TSUKUMOのフラッグシップゲーミングPC「G-GEAR GE9J-X253/ZBH」は、Intel Core Ultra 9 285KとGeForce RTX 5090という2025年最強クラスの組み合わせを採用した、税込1,049,800円のプレミアムモデルです。マザーボードにはクリエイター向けの高品質な「ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFI」を搭載し、Thunderbolt 5や10GbE LANなど接続性もケタ違い。ゲーム用途だけでなく、動画編集やAI生成にも本気で使える”全部入り”の1台に仕上がっています。
この記事では、搭載パーツのベンチマークデータをもとにした性能分析、ネット上のリアルなユーザーの声、そしてこのスペックで「実際に何がどこまでできるのか」を、できるだけわかりやすくまとめました。100万円超えのPCを検討するうえで、「本当にその価値があるのか?」の判断材料になれば幸いです。
G-GEAR GE9J-X253/ZBHのスペック概要と特徴
まずはスペックの全体像を確認しましょう。このモデルがどのくらい”盛っている”のか、表を見ればひと目でわかります。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| CPU | Intel Core Ultra 9 285K(24コア / 24スレッド / 最大5.7GHz) |
| CPUクーラー | 水冷CPUクーラー |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5090 / 32GB GDDR7 |
| メモリ | 64GB(32GB×2) DDR5-5600 |
| ストレージ | 2TB SSD(M.2 / NVMe Gen4) |
| マザーボード | ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFI(ATX) |
| 電源 | G-GEAR電源 1200W(80PLUS PLATINUM) |
| ネットワーク | 10GbE + 2.5GbE / Wi-Fi 7 / Bluetooth 5.4 |
| ケース | G-GEAR プレミアムミドルタワー(230×445×460mm) |
| OS | Windows 11 Home |
| 価格 | 税込 1,049,800円 |
ポイントをざっくりまとめると、「現行最強GPU × ハイエンドCPU × クリエイター向け高級マザーボード」という、妥協ゼロの構成です。特にマザーボードにASUS ProArt Z890-CREATOR WIFIを選んでいるのが面白くて、ゲーミング用途だけでなく、Thunderbolt 5が2ポート・10GbE LAN搭載という、映像制作やNAS環境を持つクリエイターにもドンピシャな仕様になっています。
メモリも64GBと大盤振る舞いで、動画編集やAI画像生成でメモリ不足に悩む心配はまずありません。電源はATX3.1規格対応の1200W PLATINUMで、RTX 5090のTDP 575Wを余裕でカバーできる設計です。
ケースはG-GEARプレミアムミドルタワー(型番66JD)。前面オールメッシュで約155×395mmの大型エアインテーク構造を持ち、ダブル防塵フィルターも標準搭載。RTX 5090クラスの発熱をしっかり受け止められるエアフロー設計になっています。GPUサポートホルダーもハイエンドGPU構成モデルには標準装備で、大型グラボの自重によるマザーボードへの負担も軽減されます。
RTX 5090のゲーム性能 ― 4K最高設定でどこまで戦えるか
このPCの目玉はなんといってもGeForce RTX 5090。Blackwellアーキテクチャ採用、CUDAコア数21,760基、VRAM 32GB GDDR7、メモリバス幅512bitという、もはやゲーム用としてはオーバースペックと言われるほどの化け物GPUです。
RTX 5090の詳細な性能については、当サイトの解説記事も参考にしてみてください。
主要ゲームタイトルの4Kフレームレート(ネイティブ・最高設定)
各種レビューサイトのベンチマーク結果を総合すると、RTX 5090の4K最高設定でのフレームレートは以下のとおりです。
| ゲームタイトル | RTX 5090 4K fps |
RTX 4090 4K fps |
向上率 |
|---|---|---|---|
| サイバーパンク2077(レイトレON) | 約60fps | 約45fps | +約33% |
| モンハンワイルズ(最高設定) | 約70fps | 約54fps | +約30% |
| Forza Horizon 5(最高設定) | 約260fps | 約210fps | +約23% |
| Counter-Strike 2 | 約330fps | 約275fps | +約20% |
| 黒神話:悟空(最高設定) | 約98fps | 約90fps | +約8% |
| Apex Legends(最高画質) | 300fps上限 | 300fps上限 | – |
| FF14 黄金のレガシー(最高品質) | 約150fps | 約120fps | +約25% |
※各種レビューサイトのデータを元に編集部がまとめた参考値です。テスト環境(CPU・メモリ・ドライバ等)により結果は変動します。
注目すべきは、4K最高設定・ネイティブ解像度でもほとんどのゲームが60fps以上で動くという点です。サイバーパンク2077のようなレイトレーシング超重量級タイトルでも4Kで60fps前後を確保でき、RTX 4090では妥協が必要だったシーンも余裕でこなせます。
さらに、DLSS 4のマルチフレーム生成を有効にすると、サイバーパンク2077は4Kで平均285fps前後まで跳ね上がるというデータもあります。DLSS 4対応タイトルであれば、4K/144Hz以上の環境を本気で活かせるのがRTX 5090の真骨頂です。
RTX 5090のベンチマークスコア
| ベンチマーク | RTX 5090 | RTX 4090 | RTX 5080 |
|---|---|---|---|
| 3DMark Steel Nomad 4K | トップ | 5090の約55% | 5090の約55% |
| Cinebench 2024 GPU | 38,967 | 約35,100 | 約23,600 |
| Blender(GPUレンダリング) | RTX 4090比 +11% | 基準 | 5090の約60% |
※各種レビューサイトのデータを元にした参考値です
ゲーム性能では前世代RTX 4090を20〜35%程度上回り、RTX 5080とは最大で60%以上の差がつくこともあります。特に4K解像度で効果がハッキリ出るのが特徴で、高解像度を本気で狙うなら現状これ一択というレベルです。
一方で正直に言うと、フルHDでゲームする程度なら完全にオーバースペックです。フルHD環境ではCPUボトルネックが発生しやすく、RTX 5080との差がかなり縮まります。このPCを買うなら、4K/144Hz以上の高級モニターとセットで使ってこそ真価が発揮されますね。
Core Ultra 9 285Kの性能と注意点
CPUに採用されているCore Ultra 9 285Kは、Intelの「Arrow Lake」世代のフラッグシップです。P-Core 8基 + E-Core 16基の24コア24スレッド、最大ブースト5.7GHzというスペック。前世代から大幅にアーキテクチャが変わっており、特に注目すべきは消費電力と発熱が大幅に改善された点です。
Cinebenchスコア比較
| CPU | Cinebench 2024 マルチ |
Cinebench 2024 シングル |
|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 約2,411 | 約142 |
| Ryzen 9 9950X | 約2,305 | 約135 |
| Core i9-14900K | 約2,257 | 約138 |
Cinebench 2024のマルチスコアは約2,411で、Ryzen 9 9950Xや前世代のCore i9-14900Kを上回っています。シングルスコアもトップクラス。レンダリングやエンコードといったマルチコアが効くクリエイティブ作業では文句なしの性能です。
ただし、ゲーム性能については注意が必要です。Core Ultra 9 285Kは、ゲームベンチマークにおいて前世代のCore i9-14900Kや、AMDのRyzen 5 9600Xにすら劣るケースが確認されています。これは新アーキテクチャに対するゲーム側の最適化がまだ追いついていないことが原因とされています。
とはいえ、このPCの場合はRTX 5090の性能を4Kで引き出す使い方がメインになるため、4K解像度ではGPU側がボトルネックになることがほとんどで、CPUのゲーム性能の弱点はかなり緩和されます。フルHDで競技FPSを追い込みたい人にはRyzen 7 9800X3Dのほうが向いていますが、4K+クリエイティブ用途も見据えるならCore Ultra 9 285Kの総合力は十分に高いです。
もうひとつ見逃せないのが電力効率の改善。前世代のCore i9-14900Kはピーク時に300W近くまで消費電力が跳ね上がり、100℃を超えることもありましたが、Core Ultra 9 285Kは250W設定でピーク76℃程度に収まるという検証結果もあります。このPCは水冷クーラーを搭載しているので、高負荷時でも安定した動作が期待できます。
ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFIが光る理由
BTOパソコンのマザーボードは、普段あまり注目されないパーツだったりしますが、この製品ではわざわざ「ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFI」を採用しているのが大きな差別化ポイントです。
一般的なゲーミングマザーボードとの違いは、主に以下の3つです。
1. Thunderbolt 5を2ポート搭載
最大120Gbpsの爆速データ転送が可能。外付けSSDやeGPU、キャプチャカードなど、プロ用機材とのデイジーチェーン接続にも対応します。映像制作者にとっては、これだけで購入理由になるレベルです。
2. 10GbE + 2.5GbE デュアルLAN
NAS環境を持っている人にとって10GbE LANは夢のような接続速度。大容量の動画ファイルをネットワーク越しにサクサク扱えます。一般的なゲーミングマザーではまず搭載されていない機能です。
3. 安定した電源設計(16+1+2+1パワーステージ)
長時間の高負荷運用にも耐えるチョークコイルとコンデンサを採用。24時間稼働を想定したクリエイター向け設計で、耐久性と安定性に優れています。
Wi-Fi 7(802.11be)やBluetooth 5.4にも対応し、M.2スロットは5基(うち1基はPCIe 5.0対応)。ゲーミングとクリエイティブの両方を1台でカバーしたい人にとっては、これ以上ない基盤と言えるでしょう。
ユーザーの評判・口コミまとめ
GE9J-X253/ZBH自体はハイエンド中のハイエンドなので購入者数はそこまで多くありませんが、TSUKUMOのG-GEARシリーズやRTX 5090搭載機に関するリアルな声を、公式レビュー・SNS・レビューサイトから集めてみました。
G-GEARシリーズの良い口コミ
「品質の良いパーツ群で構成された素晴らしいBTOパソコンだと思います。ほかのBTOショップとも比較検討しましたが、ツクモさんのG-GEARシリーズが総合的に優れていると思い購入させていただきました」
― TSUKUMO公式レビューより
「PC初心者はツクモで買うのだ。店舗は店員さんが用途から逆算してパーツも完成品も教えてくれるし、オンラインショップBTOもカスタムなしで過不足なく性能が発揮できるようになってるよ。自作er目線で一番信頼できるよ」
― X(旧Twitter)ユーザーの投稿より
「やはりツクモは堅実さが段違いですね。予算潤沢でハイエンドクラスのPCが欲しいと友人から相談された時は第一に推すようにしています」
― PCレビューサイトのコメント欄より
「実際にツクモのBTOが家の中に7台おり故障で引退したものがゼロなため。ツクモ最高!」
― X(旧Twitter)ユーザーの投稿より
気になる口コミ・注意点
「コスパについて、他社と比較してもそこまで良い訳ではない」
― 口コミ調査サイトより
「ツクモで頼んだパソコンが、いまだに届きません。さすがに1ヶ月以上かかるのは想定外でした」
― X(旧Twitter)ユーザーの投稿より
全体的な傾向としては、パーツ品質とサポートの信頼性に対する高評価が圧倒的に多いです。G-GEARシリーズは顧客満足度調査のイード・アワードでゲーミングPC部門の最優秀賞を複数回受賞しており、ヤマダ電機グループの傘下で実店舗サポートも手厚い。
一方で、「最安値ではない」「納期がかかる場合がある」という点は認識しておいたほうがいいですね。ツクモは価格競争で攻めるというよりも、パーツの品質と構成の妥当性で勝負するメーカーなので、「安さ最優先」の人には他社のほうが合っているかもしれません。逆に言えば、品質重視で長く使いたい人にはピッタリです。
TSUKUMOの詳しい特徴・評判については、当サイトのメーカー解説記事もあわせてどうぞ。
ゲーム以外の用途 ― 動画編集・AI生成・配信
100万円超えのPCなので、「ゲームだけではもったいない」と思う方もいるでしょう。実際、このスペックならゲーム以外でもかなりのパフォーマンスを発揮します。
動画編集(DaVinci Resolve / Premiere Pro)
RTX 5090はNVEncエンコーダーを3基搭載しており、前世代の2基から増設されています。これにより4K 120fpsの録画やH.265エンコードが大幅に高速化。64GBメモリと2TB SSDの組み合わせで、4K RAW素材の編集もストレスなくこなせる構成です。
AI画像・動画生成
VRAM 32GBのGDDR7は、ローカル環境でのAI生成にとって圧倒的なアドバンテージです。Stable Diffusionの高解像度生成や、大規模言語モデルのローカル推論など、VRAMがボトルネックになりやすいタスクでRTX 4090(VRAM 24GB)を超える余裕が生まれます。
ゲーム配信・録画
OBSでの配信+録画の同時実行でも、RTX 5090の32GB VRAMなら余裕があります。4Kゲームプレイをしながら配信+ローカル録画を行っても、フレームレートの低下が最小限に抑えられるという検証データもあります。配信者にとって「画質も安定性も妥協しない」環境が手に入ります。
G-GEAR GE9J-X253/ZBHのメリット・デメリット
メリット
◎ 現行最強GPU RTX 5090搭載で、4K/最高設定が余裕の快適動作
◎ ASUS ProArtマザーで接続性が抜群(Thunderbolt 5 / 10GbE / Wi-Fi 7)
◎ 64GBメモリ+2TB SSDで、動画編集・AI用途にも即戦力
◎ 1200W PLATINUM電源で高負荷時も安定供給
◎ G-GEARの高品質パーツ選定+ヤマダ電機グループのサポート体制
◎ GPUサポートホルダー標準搭載で、重量級グラボの安定性も確保
◎ 前面オールメッシュ+ダブル防塵フィルターで冷却とメンテ性を両立
デメリット・注意点
△ 税込約105万円と、BTOパソコンとしては超高額
△ Core Ultra 9 285Kはゲーム単体の性能ではRyzen 7 9800X3Dに劣るケースがある
△ フルHDゲーミングだけなら完全にオーバースペック
△ ゲーム時の消費電力がPC全体で700W前後と高め
△ RTX 5090が2番目のPCIe 5.0 x16スロットを物理的に塞ぐ
△ 光学ドライブは別売り
こんな人におすすめ / おすすめしない人
おすすめできる人
✅ 4K/144Hz以上の環境で最高設定ゲームを楽しみたい人
✅ ゲームも動画編集もAI生成も、1台で全部やりたい人
✅ NASやThunderbolt機器を使う映像制作者・クリエイター
✅ 「買い替えサイクルを長くしたい」から最上位を選びたい人
✅ パーツ品質とサポートの信頼性を重視する人
おすすめしにくい人
❌ フルHDでゲームするのがメインの人(RTX 5070 Tiクラスで十分)
❌ コスパ最優先で、とにかく安く性能を得たい人
❌ Thunderbolt 5や10GbEを使う予定がなく、ゲーム専用で考えている人
❌ 電気代を気にする人(高負荷時700W超はそれなりに家計に響きます)
まとめ ― 「全部入り」を求めるならこの1台
G-GEAR GE9J-X253/ZBHは、税込約105万円という圧倒的な価格ですが、それに見合うだけの「全部入り」スペックを持った1台です。
RTX 5090は4K/最高設定であらゆるゲームを60fps以上で動かせる唯一のGPUであり、DLSS 4を活用すれば4K/144Hz以上も現実的。VRAM 32GBはAI用途や動画編集でも大きなアドバンテージになります。
ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFIマザーボードの採用により、Thunderbolt 5や10GbE LANなど、一般的なゲーミングPCにはない接続性を持っているのも魅力。ゲーム専用機としてだけでなく、クリエイティブワークステーションとしても本気で使える構成です。
Core Ultra 9 285Kのゲーム性能については、ソフト側の最適化が進めば今後さらに改善される可能性が高く、マルチスレッド性能や電力効率はすでに前世代を上回っています。4K環境で使う限り、ゲーム性能のデメリットはほぼ気にならないレベルです。
TSUKUMOのG-GEARは、顧客満足度調査で繰り返し高評価を獲得しているブランドで、パーツ品質とサポート体制の信頼性は折り紙付き。「買い替えサイクルを長くしたいから、いま最上位を買っておきたい」という考え方の人にとって、長期視点でのコスパは決して悪くない選択だと思います。
