G-GEAR White GL7J-H255B/R/CP3は、ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」から登場した、こだわりのホワイト構成モデルです。最新世代のGPUであるGeForce RTX 5070と、インテルのCore Ultra 7プロセッサーを組み合わせたハイスペックな構成が特徴で、税込26万円台という価格設定も注目を集めています。
白で統一された見た目の美しさだけでなく、液晶モニター付きの水冷クーラーや、信頼性の高いCrucial製メモリ・SSDを採用するなど、パーツ選びにも妥協がありません。この記事では、スペックや採用パーツの詳細を深掘りし、性能やコストパフォーマンスをフラットな視点で解説していきます。これから白いゲーミングPCの購入を検討している方にとって、このモデルが最適な選択肢となるか、その実力をチェックしていきましょう。
G-GEAR White GL7J-H255B/R/CP3の主な特徴と魅力
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | Intel Core Ultra 7 265KF |
| グラフィックス | GeForce RTX5070 |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
最新GPU「GeForce RTX 5070」White Editionを標準搭載
このモデルの最大の目玉は、やはりグラフィックボードに最新の「NVIDIA GeForce RTX 5070」を採用している点でしょう。しかも、ただスペックが高いだけでなく、ケースの雰囲気に合わせて「White Edition」が選定されているのが嬉しいポイントです。
RTX 5070は、前世代からの大幅な性能向上が期待されるGDDR7メモリ(12GB)を搭載しており、最新の重量級ゲームタイトルでも快適なプレイが見込めます。白いPCケースの中に収められた白いグラフィックボードは、ガラスパネル越しに見ても非常に映えるため、デザイン重視の方にとっても満足度の高い仕上がりといえます。
新世代CPU「Intel Core Ultra 7 265KF」の処理性能
CPUには、インテルの最新シリーズである「Core Ultra 7 265KF」が搭載されています。このプロセッサーは、パフォーマンス担当のPコアと効率担当のEコアを組み合わせた計20コア・20スレッドの構成となっており、最大5.5GHzのブーストクロックを誇ります。
ゲームプレイ時の高いフレームレート維持はもちろんですが、これだけのマルチコア性能があれば、バックグラウンドで配信ソフトを動かしたり、ボイスチャットを繋いだりしても動作が重くなる心配は少ないでしょう。ゲーマーだけでなく、クリエイターにとっても頼もしい心臓部です。
液晶モニター付き水冷クーラーと選べる2種類のフロントパネル
冷却システムには、G-GEARオリジナルの240mm水冷クーラーが採用されています。特筆すべきは、CPUヘッド部分に正方形の液晶モニターが搭載されている点です。専用ソフトを使えば、好みの静止画や動画を表示できるため、デスク周りの個性を演出するアクセントとして楽しめます。
また、PCケースのフロントパネルが2種類同梱されているのもユニークな特徴です。内部のRGBファンをきらびやかに見せる「クリアガラスパネル」と、マットで落ち着いた印象の「ホワイトスチールパネル」を、気分や部屋のインテリアに合わせてユーザー自身で交換可能です。一台で二通りのデザインを楽しめるのは、このモデルならではのメリットと言えるでしょう。
スペック詳細から見るパーツ構成の品質

安定性と速度を両立するCrucial製 32GB DDR5メモリ
BTOパソコンではコスト削減のためにメーカー不詳のメモリが使われることもありますが、このモデルでは信頼性に定評のあるCrucial製の「Crucial Pro」シリーズを採用しています。
規格は高速なDDR5-5600で、容量は標準で32GB(16GB×2枚)を搭載。最近のゲームは16GBだとギリギリな場面も増えてきましたが、32GBあれば安心です。黒い基板ではなくヒートシンク付きのモデルが選ばれているため、熱対策や見た目の統一感という点でも評価できます。
高速ロードを実現するCrucial T500 1TB Gen4 NVMe SSD
ストレージにも同じくCrucial製のハイエンドモデル「T500」が採用されています。これはPCIe Gen4接続のNVMe SSDで、読み込み最大7300MB/s、書き込み最大6800MB/sという非常に高速なスペックを持っています。
ゲームのロード時間短縮はもちろん、Windowsの起動やファイルの移動もサクサク行えるため、日々のPC使用におけるストレスを大きく軽減してくれるはずです。容量も1TBあるため、複数の大型タイトルをインストールしてもすぐには不足しないでしょう。
将来性のあるWi-Fi 7対応と5G有線LANのネットワーク環境
ネットワーク機能も最新規格に対応しています。無線LANには次世代規格の「Wi-Fi 7」を搭載しており、対応ルーターと組み合わせれば、ワイヤレスでも有線並みの低遅延と高速通信が期待できます。
さらに注目したいのが有線LANポートです。一般的な1Gbpsや2.5Gbpsよりもさらに高速な「5GbE(Realtek RTL8126)」が搭載されています。家庭内ネットワークでNAS(ネットワークHDD)を利用する方や、将来的に10Gbpsなどの超高速光回線を導入予定の方にとって、この仕様は大きなアドバンテージになります。
ゲーミング体験とクリエイティブ用途の適合性

最新タイトルにおける高画質・高フレームレートの期待値
RTX 5070とCore Ultra 7の組み合わせであれば、フルHD環境はもちろん、WQHD解像度でも高画質設定でのプレイが十分視野に入ります。レイトレーシングを有効にした美しい映像表現や、DLSSなどのアップスケーリング技術を活用した高フレームレートの維持も期待できるでしょう。
特に、競技性の高いFPSタイトルなどでは、モニターのリフレッシュレートを活かしきるための高い描画性能が求められますが、このスペックであればその要求にもしっかり応えてくれるはずです。
動画編集や配信作業におけるCore Ultra 7のマルチタスク能力
動画編集ソフトでのエンコード作業や、ゲーム実況の配信など、PCに高い負荷がかかる作業でもCore Ultra 7の真価が発揮されます。20個のコアが効率よく処理を分担するため、プレビュー画面がカクついたり、配信中にゲーム画面が重くなったりといったトラブルを最小限に抑えられます。
6基のRGBファンによる冷却効率と静音性のバランス
ケース内部には、フロント3基、リア1基、トップ2基(ラジエーター兼用)の合計6基もの120mmファンが搭載されています。これらはすべてARGBに対応しており、ボタン一つで発光パターンを変更可能です。
ファンが多いと「うるさいのでは?」と心配になるかもしれませんが、数が多いことで低い回転数でも十分な風量を確保できるため、結果として静音性と冷却性能を高いレベルで両立しやすくなります。ミニタワーケースながらエアフローがしっかり確保されており、長時間のゲームプレイでも熱がこもりにくい設計になっています。
購入前に確認したいポイントと価格設定の評価

税込26万円台という価格に対するコストパフォーマンス分析
現在のPCパーツ市場において、最新のCore Ultra 7とRTX 5070を搭載し、さらに高品質なメモリやSSD、水冷クーラーまで含んで税込269,980円という価格は、妥当な設定と言えます。
自作PCで同じパーツを集めて組もうとすると、OS代や保証を含めれば同等かそれ以上の金額になる可能性が高いです。特に、すべてのパーツがホワイトで統一されている付加価値を考慮すれば、コストパフォーマンスは非常に優秀だと判断できます。
ミニタワーケースのサイズ感とデスク上の設置性
このモデルは「ミニタワー」に分類されるケースを採用しており、サイズは幅215mm × 奥行423mm × 高さ425mmです。一般的なミドルタワーよりも背が低くコンパクトなため、デスクの上に置いても圧迫感が少ないのがメリットです。
Gen5 NVMeスロットなどマザーボードの拡張性について
採用されているマザーボード「MSI PRO B860M-A WIFI」は、最新規格に対応した拡張性を持っています。特に注目なのが、PCIe Gen5に対応したM.2スロットを備えている点です。
現在はGen4 SSDが主流ですが、将来的にさらに高速なGen5 SSDが普及した際に、システムを入れ替えることなく最新のストレージ性能を享受できる準備が整っています。長く使い続けられるベースがしっかりしている点も、このモデルの評価を高める要因の一つです。
まとめ:G-GEAR White GL7J-H255B/R/CP3はどんなユーザーにおすすめか

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | Intel Core Ultra 7 265KF |
| グラフィックス | GeForce RTX5070 |
| メモリ | 32GB DDR5 |
| ストレージ | 1TB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
G-GEAR White GL7J-H255B/R/CP3は、「見た目の良さ」と「最新スペック」を高い次元で両立させた一台です。
- デスク周りを白で統一したい、おしゃれなPCが欲しい方
- 最新のRTX 5070の性能で、長く快適にゲームを楽しみたい方
- パーツのメーカーや品質にもこだわりたいが、自作はハードルが高いと感じる方
こういったユーザーにとっては、非常に満足度の高い選択肢になるでしょう。特に、液晶付きクーラーや交換可能なフロントパネルといった遊び心のあるギミックは、所有する喜びをさらに高めてくれます。性能面でも将来性面でも隙のない構成なので、買って後悔することの少ない堅実な一台と言えます。
