「BTOパソコンを買いたいけど、どこのメーカーが安いの?」――これ、PC購入を考え始めた人が最初にぶつかる壁ですよね。家電量販店の既製品より安いと聞いてBTOに興味を持ったものの、メーカーが多すぎてどこを選べばいいか分からない…という方は本当に多いです。実際、国内だけでも主要なBTOメーカーは10社以上あり、価格帯もサポート体制もバラバラ。適当に選ぶと同じスペックでも数万円単位で損をすることも普通にあります。
この記事では、20社以上のBTOメーカーを実際に比較・調査してきた筆者が、本当に安く買えるBTOメーカーを厳選して紹介します。単に「値段が安い」だけでなく、品質・サポート・コスパのバランスまで踏み込んで解説しているので、初めてBTOパソコンを購入する方でも後悔しない選択ができるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもBTOパソコンはなぜ安いのか

BTOは「Build To Order(受注生産)」の略で、注文が入ってからパソコンを組み立てる仕組みです。家電量販店に並んでいる大手メーカーの既製品と違って、大量の在庫を抱える必要がないため、在庫管理コストや流通マージンを大幅にカットできます。
さらに、BTOメーカーはCPUやメモリなどのパーツを大量に一括仕入れしているので、パーツ単価を安く抑えられます。結果として、同じスペックでも既製品より2〜5万円ほど安く手に入ることが多いんです。「安い=品質が悪い」ではなく、ビジネスモデルの違いで安くできている、というのがポイントですね。
また、BTOなら自分に必要なスペックだけを選べるので、使わない機能にお金を払わなくて済みます。たとえば「ゲームはしないからグラフィックボードは不要」「動画編集するからメモリは多めに」といった調整ができるのも、コスパが良くなる理由のひとつです。
安いBTOパソコンメーカーおすすめ7選【比較表あり】
ここからは、実際に価格が安い・コスパが高いと評判のBTOメーカーを7社ピックアップして紹介します。まずは全体像を一覧表でざっと確認してみてください。
| メーカー | 価格の安さ | セール頻度 | サポート | 納期目安 | おすすめ層 |
|---|---|---|---|---|---|
| フロンティア | ★★★★★ | 毎週更新 | 10:00-19:00 | 約3週間 | コスパ最優先の人 |
| パソコン工房 | ★★★★★ | 常時開催 | 24時間365日 | 2日〜1週間 | 安さ+安心の人 |
| マウスコンピューター | ★★★★☆ | 常時開催 | 24時間365日 | 約6営業日 | 初心者の人 |
| ドスパラ | ★★★★☆ | 3週間ごと | 24時間365日 | 最短2営業日 | すぐ届いてほしい人 |
| レノボ | ★★★★☆ | 常時クーポン | 電話/チャット | 1〜2週間 | ビジネス用途の人 |
| HP | ★★★☆☆ | 常時クーポン | 電話/チャット | 約1〜2週間 | ブランド重視の人 |
| TSUKUMO | ★★★☆☆ | 不定期 | 電話/メール | 3〜7営業日 | 品質重視の人 |
上の表だけだとイメージしにくいと思うので、ここからは各メーカーの特徴や強み・弱みを詳しく見ていきましょう。
フロンティア(FRONTIER)|セールのコスパが圧倒的
とにかく安くBTOパソコンを買いたいなら、真っ先にチェックしてほしいのがフロンティアです。ヤマダ電機グループのインバースネット株式会社が運営する老舗メーカーで、毎週のように更新されるセールの安さは業界でもトップクラス。同じスペック構成で他社と比較すると、セール時には数万円安いことも珍しくありません。
国内工場(山口県)での生産にこだわっていて、品質管理もしっかりしています。「安い=怪しい」というイメージを持つ方もいますが、ヤマダ電機グループという看板があるので信頼性は十分。新しいゲーミングブランド「FREX∀R(フレクサー)」は基本保証3年間がついていて、初心者にも手を出しやすいです。
注意点としては、セール品は台数限定なので人気モデルはすぐ売り切れること。あと、納期がやや長め(約3週間)なので、急ぎの方にはちょっと厳しいかもしれません。時間に余裕がある方で、とにかく安く買いたい方には最適です。
パソコン工房(iiyama)|同性能比で最安値になりやすい
パソコン工房は、MCJグループ(マウスコンピューターと同じ親会社)に属する大手BTOメーカーです。ゲーミングPCブランド「LEVEL∞(レベルインフィニティ)」や「LEVELΘ(レベルシータ)」を展開しています。
パソコン工房の強みは、エントリーからハイエンドまで幅広い価格帯で最安値クラスのモデルが揃っていること。セールを抜きにしても、通常価格自体が他社より安めに設定されていることが多いです。長野県の豊野工場で国内生産・品質管理を行っているので、品質面の心配もありません。
24時間365日対応の電話サポートがあるのも大きなメリット。深夜に急にPCの調子が悪くなった…なんてときにも頼れます。全国に実店舗も多いので、現物を見てから買いたい方にもおすすめです。ストリーマーやVTuberとのコラボモデルにも力を入れていて、推しのゲーミングPCを探している方はまずここをチェックするといいでしょう。
マウスコンピューター|NEXTGEARの登場で価格競争力が急上昇
マウスコンピューターは、テレビCMでもおなじみの国内大手BTOメーカーです。もともとは「価格は中間〜やや高め」というポジションでしたが、コスパ特化ブランド「NEXTGEAR」の登場でゲーム用途の価格競争力が一気に上がりました。
マウスコンピューターの最大の魅力はサポート体制です。24時間365日対応の電話サポートに加え、+3,300円の安心パックに加入すれば専用ダイヤルと72時間以内の修理完了目標が利用可能。しかも送料無料で基本保証3年間と、購入後の安心感は業界トップレベルです。
「安さだけじゃなくてサポートも重視したい」「初めてのBTOで不安がある」という方には、マウスコンピューターが一番バランスが良いと思います。ゲーミングPC以外にも、ビジネス向けの「mouse」シリーズやクリエイター向けの「DAIV」シリーズなど、用途別のラインナップも充実しています。
ドスパラ(GALLERIA)|最速の納期と業界最大手の安心感
ドスパラは、運営元のサードウェーブがBTO業界で売上トップを誇る最大手メーカーです。ゲーミングPCブランド「GALLERIA(ガレリア)」は国内で圧倒的な知名度を持っています。
ドスパラの最大の強みは納期の速さ。最短2営業日で出荷してくれるので、「とにかく早くPCが欲しい!」という方にはベストな選択肢です。価格帯は中間クラスですが、コスパ重視の「THIRDWAVE」シリーズならフロンティアやパソコン工房に匹敵する安さのモデルもあります。
36回まで分割手数料無料のショッピングローンが使えるのも嬉しいポイント。20万円のPCを月々約5,500円で支払えるので、学生や社会人なりたての方でも手が届きやすいです。全国に店舗があるので、実機を触ってから購入することも可能です。
レノボ(Lenovo)|世界シェアNo.1の安さとクーポンの強さ
レノボは世界シェアNo.1のPCメーカーで、特にビジネス用途のパソコンに強いです。BTOというとゲーミングPCのイメージが強いかもしれませんが、仕事用のノートPCやデスクトップを安く買いたい場合はレノボが候補に入ってきます。
レノボの強みは、Eクーポンや学割を使うと表示価格からさらに大幅値引きされること。学割は最大58%OFFになるケースもあり、学生・教職員の方にはかなりお得です。クーポンの割引率は時期によって変動しますが、通常でも10〜30%程度の割引は見込めます。
「ThinkPad」「ThinkCentre」シリーズはビジネスでの実績が豊富で、耐久性も高いです。ゲーミングPCの「Legion」シリーズも悪くないですが、国内BTOメーカーと比べるとラインナップの豊富さやサポートでは一歩譲る印象です。
HP(ヒューレット・パッカード)|世界的ブランドの信頼感
HPは世界的に人気が高いPCメーカーで、特にビジネス向けモデルの評判がいいです。「ProDesk」「Elite」シリーズは法人導入実績も多く、安定性には定評があります。ゲーミングPCの「OMEN」シリーズもラインナップされています。
価格面ではフロンティアやパソコン工房ほどの安さはないですが、クーポンやキャンペーンを活用すればそこそこお得に買えます。スリムでデザイン性が高いモデルが多いのも特徴で、リビングやオフィスに置いても違和感がありません。
TSUKUMO(ツクモ)|パーツ品質へのこだわりが光る
TSUKUMOは老舗のPCパーツショップとしても有名で、ゲーミングPCブランド「G-GEAR」を展開しています。自作PC寄りのパーツ選定がされていて、品質重視のユーザーに根強い人気があります。
価格は「最安値」というわけではないですが、使われているパーツの質を考えるとコスパは良好です。自作PCに近い感覚で構成を選びたい中〜上級者には特におすすめ。構成バランスがしっかりしていて、「ここのパーツだけスペックが足りない…」みたいなハズレが少ないのもポイントです。
BTOパソコンをさらに安く買うための5つのコツ
メーカー選びも大事ですが、買い方を工夫するだけでさらに数千円〜数万円安くなることがあります。ここでは、筆者が実際に活用しているテクニックを5つ紹介します。
1. セール時期を狙って購入する
BTOメーカーは年間を通してセールを実施していますが、特に狙い目なのは夏(7月〜8月)と決算期(2月〜3月)です。PCパーツは夏に安くなりやすい傾向があり、BTOパソコンの価格もそれに連動して下がります。逆に秋〜冬は価格が上がりやすいので、急ぎでなければ夏まで待つのも手です。
ただし注意点もあって、BTOメーカーは基本的に通年でセールを実施しています。「今だけ特別!」という煽り文句に焦って飛びつくのはNG。複数メーカーの価格を比較してから判断するクセをつけましょう。
2. 旧世代パーツ搭載モデルを狙う
CPUやGPUの新世代が出ると、旧世代のパーツを搭載したモデルは値下がりします。たとえば、2026年現在ならRTX 50シリーズの登場によってRTX 40シリーズの在庫処分価格が出ている場合があります。1世代前でもゲームを快適にプレイできる性能はありますから、「最新じゃなきゃイヤ」というこだわりがなければかなりお得です。
3. 分割手数料無料キャンペーンを利用する
ドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房などの大手メーカーでは、36回〜48回までの分割手数料無料キャンペーンを実施していることが多いです。たとえば20万円のPCを24回払いにすると通常は手数料だけで2万円以上かかりますが、無料キャンペーン中なら一括払いと実質同じ。「一括は厳しいけど月々なら…」という方は積極的に活用してください。
4. 不要なオプションを外す
BTOのカスタマイズ画面では、光学ドライブやOfficeソフト、追加保証などがデフォルトで付いている場合があります。本当に必要なもの以外は外すだけで数千円〜1万円以上の節約になることも。特にOfficeは月額版(Microsoft 365)のほうがトータルで安く済むケースもあるので、よく検討してみてください。
5. 複数メーカーを必ず比較する
これが一番大事です。同じようなスペックでもメーカーによって3〜5万円の差がつくのはザラにあります。特にCPU・GPU・メモリ・SSD容量の4つは必ず揃えて比較しましょう。面倒に感じるかもしれませんが、この手間を惜しむかどうかで数万円変わってきます。
安いBTOパソコンを選ぶときの注意点
安さだけに目がいくと、思わぬ落とし穴にはまることがあります。ここでは、安いBTOパソコンを選ぶときにチェックしておきたいポイントを押さえておきましょう。
安すぎるモデルはスペックの「抜き」に注意
極端に安いモデルは、メモリが8GBだったり、SSDが256GBだけだったり、電源ユニットの品質が低かったりすることがあります。特に2025年後半からメモリ価格が高騰している影響で、一部メーカーではメモリを16GB×1枚にして容量を減らしたり、SSD容量を削ったりしてコストを下げているケースもあります。購入前に必ずスペック詳細を確認してください。
保証期間とサポート体制を確認する
安さだけで選んだ結果、故障時のサポートがメール対応のみだった…ということもあります。初めてBTOパソコンを買う方は、最低でも電話サポートがあるメーカーを選ぶのが安心です。保証期間もメーカーによって1年〜3年とバラバラなので、予算とのバランスを見て判断しましょう。
納期が長いメーカーもある
BTOパソコンは受注生産なので、注文から届くまでに時間がかかることがあります。2026年現在、AI需要によるメモリ・GPUの供給不足もあって、多くのメーカーで納期が伸びている状況です。急いでいる方はドスパラのような納期の速いメーカーを選ぶか、注文前にサポートに納期を確認しておくのがおすすめです。
用途別に見たおすすめの安いメーカー
「結局どこを選べばいいの?」と迷う方のために、用途別に最適なメーカーを整理しました。
| 用途 | おすすめメーカー | 理由 |
|---|---|---|
| ゲーミングPC(コスパ重視) | フロンティア / パソコン工房 | セール時の価格が他社を圧倒。同スペック比で最安値になりやすい |
| ゲーミングPC(初心者向け) | マウスコンピューター / ドスパラ | 手厚いサポートと分かりやすい製品ページ。迷ったらここ |
| 仕事・ビジネス用 | レノボ / HP | ビジネスモデルの実績が豊富。クーポン・学割で安くなる |
| 動画編集・クリエイター用 | マウスコンピューター / TSUKUMO | DAIV・G-GEARなど用途特化モデルが充実している |
| とにかく早く届いてほしい | ドスパラ | 最短翌営業日出荷対応。急ぎならここ一択 |
よくある質問(FAQ)
Q. BTOパソコンと自作PCはどっちが安い?
以前は自作PCのほうが安くなることが多かったですが、現在はBTOメーカーの大量仕入れによる値引きが大きく、価格差はほぼなくなっています。むしろセール時にはBTOのほうが安くなるケースも。組み立ての手間やトラブルリスクを考えると、初心者にはBTOのほうがおすすめです。
Q. 家電量販店のPCとBTOはどっちがお得?
同じスペックで比較すると、BTOのほうが2〜5万円ほど安いことがほとんどです。家電量販店のPCは使わないソフトが大量にプリインストールされていて、そのぶん価格に上乗せされています。必要なものだけ入ったシンプルな構成で良ければ、BTOのほうが断然コスパがいいです。
Q. 安いBTOパソコンでもゲームはできる?
できます。ただし、どこまで快適にプレイできるかはスペック次第です。フルHDで人気タイトルを遊ぶなら、GPUはGeForce RTX 5060以上、メモリ16GB以上を目安にすると安心です。予算15万円前後から選択肢が増えてきます。
Q. 安いメーカーのPCは壊れやすくない?
結論から言うと、この記事で紹介しているメーカーであれば品質の心配はほぼ不要です。フロンティアもパソコン工房もマウスコンピューターも、国内工場で生産・品質管理を行っていますし、大手企業グループに属しています。「安い=粗悪品」ではなく、コスト構造の違いで安くできているだけです。
まとめ:目的に合ったメーカーを選ぼう
BTOパソコンを安く買うなら、まずフロンティアとパソコン工房のセール情報をチェックするのが王道です。この2社は同スペック比で最安値になることが多く、コスパを最優先にするならここから探すのが効率的です。
ただ、「安さ」だけがすべてではありません。初めてのBTOで不安があるならサポートが手厚いマウスコンピューター、すぐに届いてほしいなら納期最速のドスパラ、仕事用ならクーポンが強いレノボ…というように、自分が何を重視するかで最適なメーカーは変わってきます。
大事なのは、必ず複数のメーカーで同スペックの価格を比較すること。この一手間だけで、同じ性能のPCを数万円安く手に入れられる可能性があります。
この記事が、あなたのBTOパソコン選びの参考になれば嬉しいです。
