パソコン工房のゲーミングPC「LEVEL-M155-R45-DE4XW」が気になっているけど、実際のところ性能はどうなの?ちゃんとゲーム動くの?――そんな疑問を持ってこのページにたどり着いた方、多いんじゃないでしょうか。Radeon RX 7600搭載で11万円台という価格はかなりインパクトがありますよね。
この記事では、搭載CPUとGPUのベンチマークデータを使った性能分析、人気ゲームでのフレームレート目安、さらにSNSやブログなどに散らばっているリアルなユーザーの口コミまで、ひと通り集めて整理しました。「このPCで自分のやりたいことができるのか」を判断するための材料を、できるだけわかりやすくお伝えします。
LEVEL-M155-R45-DE4XWの基本スペックと特徴
パソコン工房が展開するゲーミングブランド「LEVELθ(レベルシータ)」から登場したLEVEL-M155-R45-DE4XWは、Ryzen 5 4500とRadeon RX 7600を搭載したミニタワーゲーミングPCです。価格は114,800円(税込)〜で、RX 7600搭載モデルとしてはかなり攻めた価格設定になっています。
LEVELθシリーズは2023年12月に誕生したコスパ特化ブランドで、「初めてのゲーミングPC」としてかなり人気が出ています。ホワイトケースにLEDファンを搭載したおしゃれな見た目も魅力ですし、アリスブルーやさくら、ミントシャーベットなど7色のLEDカラーバリエーションから選べるのもポイントですね。国内生産の安心感と、24時間対応のサポート体制も見逃せません。
パソコン工房の特徴や評判については、こちらの記事でも詳しくまとめています。
まずは基本スペックを確認しておきましょう。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home(変更可) |
| CPU | AMD Ryzen 5 4500(6コア12スレッド / 最大4.1GHz) |
| GPU | AMD Radeon RX 7600 8GB GDDR6 |
| メモリ | 8GB(8GB×1)DDR4-3200 |
| ストレージ | 500GB NVMe M.2 SSD |
| ケース | ミニタワー(強化ガラスサイドパネル・LEDファン搭載) |
| 価格 | 114,800円(税込)〜 |
注目すべきは、RX 7600搭載のゲーミングPCが11万円台で買えるという点です。2026年3月時点で、RX 7600搭載BTOパソコンの人気ランキングでも本モデルは最安値クラスとして1位に位置しています。
ただし、標準構成ではメモリが8GB×1枚(シングルチャネル)、ストレージが500GBと最低限の構成です。ゲーム用途ならメモリ16GB(8GB×2のデュアルチャネル)へのカスタマイズは必須と考えてください。ゲームをしながらDiscordやブラウザを開くと8GBではかなり厳しいですし、デュアルチャネルにすることでメモリ帯域が倍増して体感速度も変わります。
LEVEL-M155-R45-DE4XWの詳細を公式サイトで見る
CPU「Ryzen 5 4500」の性能をベンチマークで検証
Ryzen 5 4500は、2022年4月に約129ドルで発売された6コア12スレッドのデスクトップ向けCPUです。注意したいのは、2022年発売ながらアーキテクチャは「Zen 2」世代(当時の最新はZen 3)を採用している点。cpu-monkey.comによると、性能はRyzen 5 3600とほぼ同等レベルとされています。L3キャッシュも8MBと少なめで、ここが最近のCPUと比べると差がつくポイントです。
PassMark CPU Markのスコアは公式ページによると約16,186。これがどのくらいの位置づけなのか、ゲーミングPCでよく使われるCPUと比較してみましょう。
PassMark CPU Markスコア比較
| CPU | スコア | 備考 |
|---|---|---|
| Core i5-13400F | 約25,000 | 10コア16スレッド、ミドル定番 |
| Ryzen 5 7500F | 約22,500 | Zen 4世代、AM5対応 |
| Ryzen 7 5700X | 約22,000 | 8コア16スレッド、Zen 3 |
| Ryzen 5 4500(本機) | 約16,186 | 6コア12スレッド、Zen 2 |
| Core i3-12100F | 約14,500 | 4コア8スレッド |
※スコアはPassMark公開データおよび各ベンチマークサイトの参考値です。環境により変動します。
CPU性能の比較グラフ(PassMark CPU Mark)
正直に言うと、Ryzen 5 4500は2026年現在のゲーミングPCではエントリーの中でも下のほうのCPUです。Ryzen 5 7500Fと比べるとマルチスレッド性能で約28%の差がありますし、シングルスレッド性能(ゲームで特に重要)でも世代の差が出ます。
ただし、「1つの用途をこなす分にはそこまで不足感はない」というのも事実です。ゲーム単体ならRX 7600との組み合わせで極端なボトルネックにはなりにくいですが、ゲーム中にDiscordやブラウザを並行して使うようなマルチタスクは苦手と思ってください。配信や動画編集には向いていません。
GPU「Radeon RX 7600」の性能 ― フルHDゲーミングの実力
本機の目玉はやはりRadeon RX 7600です。RDNA 3.0アーキテクチャを採用した6nm製造プロセスのGPUで、VRAM 8GB GDDR6を搭載しています。AMDが「フルHDゲーミングをレベルアップするのに最適」と位置づけた製品で、前世代のRX 6600から約30%の性能向上を果たしています。
3DMark / PassMarkスコア比較
| GPU | 3DMark Time Spy | PassMark G3D |
|---|---|---|
| RTX 4060 Ti | 約13,000 | 約19,300 |
| RTX 4060 | 約10,700 | 約17,000 |
| RX 7600(本機) | 約10,782 | 約16,600 |
| RTX 3060 | 約8,700 | 約13,400 |
| RX 6600 | 約8,200 | 約13,000 |
※スコアは3DMark公式データ、PassMark公開データ、および各種レビューサイトの参考値です。
GPU性能の比較グラフ(3DMark Time Spy Graphics Score)
RX 7600はRTX 4060とほぼ互角のラスタライズ性能を持っています。3DMarkのFire Strike(フルHD)ではRTX 4060を上回る場面もあり、パソコン工房のNEXMAGでのベンチマーク記事でもRTX 4060とRTX 3060の中間に位置する結果が出ています。前世代RX 6600からは約30%のスコアアップで、同グレードとしては順当な進化です。
実ゲームではどのくらい動く?フルHDフレームレートの目安
各レビューサイトやベンチマーク検証記事のデータを総合すると、RX 7600のフルHD(1920×1080)での平均的なフレームレートは以下の通りです。
| ゲームタイトル | 画質設定 | 平均fps目安 | 快適度 |
|---|---|---|---|
| Apex Legends | 最高 | 140〜170fps | ◎ 快適 |
| フォートナイト | 高〜最高 | 100〜144fps | ◎ 快適 |
| 原神 | 最高 | 60fps(上限張り付き) | ◎ 快適 |
| FF14 暁月のフィナーレ | 最高 | 120〜150fps | ◎ 快適 |
| FF15 | 高画質 | 60〜80fps | ○ まずまず |
| サイバーパンク2077 | 高(RT OFF) | 60〜80fps | ○ まずまず |
※各種レビューサイト・ベンチマーク記事のデータを総合した参考値です。CPUやメモリ構成によりフレームレートは変動します。本機はCPUがRyzen 5 4500のため、上記よりもやや低くなる可能性があります。
フルHDで人気タイトルを遊ぶ分には十分すぎる性能です。Apex Legendsなら最高設定でも144fps前後を維持できますし、原神はフルHD最高画質で60fps上限に張り付きます。FF14ベンチマークでも「とても快適」判定が出るレベルです。
一方で、レイトレーシング(RT)性能はNVIDIA勢と比べるとやや見劣りします。RTを有効にしたいならRTX 4060のほうがDLSS対応もあって有利ですが、レイトレーシングを使わない通常のゲーミングならRX 7600はRTX 4060と同等かそれ以上のコスパを発揮します。
ユーザーの口コミ・評判を徹底分析
LEVEL-M155-R45-DE4XW自体はまだ公式サイトにカスタマーレビューが投稿されていませんが、同じLEVELθシリーズ(同じケース・同系統の構成)については多くのユーザーの声が集まっています。SNS、YouTube、個人ブログなど複数の情報源から声を集めて傾向を分析しました。
ポジティブな口コミの傾向
● 圧倒的なコスパ:同スペックで他社BTOと比較した結果、パソコン工房が追加パーツ代含めて最も安く、在庫があったのが決め手になったというユーザーの声があります。実際にドスパラやマウスコンピューターと比較検討した上で「価格面でLEVELθを選んだ」という意見は非常に多いです。
● 見た目の良さ:「ホワイトケースにLEDファンが映えてテンション上がる」「部屋のインテリアにも合う」など、デザイン面の満足度が高いです。ガラスパネル越しに見えるLEDは写真映えもしますし、7色から選べるのも好評です。
● 作りの丁寧さ:あるブロガーは「IT関連の仕事をしていてもGPU積んだPCを触る機会が少ないので動作に感動した。梱包が親切で作りが丁寧なのが好感が持てた」とレビューしています。増設用のネジやSATAケーブルまで付属している点は、他社ではコストカットされがちな部分です。
● サポートの安心感:24時間対応のサポートセンターと全国80店舗以上の実店舗網は、初めてゲーミングPCを買う人にとって大きな安心材料になっています。
ネガティブ・注意点の声
● Ryzen 5 4500の性能限界:「Ryzen 5 4500のような最低レベルのゲーム性能を持つCPUでは、RX 7600の性能を発揮できない」という指摘は複数のレビューサイトで見られます。特にフレームレートを追求するFPSタイトルでは、CPUがボトルネックになる場面があるでしょう。
● 標準メモリ8GBの不安:標準構成の8GB×1はゲーミング用途としては少なすぎます。Yahoo!知恵袋でも「一世代古いCPUやDDR5メモリではないなど、パーツに拘る方の視点で見れば物足りない部分はある」という回答がありました。
● カスタマイズ性の制限:LEVELθブランドは電源ユニットのカスタマイズができないなど、一部制限があります。将来のアップグレードを見据えるならこの点は把握しておくべきです。
● 納期に関する不満:パソコン工房全体の話ですが、モデルや時期によっては納期が長引くことがあるようです。「注文してから1ヶ月経過したが届かない」といったSNS投稿も見受けられます。本モデルは「5営業日程度」と記載されていますが、繁忙期は余裕をもって注文するのがおすすめです。
口コミから見える総合評価
総合すると、「価格の安さとデザインの良さが最大の魅力」「性能は価格なりで過度な期待は禁物」という評価に落ち着きます。特に「初めてのゲーミングPC」「できるだけ予算を抑えたい」というユーザーからの評価は非常に高く、あるレビュアーはLEVELθ全体を「ゲーム性能はそれなりだが、約11万円のおしゃれなピラーレスケースPC + 24時間サポートと考えれば妥当」と評しています。
メリット・デメリットまとめ
メリット
・RX 7600搭載で11万円台は最安値クラス
・フルHDゲーミングなら多くのタイトルが快適
・7色から選べるLEDカラーとおしゃれなケース
・国内生産+24時間サポート+全国店舗網
・会員登録で送料無料
デメリット
・CPUが旧世代Zen 2で性能は控えめ
・標準メモリ8GBは要カスタマイズ
・マルチタスクや配信には不向き
・電源のカスタマイズ不可
・WQHDや4Kには力不足
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめな人
・初めてゲーミングPCを買う人で、とにかく出費を抑えたい方
・フルHDでApex、フォートナイト、原神、FF14などを遊びたい方
・おしゃれなホワイトケースのゲーミングPCがほしい方
・大手BTOの安心サポートを重視する方
おすすめしない人
・ゲーム配信や動画編集もやりたい方(CPUが力不足)
・WQHD以上の高解像度でゲームをしたい方
・将来的に大幅なアップグレードを予定している方(AM4プラットフォーム)
・レイトレーシングやDLSSを活用したい方(NVIDIA系のほうが有利)
もしCPU性能を妥協したくないなら、同じLEVELθシリーズでRyzen 5 7500FやRyzen 7 5700Xを搭載したモデルも検討してみてください。+1〜2万円の価格差でCPU性能が大きく向上するので、予算に余裕があればそちらのほうが満足度は高いはずです。
購入時に検討したいカスタマイズポイント
このモデルを買うなら、最低限やっておきたいカスタマイズがあります。そのまま買うと快適さにかなり差が出るので、ぜひチェックしてください。
① メモリを16GB(8GB×2)に増設【最優先】
標準の8GB×1はシングルチャネルで帯域も半分。ゲームによっては目に見えてフレームレートが変わります。16GBへのアップグレードは必須です。
② ストレージの増量を検討
500GBはWindowsのOSだけで約30GB、最近のAAAタイトルは1本50〜100GBを使うので、2〜3本インストールするとすぐ埋まります。1TBへのアップグレードか、セカンドストレージの追加がおすすめです。
③ キーボード・マウスは別途用意するのがベター
付属のキーボードとマウスは最低限のものです。ゲーミング用途ならゲーミングマウスだけでも別途用意することをおすすめします。
まとめ:LEVEL-M155-R45-DE4XWは「安くて可愛い入門機」の決定版
LEVEL-M155-R45-DE4XWは、「11万円台でRX 7600が手に入る」という圧倒的な価格設定が最大の魅力です。フルHDでの人気ゲームタイトルは十分快適に遊べますし、ホワイトケース×LEDファンの見た目も所有欲を満たしてくれます。
CPUがRyzen 5 4500というのは正直に言って弱点ですが、そこを含めての11万円台という価格です。「初めてのゲーミングPCで、とにかく予算を抑えたい」「見た目も可愛いPCがほしい」という方にはドンピシャのモデルでしょう。購入時にはメモリ16GBへのカスタマイズだけは忘れずに。
もう少し予算を出せるなら、同シリーズのRyzen 5 7500F搭載モデルも視野に入れてみてください。CPU性能の差は大きいです。でも「とにかく安く、今すぐゲームを始めたい!」なら、本モデルは間違いなく2026年最強のコスパ入門機の1つです。
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