NEC LAVIE A23(2026年春モデル)は、23.8型のフルHD IPS液晶を搭載した一体型デスクトップPCです。モニター・PC本体・キーボード・マウスが全部セットで届くので、買ったその日から使い始められるのが最大の魅力。パソコン初心者の方から、家族共用の「おうちPC」として検討している方まで、幅広い層に人気があります。
この記事では、搭載CPUのベンチマークデータに基づく性能分析、実際のユーザーの口コミ・評判の傾向、同シリーズ内での比較、そして「どんな人に向いていて、どんな人には向かないのか」を率直にまとめました。購入を迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
LAVIE A23(2026年春モデル)の基本スペックと価格
2026年春モデルのLAVIE A23は、店頭販売モデル(A2375/LAB、A2355/LAB)とWeb限定カスタマイズモデル(LAVIE Direct A23)の2種類が展開されています。まずは基本スペックを整理しておきます。
| 項目 | A2375/LAB(i7モデル) | A2355/LAB(i5モデル) | Web限定(Direct A23) |
|---|---|---|---|
| OS | Windows 11 Home | Home / Pro 選択可 | |
| CPU | Core i7-1355U | Core i5-1335U | i7 / i5 / i3-1315U 選択可 |
| メモリ | 16GB(DDR5、空きスロット×1) | 8GB / 16GB / 32GB 選択可 | |
| ストレージ | SSD 約512GB(PCIe) | 256GB〜2TB 選択可 | |
| ディスプレイ | 23.8型ワイド IPS液晶(Full HD / 広視野角・高色純度) | ||
| Wi-Fi | Wi-Fi 6E(WPA3対応) | ||
| NEC Direct価格 | — | 239,800円(税込)〜 | |
店頭モデルはスペックが固定されていますが、Web限定モデルならCPU・メモリ・ストレージ・光学ドライブまで自由にカスタマイズできます。用途に合わせて無駄のない構成を組めるので、コスパを重視する方はWeb限定モデルがおすすめです。
NECというメーカー自体の特徴や評判については、以下の記事で詳しく解説されています。
→ NEC LAVIEの評判は実際どう?メリット・デメリットを徹底解説【パソコンセレクト】
搭載CPUのベンチマーク分析|Core i7-1355U / i5-1335U / i3-1315Uの実力
LAVIE A23(2026年春モデル)に搭載されるCPUは3種類。いずれも第13世代Intel(Raptor Lake-U)で、省電力と日常性能のバランスを重視した設計です。なお、独立GPUは非搭載で、グラフィックスはCPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsになります。
各CPUの主要ベンチマークスコアを、NotebookCheck、NanoReview、CpuTronicなどの海外ベンチマークサイトのデータを元にまとめました。
主要ベンチマークスコア比較
| ベンチマーク | Core i7-1355U | Core i5-1335U | Core i3-1315U |
|---|---|---|---|
| Cinebench R23 シングル |
約1,580 | 約1,540 | 約1,480 |
| Cinebench R23 マルチ |
約7,500 | 約7,100 | 約5,600 |
| Cinebench 2024 マルチ |
約430〜508 | 約400〜470 | 約300〜350 |
| PassMark CPU Mark 総合 |
約14,000 | 約13,800 | 約11,000 |
| Geekbench 6 マルチ |
約7,500〜8,900 | 約7,000〜8,200 | 約5,500〜6,500 |
※スコアは海外ベンチマークサイト(NotebookCheck、NanoReview、PassMark、CpuTronic等)の平均値・代表値を参考にしています。実機の冷却性能や電力設定により変動します。
Cinebench R23 マルチスコア 性能比較グラフ
このスコアで実際に何ができるか
Core i7-1355U(上位モデル):Office作業、Webブラウジング、動画視聴はもちろん余裕。軽めの写真編集やフルHD動画のカット編集程度ならストレスなくこなせます。シングルコア性能はデスクトップの第10世代Core i7に匹敵するレベルなので、Excelの大きなファイルを扱うような作業でも快適です。ただし、4K動画の書き出しや本格的な3Dレンダリングには力不足です。
Core i5-1335U(中位モデル):i7との差は実は小さく、日常使いではほぼ体感差はありません。PassMarkのi3-1315Uとの比較データでは、マルチスレッド性能で約20%の優位があります。コスパを考えると、多くの方にとって一番バランスが良い選択肢です。
Core i3-1315U(Web限定エントリー):6コア8スレッドとコア数は少なめですが、ネットサーフィン・メール・文書作成・動画視聴など「一般的な使い方」なら問題なし。ただ、複数の重いアプリを同時に開くとモタつきを感じる場面が出てきます。予算重視で用途が限定的な方向けです。
競合との比較:AMD Ryzen 5 PRO 7530Uと比べるとどうか
technical.cityのデータによると、Core i7-1355Uの最も近い競合はAMD Ryzen 5 PRO 7530Uで、総合性能はほぼ互角とされています。シングルコア性能ではIntel側が若干上で、マルチコア性能ではAMD側がやや有利という傾向です。一体型PCという製品カテゴリでは選択肢自体が限られるため、直接の競合は富士通のESPRIMO FHシリーズあたりになりますが、NECのLAVIE A23はHDMI入力端子を備えている点が明確な差別化ポイントです。
LAVIE A23の特長と注目ポイント
高さ調整ができる23.8型IPS液晶
LAVIE A23の画面は、高さ約411.8mm〜499.2mmの範囲で調整可能です。一体型PCでありがちな「画面の位置が低くて首が疲れる」問題に対応しており、目線に合わせて使えます。これは、角度調整しかできない競合モデルに対する大きなメリットです。IPS液晶のため視野角も広く、家族で横から覗き込んでも色味が変わりにくいのもポイント。
HDMI入力端子でマルチ画面にも対応
一体型PCとしてはかなり珍しく、HDMI入力端子を搭載しています。仕事用のノートPCを接続してサブモニターとして使ったり、Nintendo SwitchやPlayStationなどのゲーム機を繋いで大画面でプレイしたり、という使い方ができます。この柔軟性は他社の一体型PCにはなかなかない特長です。
YAMAHAサウンドシステムとDDR5メモリ
ヤマハ製AudioEngineとFR-Port低音再生技術を搭載したスピーカーは、一体型PCとしては音質にこだわっている部類です。YouTubeや映画を日常的に楽しむ方には嬉しいポイントでしょう。
また、2026年春モデルからはDDR5メモリが標準搭載になりました。最大32GBまで拡張できるので、将来的にメモリを増やしたくなったときにも対応できます。
AI機能「LAVIE AI Plus」と「Microsoft Copilot」
2026年モデルの新機能として、パソコンの使い方をAIに相談できる「LAVIE AI Plus」と、約40種類の便利なヒントを提案する「LAVIE AI Plus Hint」が搭載されています。さらにキーボードにCopilotキーが搭載され、ワンタッチでMicrosoft Copilotを呼び出せます。パソコン初心者の方にとっては、困ったときにすぐ聞ける環境があるのは心強いですね。
同シリーズ内での比較:LAVIE A23 vs LAVIE A27
NECの一体型PCにはA23(23.8型)の上位に、A27(27型)も用意されています。PDFに記載されている情報を元に比較します。
| 比較項目 | LAVIE A23(2026春) | LAVIE A27(2026春) |
|---|---|---|
| 画面サイズ | 23.8型 | 27型 |
| NEC Direct価格 | 239,800円〜 | 264,800円〜 |
| 価格差 | 約25,000円 | |
約2.5万円の差で4インチ以上大きくなるA27は、動画鑑賞や写真編集メインの方には魅力的です。ただし設置スペースもそれだけ必要になるので、デスクの広さと相談してください。省スペースを重視するならA23、画面の大きさを優先するならA27という棲み分けです。
ユーザーの口コミ・評判を徹底分析
各種レビューサイト、SNS、みん評、価格.comなどからLAVIE A23シリーズおよびNEC LAVIE全般のユーザーの声を集めて、傾向を整理しました。
良い口コミの傾向
■ 液晶の美しさ・見やすさへの高評価が最も多い声です。「液晶がとてもきれい」という評判はマイベストの検証でも裏付けられています。
■ 画面の高さ調整の便利さ。「目線に合わせられるので肩こりが減った」という声が複数あります。レビューサイトの検証でも、高さ・角度調節が可能な点が他社製品との差別化ポイントとして評価されています。
■ セットアップの簡単さ・サポートの手厚さ。ある購入者は「初期設定も大変簡単ですぐに使えました。キーボードのタッチ感覚がとても良いと感じます」と評価しています。
■ 処理速度への満足感。NEC LAVIEのユーザーからは「今までで1番処理速度が速く感じます。ストレスフリーで使えます」という声が上がっており、DDR5メモリ搭載の効果も出ていると考えられます。
ネガティブな口コミの傾向
■ 価格の高さ。これはLAVIEシリーズ全体に共通する指摘です。「スペックだけ見ると割高に見える」という声は根強くあります。ただし同時に「触ってみると納得する」という補足がつくケースも多いのが特徴的です。あるユーザーは「NEC高い。デスクはマジ高い」と率直に語っています。
■ プリインストールソフトの多さ。「余計なプログラムが多すぎます。自分で削除すればいいのでしょうが、どこまで削除して問題ないのかよくわからない」という声があります。
■ USBポートの位置。旧モデルのレビューでは「USBの挿入口が画面に向かって本体の右側にないことが不満」という指摘がありました。設置環境によっては使いにくく感じる場合があるようです。
■ サポート対応のバラつき。みん評などのレビューサイトでは、サポート窓口の対応品質に差があるという指摘も見られます。24時間365日サポート自体は高評価ですが、担当者によって当たり外れがあるのが実情のようです。
口コミから見えるユーザー像
全体的に見ると、LAVIE A23の満足度が高いのは「パソコンに詳しくないけど、安心して長く使えるものが欲しい」という層です。逆にスペックと価格を厳密に比較するような上級者からは「コスパが悪い」と映りやすい製品でもあります。NECの強みであるサポート体制や品質管理を「価格に含まれている安心料」と捉えられるかどうかが、評価の分かれ目になっています。
LAVIE A23のメリット・デメリットまとめ
メリット
✅ 23.8型IPS液晶が高画質で見やすい
✅ 高さ・角度の両方を調整でき疲れにくい
✅ HDMI入力で外部機器のモニターにもなる
✅ YAMAHAサウンドで音質が良い
✅ DDR5メモリ・Wi-Fi 6E・PCIe SSD搭載
✅ AI機能やCopilotキーで初心者にも安心
✅ 24時間365日の国内サポート
デメリット
❌ 同スペックの他社PCと比べると価格は高め
❌ プリインストールソフトが多い
❌ CPUは省電力タイプで本格的な動画編集・ゲームには不向き
❌ 独立GPU非搭載
❌ Web限定モデルの最安構成(i3/8GB/256GB)でも約24万円〜
どんな人に向いている?向いていない?
おすすめできる人
・リビングや書斎に省スペースで設置できる一体型PCが欲しい方
・パソコン初心者で、手厚いサポートが欲しい方
・ネットサーフィン、Office作業、動画鑑賞が主な用途の方
・ゲーム機やノートPCのサブモニターとしても使いたい方
・国内メーカーの安心感を重視する方
あまりおすすめしない人
・本格的なゲームや4K動画編集をしたい方(GPU非搭載のため)
・とにかくコスパ最優先で、BTOパソコンに抵抗がない方
・将来的にパーツのアップグレードを頻繁にしたい方
まとめ:LAVIE A23は「安心と快適さにお金を払える人」のための一体型PC
LAVIE A23(2026年春モデル)は、正直に言うと「スペックだけで見ると割高」です。同じCPU・メモリ構成のBTOパソコンなら数万円は安く買えます。
でも、この製品の本当の価値は「箱を開けてからすぐ使えて、困ったら24時間相談でき、画面がきれいで音も良くて、ゲーム機のモニターにもなる一体型PC」という安心感と利便性にあります。DDR5メモリやWi-Fi 6E、AI機能の搭載など、2026年モデルとしてのアップデートもしっかり行われています。
自分でPCを組んだり設定したりするのが得意な方には不要なPCかもしれません。でも、「パソコンは道具として安心して使いたい」という方にとっては、LAVIE A23は間違いなく選択肢に入る一台です。
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