パソコン工房のゲーミングブランド「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」から登場したLEVEL-M88M-225F-SSX [RGB Build]は、Intel Core Ultra 5 225FとGeForce RTX 5060 Ti 16GBを組み合わせたミニタワーゲーミングPCです。価格は274,800円(税込)からで、ブラック・ホワイトの2色展開+RGB LEDファン搭載という「映える」見た目と、フルHD〜WQHDをしっかりカバーできるゲーミング性能を両立しています。
「20万円台後半でRTX 5060 Ti 16GB搭載のBTOって、実際どうなの?」という疑問を持つ方は多いはず。この記事では、CPUとGPUのベンチマークデータを海外レビューサイトの実測値から横断的に整理し、具体的にどんなゲームがどれくらい快適に遊べるのかを掘り下げていきます。さらに、SNSやレビューサイトに寄せられたユーザーの声も集めたので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
LEVEL-M88M-225F-SSXの基本スペックと特徴
まずはこのモデルの主要スペックを整理しておきます。パソコン工房(iiyama PC)のLEVEL∞ M-Classは、コンパクトなミニタワー筐体ながらミドルタワーに匹敵する拡張性を持つのが魅力のシリーズです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home(Pro変更可) |
| CPU | Intel Core Ultra 5 225F(10コア/10スレッド、最大4.9GHz) |
| GPU | GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7 |
| メモリ | 16GB(8GB×2)DDR5 |
| ストレージ | 1TB NVMe M.2 SSD |
| チップセット | Intel B860 |
| 電源 | 750W 80PLUS BRONZE認証 |
| LAN | 2.5GBASE-T(Wi-Fiは非搭載 ※カスタマイズで追加可) |
| ケース | ミニタワー(約206×432×411mm)ガラスサイドパネル+RGB LED |
| 価格 | 274,800円(税込)〜 |
注目ポイントはRTX 5060 Tiの16GBモデルが標準搭載されている点。8GB版と比べてVRAMが倍あるため、最新の重量級タイトルでもテクスチャ品質を妥協せずに済みます。また、GDDR7メモリの採用でメモリ帯域が前世代から大きく改善されているのも見逃せないポイントです。
電源は750W BRONZE認証で、RTX 5060 Ti(TDP 150W)との組み合わせなら余裕があります。将来的なパーツ交換を考えても安心感のある容量ですね。
ケースカラーはブラックとホワイトの2色から選べます。RGB LEDファンは標準で3個(背面×1、上面×2)ですが、+2,000円で前面に2個追加して計5個にすることもできます。ガラスサイドパネルから見えるイルミネーションはかなり映えるので、デスク周りの雰囲気を大事にする人にはうれしい仕様です。
CPU「Core Ultra 5 225F」のベンチマーク性能
Core Ultra 5 225Fは、IntelのArrow Lake世代に属するデスクトップ向けCPUです。6つのP-core(Lion Cove)と4つのE-core(Skymont)で構成される10コア10スレッド仕様で、TDPは65W。3nmプロセスで製造されており、電力効率も改善されています。
Cinebench R23スコア比較
TechSpotのレビューによると、225Fのシングルコアスコアは約123pts。マルチコア性能は10コア10スレッドという構成もあり、競合のRyzen 5 7600X(6コア12スレッド)と近い水準にとどまります。以下は海外レビューサイトの実測値をもとに整理した比較です。
| CPU | シングル | マルチ | コア/スレッド |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 5 225F | 約1,830 | 約13,500 | 10C/10T |
| Core Ultra 5 245K | 約2,030 | 約17,000 | 14C/14T |
| Core i5-14600K | 約1,850 | 約17,500 | 14C/20T |
| Ryzen 5 7600X | 約1,780 | 約14,800 | 6C/12T |
| Ryzen 5 9600X | 約2,050 | 約15,200 | 6C/12T |
※スコアは TechSpot・NotebookCheck 等の公開レビューから筆者が概算値として整理。テスト環境により変動あり。
Cinebench R23 マルチコアスコア比較グラフ
マルチスレッド性能は正直なところ、前世代のi5-14600Kやライバルの7600Xと比べると見劣りします。TechSpotのレビューでも「225Fはマルチコアでやや物足りない」と指摘されています。ただし、ゲーム用途ではシングルスレッド性能のほうが重要なので、実際のフレームレートへの影響は限定的です。
具体的に何ができるかというと、ゲーム中の裏でDiscordやブラウザを開く程度なら問題ありません。ただし、ゲーム配信しながらリアルタイムエンコードをCPUでやりたい場合は、もう少しマルチ性能の高いCPU(Core i7クラスやRyzen 7 7700以上)を選んだほうが安心です。動画編集や3Dレンダリングを頻繁にする方は、カスタマイズでCPUのアップグレードを検討するのもアリでしょう。
GPU「RTX 5060 Ti 16GB」のゲーミング性能を徹底分析
このモデルの最大の武器であるRTX 5060 Ti 16GBについて、海外大手レビューサイト(Tom’s Hardware、TechSpot、KitGuru、GamersNexus)の実測データを横断的に集計しました。
3DMark Time Spyスコア比較
パソコン工房の公式ページではGPUスコア(Time Spy)として約16,045が掲載されています。複数のレビューサイトのデータとも概ね一致しており、RTX 4060 Tiから約20〜25%のスコア向上が確認できます。
| GPU | Time Spy(目安) | VRAM |
|---|---|---|
| RTX 4070 | 約17,200 | 12GB |
| RTX 5060 Ti 16GB ★ | 約15,500〜16,000 | 16GB |
| RX 7700 XT | 約14,800 | 12GB |
| RTX 4060 Ti 16GB | 約13,200 | 16GB |
| RTX 4060 Ti 8GB | 約12,800 | 8GB |
※3DMark公開結果、Overclocking.com、TechSpot等の公開レビューから筆者が整理。環境により変動あり。
Time Spy GPUスコア比較グラフ
実ゲームでのフレームレート(ラスタライズ・DLSSオフ)
Tom’s Hardware、TechSpot、KitGuruの各レビューで公開されているフレームレートの平均的な傾向を整理しました。いずれもDLSS・FSRオフ、ウルトラ相当の設定です。
| ゲームタイトル | 1080p Ultra | 1440p Ultra | 快適度 |
|---|---|---|---|
| Alan Wake 2 | 約61 fps | 約45 fps | 🟡 |
| Cyberpunk 2077 | 約75 fps | 約55 fps | 🟢 |
| Black Myth: Wukong | 約70 fps | 約48 fps | 🟡 |
| Apex Legends等の軽量FPS | 300 fps超 | 200 fps超 | 🟢🟢 |
| Assassin’s Creed Mirage | 約95 fps | 約70 fps | 🟢 |
🟢🟢=非常に快適 / 🟢=快適 / 🟡=DLSSオンで快適に
※Tom’s Hardware、TechSpot、KitGuruの公開レビューをもとに筆者が概算値として整理。CPUはRyzen 7 9800X3D等のハイエンド環境での測定が多く、本モデルのCore Ultra 5 225Fとの組み合わせでは数%低下する可能性あり。
ざっくり言えば、フルHDなら最新AAAタイトルでもほぼ60fps以上で快適に遊べる水準です。Apex LegendsやVALORANTのような軽量FPSなら300fps超も余裕なので、高リフレッシュレートモニターの性能をしっかり引き出せます。
WQHDでは重量級タイトルだとネイティブ描画で60fpsを割ることもありますが、ここで活きてくるのがDLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)です。TweakTownのレビューによると、DLSS Quality適用時に1440pで平均89→108fps程度まで引き上げられたとのこと。RTX 5060 Tiは「DLSS込みで真価を発揮するGPU」と言えます。
16GB VRAMの恩恵も大きく、Tom’s Hardwareのテストでは4K環境で8GBモデルがVRAM不足に陥るタイトルが18本中11本あったのに対し、16GBモデルは安定動作していたと報告されています。長く使うことを考えれば、16GB版を選ぶ価値は十分にあります。
ユーザーの口コミ・評判を徹底調査
LEVEL-M88M-225F-SSXはまだ登場して間もないモデルのため、この製品単体のレビューは限られていますが、同じLEVEL∞ M-Classシリーズや搭載パーツに関するユーザーの声をSNS・レビューサイト・YouTube等から幅広く集めました。
LEVEL∞ M-Classのケース・デザインに関する評判
「LEVEL∞のM-Class使ってるけど、Apexも余裕でヌルヌル!爆速で感動した」
── 20代男性・FPSユーザー(レビューサイトより)
「静音性と冷却力が想像以上。長時間の原神プレイでも熱ダレなし」
── 30代女性・RPGユーザー(レビューサイトより)
「同スペックでの価格帯はパソコン工房が追加パーツ代含めて安く、在庫があったことが最終的な決め手になりました」
── IT担当者のファーストインプレッション(ブログ記事より)
「新しい相棒届いたー レベルインフィニティはここ数年お気に入りのメーカーだったので欲しかった」
── X(旧Twitter)ユーザー
RTX 5060 Ti 16GBに関するユーザーの声
「WQHDくらいまでなら現状の重量級まで普通に通る。安く長く使いたい人向けのGPUだと感じた」
── RTX 5060 Ti 16GBユーザー(note記事より)
「5090が必要ない人にとっては、これがベストバイかもしれない。8GBモデルと迷ったけど16GBにして正解」
── RTX 5060 Ti購入者(note記事より)
口コミ傾向のまとめ
好意的な意見で多かったもの:
・パソコン工房は同スペック構成で他社より安いケースが多い
・RGB対応の新型M-Classケースは見た目の完成度が高い
・全国80以上の実店舗でサポートを受けられる安心感
・RTX 5060 Ti 16GBはVRAM容量の安心感が大きい
注意点として挙がっていたもの:
・Wi-Fiが標準非搭載(カスタマイズで追加する必要あり)
・メモリ16GBは最近のゲームだとギリギリになることがある(32GBへのアップグレード推奨の声も)
・繁忙期は納期が長くなることがある
ケースデザインと冷却性能の評価
LEVEL∞ M-Classの新型ケースは、2025年にリニューアルされたガラスサイドパネル+RGB LEDファン搭載モデルです。PC Watchのレビューでは「コンパクトでカスタマイズ性に優れる従来モデルのコンセプトを踏襲しつつ、モダンなゲーミングPCらしいビジュアルを実現」と評されています。
本体サイズは約206×432×411mmとミニタワーとしてはコンパクト。机の上にも置きやすいサイズ感です。天面・前面・底面にはメッシュダストフィルターが配置されており、取り外して手軽に掃除できるメンテナンス性の良さもポイント。サイドパネルはローレットネジ式で工具不要で着脱できます。
冷却面については、PC Watchの実機テストでサイドパネルを開放しても温度変化がなかったことから、ケース標準のエアフローで十分に冷却できていると判断できます。Core Ultra 5 225FはTDP 65Wと発熱が控えめなCPUなので、標準の空冷クーラーでも安心して使えるでしょう。
LED切り替えボタンが天面にあり、発光パターンの変更やイルミネーションの消灯も簡単にできるので、「普段は光らせて、夜は消す」といった使い分けも柔軟です。
このモデルのメリット・デメリット
メリット
1. RTX 5060 Ti 16GBの安心感。最新AAAタイトルでもVRAM不足を心配する必要がなく、DLSS 4のMFG対応でフレームレートの底上げもできます。「安く長く使いたい」というユーザーにとって、この16GBという余裕は数年先を見据えた大きなアドバンテージです。
2. 省スペースなのに映えるデザイン。ミニタワーで置き場所に困りにくく、ブラック×RGB or ホワイト×RGBの組み合わせで部屋の雰囲気に合わせやすい。
3. コストパフォーマンスの高さ。パソコン工房は同構成で他社より安い場合が多く、会員登録で送料無料・ポイント還元もあります。
4. 充実のサポート体制。24時間365日対応の電話サポートに加え、全国80以上の実店舗で直接相談・修理ができるのは大手ならではの強みです。
デメリット・注意点
1. CPUのマルチスレッド性能はやや控えめ。ゲーム用途なら問題ありませんが、配信や動画編集を本格的にやりたいならCPUのアップグレードを検討すべきです。
2. Wi-Fi非搭載。有線LANは2.5Gbps対応で高速ですが、無線接続が必要な方はカスタマイズで追加する必要があります。
3. 標準メモリ16GBは今後やや心もとない。最近のAAAタイトルやmod環境では32GBが推奨されるケースも増えてきています。購入時のカスタマイズで32GBにしておくと安心でしょう。
4. キーボード・マウス・モニターは別売。初めてゲーミングPCを買う方は、カスタマイズページで周辺機器もまとめて揃えるか、別途用意する必要があります。
どんな人におすすめ?
おすすめできる人:
・フルHD〜WQHDで最新ゲームを快適に遊びたい方
・見た目にもこだわりたい(RGB LED・ガラスパネル好き)方
・省スペースなミニタワーで置き場所を確保したい方
・BTOメーカーのサポート体制を重視する方
・コスパよくRTX 50世代を手に入れたい方
向いていないかもしれない人:
・4Kネイティブの高画質プレイを求める方(RTX 5070以上推奨)
・本格的なゲーム配信+高画質プレイを同時にしたい方(CPU強化を推奨)
・拡張性重視でミドルタワー以上のケースが必要な方
まとめ:フルHD〜WQHDゲーマーにちょうどいい一台
LEVEL-M88M-225F-SSX [RGB Build]は、「フルHD〜WQHDで最新ゲームを快適に楽しみたい」という層にドンピシャのミドルレンジゲーミングPCです。
RTX 5060 Ti 16GBは前世代RTX 4060 Tiから約20〜25%の性能向上に加え、GDDR7とVRAM倍増による将来性の高さが魅力。DLSS 4のマルチフレーム生成を使えばWQHDでも100fps超を狙える場面が出てきます。CPUのCore Ultra 5 225Fはマルチ性能こそ控えめですが、ゲームに重要なシングル性能は十分。TDP 65Wで発熱も少なく、ミニタワーとの相性が良好です。
パソコン工房ならではのコスパの良さと、全国80以上の実店舗によるサポート体制も安心材料。カスタマイズでメモリを32GBにしたり、Wi-Fiを追加したりすれば、さらに万能な一台に仕上がります。
「見た目もスペックも妥協したくないけど、予算は30万円以内に収めたい」──そんな方にとって、かなり魅力的な選択肢になるはずです。
