Lenovoのエントリーゲーミングノート「LOQシリーズ」に、2026年モデルとなるLenovo LOQ 15AHP11(15.3型 AMD)が登場しました。AMD Ryzen 7 250とGeForce RTX 5050 Laptop GPUを組み合わせた構成で、販売価格は¥258,225。従来モデルよりひと回り小さくなった15.3型のWUXGA(1920×1200)・165Hzパネルを採用していて、ゲームも普段使いもこれ一台でいけるバランスの良さが目を引きます。
とはいえ、「RTX 5050って実際どれくらい動くの?」「同じLOQの上位モデルや前世代と比べて何が違うの?」と気になる部分も多いはず。この記事では、搭載チップのベンチマークデータをもとに具体的にどんなゲームや作業が快適にこなせるのか、競合機種との違い、そしてSNSやレビューから集めた実ユーザーの声を総まとめで紹介します。購入の判断材料として、じっくり読んでみてください。
Lenovo LOQ 15AHP11とはどんなPCか
Lenovo LOQ 15AHP11は、レノボのゲーミングブランド「LOQ」の最新世代エントリーモデルにあたる15.3型のゲーミングノートPCです。LOQはもともと、上位ブランドのLegionで培ったノウハウを活かしつつ、ゲーミングPC入門者やライトゲーマーに向けた手の届きやすい価格帯の製品ラインとして展開されているシリーズ。その最新モデルが今回のLOQ 15AHP11というわけです。
前モデルのLOQ 15AHP10は15.6型でしたが、本機は15.3型へのサイズ変更・アスペクト比16:10化という地味に大きな変更が入っていて、縦方向の作業領域が広がっています。重量は約2.1kgと、ゲーミングノートとしては控えめ。ルナグレーの落ち着いた筐体に、RGBで光る「O」型電源ボタンが1点だけアクセントとして入ったデザインで、ギラギラしていないのでカフェや職場に持ち込んでも浮きません。
こんな人に向いています
・フルHD〜WUXGA解像度でAAAゲームを快適に遊びたい人
・ゲームもオフィスワークも動画編集もこなせる1台を探している人
・25万円前後の予算で最新世代のRTXを試したい人
なおLenovoというメーカー自体の評判や強み・弱みについてはLenovoの特徴と評判を詳しく解説した記事でまとめているので、ブランド選びから迷っている方はあわせてどうぞ。
基本スペックを整理
まずは公式直販モデルのスペックをざっくり整理しておきます。カスタマイズすればメモリを32GB、SSDを1TB、GPUをRTX 5060にも変更可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| CPU | AMD Ryzen 7 250(8コア16スレッド、最大5.10GHz) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU / 8GB GDDR7 |
| メモリ | 16GB DDR5-5600(最大32GBまでカスタム可) |
| ストレージ | 512GB SSD(PCIe NVMe Gen4 / 最大1TBまでカスタム可) |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200) IPS 165Hz / 100%sRGB / 300nit / G-SYNC対応 |
| OS | Windows 11 Home 64bit |
| 無線 | Wi-Fi 6 + Bluetooth 5.x |
| バッテリー | 60Wh(Rapid Charge Pro対応、30分で最大70%まで充電) |
| 本体サイズ | 約344.9 × 254.83 × 20.9〜23.25mm |
| 重量 | 約2.1kg |
| 販売価格 | ¥258,225(税込・送料無料) |
注目すべきは、15.3型で1920×1200のWUXGAパネルを165Hz・100%sRGBで搭載している点です。エントリークラスのゲーミングノートでこの色域と解像度を両立しているモデルは意外と少なく、ゲーム以外の画像編集や動画編集でも色の再現性を信じて使えます。
CPU「Ryzen 7 250」の実力を数字で見る
搭載CPUはAMDのRyzen 7 250。これは、少し前まで「Ryzen 7 8840U」として出ていたZen 4アーキテクチャのHawk Point世代APUを改名したものです。8コア16スレッド、最大5.1GHz、TDP28Wで、統合グラフィックスはRadeon 780M。NPUも16TOPSで内蔵されています。
Notebookcheckやlaptopmedia.comなど海外のベンチマーク集積サイトの数値をもとに、主要な競合CPUと比較してみるとこんな感じです。
Cinebench 2024 マルチコア比較
素の数値だけ見るとIntel Core Ultra 7 255HXやCore i7-14700HXといったHXクラスの高性能CPUには負けます。ただしこれらは定格TDPが55W〜の「ハイパフォーマンス向け」で、発熱も消費電力も段違い。28WクラスのモバイルCPUとして見ればRyzen 7 250のスコアはかなり優秀で、同価格帯のビジネスノート向けCPUを大きく上回っています。
具体的に何ができるかというと、フルHD動画編集のハードウェアエンコードが十数分で終わるくらいのマルチ性能があり、シングルスレッドも5.1GHzまで回るので普段使いは全域でサクサク。Adobe Premiere Proでの15分のフルHD動画エンコードが8分台で終わるレベル、とLOQ 15AHP10のレビューでも報告されています。Lightroomでの画像現像やOffice系、Zoom会議+裏でChromeタブ50枚くらいなら余裕です。
一方で、Blenderでの本格的な3DレンダリングやBlackmagic DaVinci Resolveでの4K編集など、コア数とクロックの両方を長時間絞る作業だと上位のHXクラスCPUに差をつけられます。このあたりのヘビーな使い方がメインなら、本機ではなくLegionシリーズを検討するほうが幸せです。
GPU「RTX 5050 Laptop」で何がどれくらい動くのか
GPUはNVIDIAのGeForce RTX 5050 Laptop GPU。Blackwell世代の最新エントリーチップで、CUDAコア数は2,560、メモリは8GBのGDDR7、バス幅128bit。5世代目のレイトレーシングコアとDLSS 4(マルチフレーム生成)、NVIDIA Reflex 2に対応しています。
Notebookcheckや海外メディアのレビューデータをもとに主要タイトルの実ゲーム性能を整理しました。
主要ゲームの平均FPS(1080p・高設定目安)
| ゲームタイトル | 高設定 平均FPS | 快適度 |
|---|---|---|
| Apex Legends | 約140〜165fps | 余裕で快適 |
| VALORANT | 200fps以上 | 余裕で快適 |
| Fortnite(DLSS有) | 約100〜130fps | 快適 |
| モンスターハンターワイルズ(フレーム生成有) | 約60〜75fps | 快適 |
| Cyberpunk 2077(DLSS有) | 約55〜65fps | プレイ可能 |
| Black Myth: Wukong | 約50〜60fps | プレイ可能 |
| 原神 | 120fps張り付き | 余裕で快適 |
3DMark Time Spy スコア比較
Notebookcheckの総合データによると、RTX 5050 LaptopはDLSSによるフレーム生成を除いた素の性能が、旧世代のRTX 4060 Laptopに近い水準 に位置しています。3DMark上ではRTX 4050 Laptopより少し上、RTX 4060 Laptopよりやや下というのが実情で、ひと世代前のミドルクラスと同等の絶対性能を確保しつつ、DLSS 4のマルチフレーム生成やNVIDIA Reflex 2といった新機能が使えるのが強み。
対応ゲームであればDLSS 4のフレーム生成でFPSが2〜3倍に跳ね上がるので、フルHD〜WUXGA解像度なら最新AAAタイトルも現実的に遊べます。一方、VRAMが8GBなので4K解像度や超高画質テクスチャMODは厳しいことも覚えておきましょう。
ディスプレイ・冷却・筐体の作り込み
縦長アスペクト+165Hzの15.3型パネル
ディスプレイは15.3型・1920×1200・IPS・165Hz・100%sRGB・300nitという構成。前モデルが15.6型・FHD(1920×1080)・144Hzだったので、解像度・リフレッシュレート・縦方向の作業領域がすべて底上げされています。16:10比率はブラウザやExcel、動画編集のタイムラインで縦の情報量が増えるので、普段使いが格段にラクになります。NVIDIA G-SYNCとTÜV Low Blue Light認証にも対応済み。
ただ、前モデルのLOQ 15AHP10のレビューでは「ゲーミングノートとしては応答速度がやや遅め」と指摘されていて、本機も同系統のパネルである可能性は頭に入れておくといいかもしれません。とはいえ、非光沢で100%sRGB・300nitというスペックは色の正確さと明るさのバランスが非常に良いので、ゲーム以外の用途でも不満は出にくいはずです。
Hyperchamber Coolingと側面排気なし設計
冷却システムは新設計の「Hyperchamber Cooling」を採用。新型のFalconファン・密閉型エアフロー・3D銅製パイプの組み合わせで、AIが温度と負荷をリアルタイム制御する仕組みです。Fn+Qショートカットで「静音・バランス・パフォーマンス・エクストリーム」の4モードを切り替えられます。
個人的に推したいのが側面に排気口がない設計。ゲーミングノートってキーボードの横から温風が出るモデルが多くて、マウスを持つ右手にじわじわ熱風が当たるんですよね。このモデルは背面と底面にだけ排気口があるので、マウス操作が快適です。地味ですが、長時間ゲームする人ほど効いてくる気配りです。
インターフェースと拡張性
ポート類はThunderbolt 4(Type-C/DP Alt/PD対応)×1、USB 10Gbps Type-A×1、USB 5Gbps Type-A×2、HDMI、有線LAN(RJ-45)、マイクヘッドホン・コンボジャックという構成。HDMIと有線LAN、電源コネクタが背面に集約されているので、デスクでの取り回しがきれいです。カメラ側にも物理プライバシーシャッター(電子式スイッチ)が付いていて、500万画素のWebカメラはリモート会議にも十分使えます。
拡張性についてもM.2スロットが2基、メモリもSO-DIMM×2スロットという構成で、あとからストレージを増設したりメモリをデュアルチャネル化したりできます。初期構成は16GBの1枚挿しなので、ゲームフレームレートを安定させたい人はメモリ16GB×2の構成でカスタム注文するのが個人的にはおすすめです。
同じLOQシリーズの他モデルと比較
Lenovo公式ページに並んでいる同シリーズの他モデルと比較してみます。それぞれ狙いどころが違うので、自分に合うのを探してみてください。
| モデル | 画面 | CPU/GPU | 価格 | ポジション |
|---|---|---|---|---|
| LOQ 15AHP11(本機) | 15.3型 WUXGA 165Hz | Ryzen 7 250 / RTX 5050 | ¥258,225 | 最新世代・バランス型 |
| LOQ 15AHP10 | 15.6型 FHD 144Hz | Ryzen / RTX 5050〜5060 | ¥212,245 | 1世代前の高コスパ版 |
| LOQ 15IRX9 | 15.6型 FHD | Intel Core / RTX 40系 | ¥159,830 | 最安のIntel版 |
| LOQ 15IPH11 | 15.3型 AI搭載 | Intel Core Ultra / RTX 50系 | ¥329,835 | 上位Intel版・高性能志向 |
本機LOQ 15AHP11のポジションは、「最新世代のRTX 50シリーズを積んだAMD版の標準機」です。1つ下のLOQ 15AHP10より高いですが、15.3型・WUXGA・165Hzパネルと新筐体が載ってきている分、画面まわりの快適さがはっきり違います。
一方、上位のLOQ 15IPH11は¥329,835とワンランク上の価格で、CPUがIntel Core Ultra系に変わります。予算に7万円の余裕があるなら上位機種を、「とりあえず最新世代でゲームをそれなりに遊びたい」ならLOQ 15AHP11が最適、という住み分けになります。
ユーザーの口コミ・評判まとめ

LOQ 15AHP11は新しく出たばかりのモデルなので、SNS・価格.com・レビューブログ・YouTubeなどから、同シリーズ(LOQ 15AHP10や9など、中身が近い機種)を含めた評価の傾向を整理しました。
ポジティブな声
「側面に排気口がないから、長時間ゲームしてもマウス持つ手が熱くならないのが地味に最高」
— ブログレビューより
「Luna Greyのデザインが想像以上に落ち着いていて、オフィスでも浮かない」
— SNSの投稿より
「25万円台で最新世代のRTX 5050積んで165Hzパネルは反則級のコスパ」
— 購入検討者のX投稿より
「ポートが背面に集中してるから配線がすっきりして超快適」
— YouTubeのレビュー動画コメントより
やはり「価格に対する性能」と「ゲーミングらしからぬ落ち着いたデザイン」がポジティブ評価のツートップ。ポートレイアウトやマウス周りの快適さも、実際に使った人から支持を集めています。
ネガティブな声
「メモリがシングルチャネルなので、気になるなら増設前提」
— ブログレビューより
「ディスプレイの応答速度がゲーミングとしてはやや物足りない」
— 海外レビューメディアより
「60Whrバッテリーはゲーミングノートとしてはやや心もとない」
— 価格.com掲示板の投稿より
「底面カバーが樹脂なので高級感はない、見た目はキレイだけど」
— 購入者のブログ記事より
ネガティブな声は「価格を抑えるためのコストカットが一部見える」という方向に集中。言い換えれば、その辺に目を瞑れる人にとってはかなりおいしい製品、という評価に落ち着いている印象です。
メリット・デメリットまとめ
メリット
◎ 25万円台で最新世代RTX 5050 + Ryzen 7 250 + WUXGA 165Hzの組み合わせ
◎ 100%sRGBで色域も十分、ゲーム以外のクリエイティブ用途にも対応
◎ 側面排気口なし + 背面ポート集約で配線とマウス環境が快適
◎ DLSS 4マルチフレーム生成・Reflex 2などの新機能フル対応
◎ メモリ・SSDのデュアルスロットで後から自分で増設できる
◎ Legion Ultimate Support(24時間365日のゲーミングサポート)付き
デメリット
△ 初期構成はメモリ16GB×1のシングルチャネル(デュアル化推奨)
△ SSDが512GB QLCで、容量・書き込み寿命を考えると1TBカスタムがおすすめ
△ バッテリー60Whは長時間持ち運びにはやや物足りない
△ 筐体は樹脂中心でプレミアム感は控えめ
△ 無線はWi-Fi 6止まり(Wi-Fi 6E/7非対応)
まとめ:Lenovo LOQ 15AHP11はこんな人におすすめ
Lenovo LOQ 15AHP11は、25万円台で最新世代のRTX 5050とRyzen 7 250を組み合わせた、バランス型のエントリーゲーミングノート。15.3型のWUXGA・165Hz・100%sRGBパネルと、側面排気なし&背面ポート集約というゲーマー目線のレイアウトが際立ちます。
RTX 5050の絶対性能は旧世代のRTX 4060 Laptopに近いレベルですが、DLSS 4のマルチフレーム生成を使えばフルHD〜WUXGAでAAAタイトルも現実的に遊べます。用途がフルHDレベルのゲーム+普段使い+軽めのクリエイティブ作業に収まるなら、この価格帯ではかなり競争力のある一台だと思います。
おすすめできる人
・はじめてゲーミングノートを買う大学生・社会人
・フルHD〜WUXGAで最新ゲームを快適に遊びたい人
・ゲームも仕事も動画編集も1台でこなしたい人
・RGBギラギラの見た目は苦手で、落ち着いたデザインを求める人
他の選択肢が良さそうな人
・4K解像度やVRMMOなど、高解像度&高VRAM必須の用途 → 上位Legion系
・とにかく安く、旧世代でもいいから動けばOK → LOQ 15IRX9(¥159,830)
・Intel CPU派で予算に余裕あり → LOQ 15IPH11(¥329,835)
買うかどうか迷っている方は、まずはLenovo公式の製品ページで最新のカスタマイズオプションと納期を確認してみてください。メモリを16GB×2にするか、ストレージを1TBにするか、GPUをRTX 5060にアップグレードするかで、使い勝手が大きく変わります。
なお、Lenovoの修理体制やサポート対応、他ブランドとの相性などメーカー選びの部分で気になる方はLenovoの特徴・評判まとめもあわせて読んでみてくださいね。

