ならなんとかなる」という声は、モバイルユーザーにとって心強い情報です。
購入前に確認したい点:キーボード配列とポート類の構成
一方で、購入前に注意しておきたいポイントとして挙げられるのがキーボードです。ThinkPadは打ちやすさに定評がありますが、本機は一部キーの配置やサイズ(特にPage Up/Down周りなど)が従来のモデルと異なる場合があります。長年のThinkPadファンからは「慣れが必要」という意見も散見されます。
また、ポート類については「USB Type-Aが1つしかない」という点に不便さを感じる声もあります。マウスとUSBメモリを同時に使いたい場合などは、Bluetooth機器を活用するか、USBハブを用意する必要があります。
Lenovo Aura Edition独自のスマート機能とは

製品名にある「Aura Edition」とは、単なるカラーバリエーションではなく、Lenovo独自のスマート機能が搭載されていることを意味しています。ここでは主な3つの機能を紹介します。
セキュリティと集中力を自動管理するSmart Modes
「Smart Modes」は、PCが使用状況を判断して設定を自動調整してくれる機能です。
例えば「Shield Mode」では、公共の場などでVPNを自動起動したり、覗き見を検知すると画面をぼかしたりしてセキュリティを高めます。また「Attention Mode」にすると、通知を一時的にオフにして作業に集中しやすい環境を作ってくれます。自分で細かく設定を変更しなくても、PC側がサポートしてくれるのが魅力です。
スマートフォンとの連携をシームレスにするSmart Share
iPhoneやAndroidスマホとの連携を強化する「Smart Share」も便利な機能です。PCの側面にスマホをタップするような動作で、撮影した写真をすぐにPCに取り込めたり、逆にPCのデータをスマホに送ったりできます。
これまではクラウド経由やケーブル接続が必要だった作業が、ドラッグ&ドロップ感覚で行えるため、資料作成のスピードアップに繋がります。
ユーザーサポートを効率化するSmart Care
PCに不具合が起きた時、サポートに繋がるまで待たされるのはストレスですよね。「Smart Care」搭載モデルでは、専用のアプリからプレミアムなサポート窓口へスムーズにアクセスできます。
チャットや電話で専門のスタッフが対応してくれるため、トラブル解決までの時間が短縮されます。PCの操作にあまり詳しくない方にとっては、大きな安心材料となるでしょう。
ThinkPad X9 15 Gen 1はどのようなユーザーにおすすめか

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 5 プロセッサー 226V |
| メモリ | 16GB LPDDR5X-8533MT/s |
| ストレージ | 512GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 15.3型 (2880 x 1800) |
ここまでスペックと評判を見てきましたが、ThinkPad X9 15 Gen 1 Aura Editionは、以下のような方に特におすすめできる一台です。
- 移動先でも広い画面で作業したい人:15.3インチの大画面と携帯性を両立しています。
- 画質に妥協したくない人:2.8K OLEDディスプレイは、映像や写真を確認する用途に最適です。
- 最新のAI機能を使いこなしたい人:NPU搭載プロセッサーにより、CopilotなどのAI機能を快適に使えます。
- スマホとPCの連携を重視する人:Aura EditionのSmart Share機能が役立ちます。
キーボードの配列やポート数など、用途によっては工夫が必要な点もありますが、全体として非常に完成度の高い「次世代のビジネスPC」と言えます。新しいThinkPadで、快適なデジタルライフを手に入れてみてはいかがでしょうか。
