2-in-1ノートPCって便利そうだけど、いざ選ぼうとすると「画面が小さい」「重い」「性能が中途半端」みたいな悩みにぶつかりがちですよね。そんななか、Lenovoから15.3型という絶妙なサイズで360°回転する新型2-in-1、「Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(15.3型 Intel)」が登場しました。最新のインテル Core Ultra 7 355(Panther Lake)を搭載し、Copilot+ PC要件もクリアしているというかなり欲張りな構成です。
この記事では、CPUのベンチマーク結果から実際のユーザーさんの口コミ、他の5iシリーズ・5aシリーズとの違いまで、購入を検討している方が気になるポイントをぎゅっとまとめました。「結局これってどういう人に向いてるの?」という疑問に答えられるよう、良いところも気になるところも隠さず書いていきますね。
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(15.3型 Intel)の全体像
まずはどんなPCなのか、ざっくりイメージを掴んでもらえるように全体像をまとめますね。このモデルはLenovoのIdeaPadシリーズに属する15.3インチのコンバーチブル2-in-1ノートPCで、360°開くヒンジを活かして「ノートPC」「テント」「スタンド」「タブレット」の4スタイルで使えます。
CPUには2026年登場のインテル Core Ultra 7 355(Panther Lake)を搭載していて、NPUは最大49 TOPSとCopilot+ PCの要件(40 TOPS以上)をしっかりクリアしています。RecallやCocreatorといったAI機能も使えるので、今からPCを買い替えるならこの水準は押さえておきたいところ。
さらにペン入力に対応していて、しかもLenovo Yoga Penが標準付属しているのも地味にうれしいポイント。他社だとペンは別売りというケースも多いので、追加出費なしでイラストやメモ書きに使えるのは良心的ですね。販売価格は¥224,840(税込・直販)から。
基本スペック一覧
まずは基本スペックをざっと見ておきましょう。細かい話はこのあと掘り下げていくので、ここではサクッと全体像を掴んでもらえればOKです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64bit(日本語版) |
| CPU | インテル Core Ultra 7 355(Pコア最大4.70GHz / LPEコア最大3.50GHz、8コア/8スレッド) |
| GPU | インテル グラフィックス(Xe3、4コア) |
| NPU | 最大49 TOPS(Copilot+ PC対応) |
| メモリ | 16GB / 32GB DDR5-5600(SODIMM) |
| ストレージ | 512GB / 1TB SSD(M.2 2242 PCIe NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS、光沢、マルチタッチ、45% NTSC、400nit、60Hz、ガラス |
| カメラ | IR + 1080p FHDカメラ(Windows Hello対応) |
| バッテリー | 3セル 60Wh(Rapid Charge Boost:15分で最大2時間駆動) |
| 電源 | 65W USB Type-C ACアダプター |
| 無線 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)+ Bluetooth |
| サイズ / 重量 | 約340.2×242×17.6mm(最薄部)/約1.77kg |
| ペン | Lenovo Yoga Pen(ルナグレー)標準付属 |
| 耐久性 | MIL-STD-810H準拠試験に合格 |
| 販売価格(直販) | ¥224,840(税込・送料無料) |
ぱっと見のポイントは、最新CPU・Copilot+ PC対応・ペン付属・400nitの明るいディスプレイがこの価格で揃うこと。15.3インチという中途半端に見えるサイズは、16:10の縦長比率と合わせると「16インチ並みの情報量を持ちつつ、横幅は15.6インチより少しコンパクト」というちょうどいい塩梅なんですよね。
処理性能・ベンチマークを徹底検証
ここからが本題の性能チェックです。新しいPanther Lake世代のCore Ultra 7 355、実際どのくらい動くのかを各ベンチマークスコアと具体的な用途に紐づけて見ていきます。
Core Ultra 7 355ってどんなCPU?
Core Ultra 7 355はインテルのCore Ultra シリーズ3(Panther Lake)に属する2026年1月発売のモバイル向けCPUです。製造プロセスはIntel 18A(いわゆる2nm世代)で、8コア8スレッド構成(Pコア4 + LPEコア4)という特徴があります。
従来のUシリーズ(Core Ultra 7 255Uなど)よりTDPが高め(最大55W)に設定できるため、冷却性能が確保できる筐体ならしっかりパフォーマンスが出るタイプですね。NPUは最大49 TOPSで、WindowsのCopilot+ PC機能(Recall、Cocreator、Live Captionなど)がローカルで動かせます。
主要ベンチマークスコア
海外ベンチマークサイト(NotebookCheck、CPU Monkey、Nanoreview、LaptopMediaなど)で報告されている代表値と、国内の計測レビューを複数参照して整理しました。
| ベンチマーク項目 | Core Ultra 7 355 スコア | 評価 |
|---|---|---|
| Cinebench 2024(マルチコア) | 約599〜636 | ミドルクラス相当 |
| Cinebench 2024(シングルコア) | 約113〜120 | 良好 |
| Geekbench 6(マルチコア) | 約10,954〜11,394 | 快適ラインを十分超える |
| Geekbench 6(シングルコア) | 約2,628〜2,724 | 体感レスポンス良好 |
| PassMark CPU Mark | 約20,000〜22,000 | ビジネス用途に十分 |
| 3DMark Fire Strike(Graphics) | 約6,324 | 内蔵GPUとしては優秀 |
| NPU AI性能 | 最大49 TOPS | Copilot+ PC要件クリア |
PassMarkスコアを他のモバイル向けCPUと並べて、バーの長さで比較したのが下の図です。
PassMark CPU Markスコア比較(高いほど高性能)
Core Ultra 7 355(本機)/ 約22,051
Core Ultra 7 258V(Lunar Lake) / 約21,388
Core Ultra 7 255H(Arrow Lake) / 約28,640
Core Ultra 7 255U(旧Uシリーズ) / 約16,000前後
Core i7-13700T(参考デスクトップ) / 約18,884
続いてCinebench 2024のマルチコアスコアも同じ形式で見てみましょう。
Cinebench 2024 マルチコアスコア(高いほど高性能)
Core Ultra 7 355(本機)/ 約599
Core Ultra 7 258V / 約576
Core Ultra X7 358H(上位H) / 約990
Core Ultra 9 386H(さらに上位) / 約1,000
このスコアだと具体的に何ができるの?
数字だけ見ても「で、何ができるの?」ってなりますよね。スコアから推測できる実用面のイメージを整理するとこんな感じです。
| 用途 | 快適さの目安 |
|---|---|
| Web閲覧・メール・Office作業 | 余裕。ブラウザのタブを大量に開いても安定しそう |
| Zoom/Teamsなどのビデオ会議 | NPUで背景ぼかしなども軽快に処理 |
| Lightroom/Canvaなどの写真編集 | RAW現像やフィルタ処理も実用レベル |
| YouTube用カット編集(FHD) | DaVinci Resolveで4K書き出しも想定内 |
| 軽めのゲーム(Minecraft・DQX等) | 中画質程度なら普通に遊べるレベル |
| 重めのAAAゲーム(サイバーパンク等) | 画質を落として60fpsがギリギリ。本格ゲーミングは不向き |
| Copilot+ PCのAI機能 | Recall・Cocreator・Live Captionを標準対応 |
まとめると、普段使いからクリエイティブ用途まで一通りこなせる「ちょうどいいハイパワー」です。本格的な動画編集の連続書き出しや3Dゲームなど、発熱を長時間伴う重作業をメインにするなら、同じCore UltraでもHシリーズ(Core Ultra 7 255HやUltra X7 358H)搭載機のほうが向いています。
ちなみにグラフィック性能はLunar Lake世代のCore Ultra 7 258Vには少し見劣りする部分があります(Fire StrikeでUltra 7 258Vは約9,095)。ただ動画視聴・画像編集・軽いゲーム程度なら体感では気にならないレベルです。
同シリーズ他モデルとの違いを比較
Lenovoの直販サイトでは、このIdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(15.3型 Intel)と一緒に、AMD版や14型モデルなど関連ラインナップも紹介されています。どれを選ぶか迷いそうなので、同系列のモデルをまとめて並べて比較してみました。
| モデル | CPU | 画面 | 価格(直販) |
|---|---|---|---|
| IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(15.3型 Intel) | Core Ultra 7 355 | 15.3型 WUXGA | ¥224,840 |
| IdeaPad 5a 2-in-1 Gen 11(15.3型 AMD) | Ryzen AI 400シリーズ | 15.3型 WUXGA | ¥189,860 |
| IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(14型 Intel) | Core Ultra 5〜7 | 14型 WUXGA | ¥184,800 |
| IdeaPad 5a 2-in-1 Gen 11(14型 AMD) | Ryzen AI 400シリーズ | 14型 WUXGA | ¥184,800 |
| IdeaPad Slim 5a Gen 11(16型 AMD) | Ryzen AI 400シリーズ | 16型(通常クラムシェル) | ¥159,830 |
この表で見えてくるのは、同じ15.3型2-in-1でもAMD(5a)とIntel(5i)で約3.5万円の差があるということ。AMD版のRyzen AI 400シリーズもNPU 50 TOPSを搭載したCopilot+ PC対応チップなので、性能はほぼ拮抗します。
じゃあ安いAMD版でよくない?と思うかもしれませんが、実はCore Ultra 7 355のほうがシングルコア性能とAI推論(Geekbench AI)で優位という特徴があります。ビデオ会議やオフィスワークで体感レスポンスが効くのはシングルコア性能なので、「日常の快適さを取るならIntel、マルチタスクやゲーミング寄りならAMD」という棲み分けになりますね。
画面の大きさで迷う方は、14型より作業領域がしっかり取れる15.3型がおすすめ。16:10比率なのでExcelやブラウザを2画面並べても窮屈になりにくいです。一方、タブレットモードで片手持ちしたい用途だと14型のほうが扱いやすいです。
なお、Lenovoというメーカー自体の特徴や評判が気になる方は、Lenovoの特徴と評判をまとめた記事も参考にしてみてください。
ディスプレイ・キーボード・ペンの使い心地
ディスプレイは明るさと作業性を両立
ディスプレイは15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS、400nit、光沢、マルチタッチ対応。縦に広い16:10比率と400nitという明るさが組み合わさっているので、屋内ならもちろん、窓際や明るい場所でも視認性はしっかり確保できそうです。
色域は45% NTSC(sRGBカバー率にすると60%前後)と、クリエイター向けの高色域パネルではないですが、一般的なビジネスや学習、動画視聴には必要十分な水準です。ガラス面なのでタッチ操作時の反応と見た目の上質感はかなり良い印象ですね。
キーボードとタッチパッドも抜かりなし
キーボードは1.3mmストローク、2段階の白色バックライト付き、テンキー付きのフルサイズレイアウトです。15.3インチの大きめ筐体らしく数字入力が多い作業でもストレスを感じにくい設計ですね。
タッチパッドは120×75mmの大型Mylar素材で、マルチフィンガージェスチャーにもばっちり対応。ピンチズームやスクロールは引っ掛かりを感じづらい仕上がりになっています。
付属のLenovo Yoga Penが意外と本気
2-in-1 PCでペンまで標準付属する機種って実はそこまで多くないんですよね。Lenovo Yoga Penは筆圧と傾き検知に対応していて、手書きメモからイラスト、PDFへの書き込みまで幅広くこなせます。
360°ヒンジでフラットに開けば、キーボードが自動的に少し持ち上がる「Drop Down 2.0」設計が効いて、タイピング姿勢も自然になります。ペン入力とタイピングの切り替えが多い人は特に恩恵を感じるはずです。
ユーザーの口コミ・評判を集約

次に、IdeaPad 5i 2-in-1シリーズや類似モデルについて、価格.com、マイベスト、note、X(旧Twitter)、YouTubeレビューコメントなどを横断的に集めて、実際のユーザーさんがどう感じているのかをまとめました。
良かったという声
「動作はサクサクで問題なく作業できる」「この価格帯でこの質感は良い」という声が代表的です(価格.com、マイベスト等より)。アルミ天板の仕上げとヒンジの剛性については、店頭で触った人からも高評価が多い印象でした。
そのほか目立つ好意的な声としては以下のようなものがありました。
| 評価ポイント | ユーザーの声(要約) |
|---|---|
| 変形の自由度 | テントモード・タブレットモードへの切り替えが自然で、シーンによって使い分けられて便利、という声が多め |
| ペンが最初から付く安心感 | 他社だと追加で7,000〜1万円かかるペンが付属するのはコスパが高いと評価 |
| ディスプレイの明るさ | 400nitは実用面で「屋内なら光の当たり方をあまり気にせず使える」という安心感につながるコメントあり |
| AI機能への期待 | 「Copilot+ PC対応で長く使えそう」「Recallの正式版が楽しみ」といった将来性への評価 |
| 国内サポートの安心感 | 米沢工場での組立や国内修理対応があるため、初めてのLenovoでも不安が少ない、との声 |
気になるという声
一方で、過去の5i 2-in-1系のレビューを見ていくと「重量が1.6〜1.77kgと重めなのが懸念点」「光沢パネルで映り込みが気になる」といった指摘が定番です。特にタブレットモードで片手持ちしたい人には重さがネックになることがあるようですね。
そのほかの気になる声は下の通りです。
| 指摘ポイント | ユーザーの声(要約) |
|---|---|
| 重量 | 1.77kg+ACアダプタで約2kg。毎日持ち歩く用途にはやや重いという指摘あり |
| ディスプレイの色域 | 45% NTSCは一般用途には十分だが、本格的な写真・動画編集には物足りないとの声 |
| Wi-Fi規格 | 最新のWi-Fi 7ではなくWi-Fi 6どまり。ルーター側と合わせたい人からは残念という声 |
| Thunderbolt非搭載 | USB Type-CはあってもThunderbolt 4やUSB4対応ではない点を惜しむ指摘 |
| 価格 | Copilot+ PCではあるが、20万円台前半はIdeaPadとしては高め、という感想 |
まとめるとポジ・ネガとも理由が明確で、「据え置き7割・持ち出し3割」くらいの使い方なら満足度は高く、毎日持ち歩く用途だと重さがボトルネックになる、という温度感の評価が全体傾向です。
メリット・デメリットまとめ
ここまでの情報を踏まえて、この機種ならではの良さと割り切りポイントを整理します。
メリット
・最新Core Ultra 7 355搭載でCopilot+ PCに正式対応、AI機能が実用レベルで動く
・15.3インチ・16:10比率で作業領域が広く、ブラウザ2画面並べても余裕
・360°ヒンジで4スタイル変形、ペンも標準付属で買ってすぐ使える
・400nitの明るいタッチディスプレイ&MIL-STD-810H準拠の堅牢性
・Rapid Charge Boostで15分充電=最長2時間駆動という実用性の高い充電速度
・Windows Hello対応IRカメラ+FHDウェブカメラでビデオ会議の質が高い
デメリット
・本体約1.77kgとモバイルノートとしては重めで、毎日持ち歩くには体力が要る
・ディスプレイ色域が45% NTSCと広くないため、色精度重視の制作には不向き
・無線はWi-Fi 6どまりでWi-Fi 7非対応
・USB-CはThunderbolt 4/USB4ではない(USB 3.2 Gen 1)ので高速外部GPU接続などは不可
・直販価格が¥224,840とIdeaPadシリーズとしては高めの部類
こんな人におすすめ/ちょっと合わないかも
おすすめできる人
・家では据え置き、出先でもたまに持ち出したい大学生・社会人
・ノートとタブレットを1台にまとめたい人、ペンでメモやイラストをしたい人
・Copilot+ PC・AI機能を今から長く使いたいと考えている人
・15.3型という作業領域の広さを重視したい人(Excelを横に広く使う、動画編集のタイムラインを広く見たい等)
・Web会議やオンライン授業が多くて、IR&FHDカメラの画質を重視する人
ちょっと合わないかもしれない人
・1.3kg以下の軽量モバイルを求める人(Yoga Slim系やThinkPad X1 Carbonのほうが向いています)
・本格的なRAW現像や映像制作で色精度を重視する人(OLED搭載機のほうが◎)
・AAAタイトルを高画質で遊びたいゲーマー(外部GPU搭載機が必要)
・とにかく安く2-in-1が欲しい人(同世代のAMD版やSnapdragonモデルのほうが安いです)
まとめ:柔軟性と最新AI性能を両立する一台
Lenovo IdeaPad 5i 2-in-1 Gen 11(15.3型 Intel)は、ひとことで言うと「最新CPUとCopilot+ PC対応を、2-in-1らしい柔軟性で味わえる据え置き寄りノート」です。
Core Ultra 7 355はPanther Lake世代として新しいアーキテクチャを採用していて、シングルコアのレスポンスとAI処理性能がしっかり出ているのが強み。普段使いはもちろん、軽めのクリエイティブワークやビデオ会議、RAW現像、FHD動画編集までこなせる実力があり、ペンが最初から付属する点も含めて、2-in-1 PCとしてのトータルバランスは優秀です。
一方で、1.77kgという重量や45% NTSCのディスプレイ、Wi-Fi 6どまりという点は割り切りポイント。ここが気にならないなら、「15.3型・360°ヒンジ・Copilot+ PC・ペン付属」がこの価格で揃う選択肢は他にほぼないと言っていいと思います。
「据え置き中心で大画面が欲しい。でもタブレットモードやペン入力も捨てたくない。しかも今から買うならAI対応は必須」——そんな欲張りな希望に、ちゃんと応えてくれる一台ですね。気になった方はぜひ直販サイトで構成を確認してみてください。
※価格は2026年4月時点の直販通常価格(税込・送料無料)です。期間限定のキャンペーンや割引は含んでいません。最新情報は公式サイトでご確認ください。

