『アズールレーン』を手掛けたManjuu Gamesが贈る、期待の新作オープンワールドRPG『アズールプロミリア（Azur Promilia）』。
幻想的な世界で「キボ」と呼ばれる生き物と冒険する本作は、美しいグラフィックと広大なフィールドが魅力ですが、それゆえにPCに求められるスペックも高めになっています。
「自分のPCで動くか心配」「カクカクせずに快適に遊びたい」
そんな方に向けて、2025年8月に中国で行われたCBT（クローズドベータテスト／星至测试）で公開された最新の推奨スペックを基に、失敗しないゲーミングPCの選び方を徹底解説します。
参考情報ソース
ゲーム内容・公式情報は アズールプロミリア公式サイト を参照しています。
【高コスパのおすすめPCリスト】
・ドスパラ
| GPU | 製品名 | 価格 |
|---|---|---|
| RTX 3050 | GALLERIA XGR7M-R35-GD Ryzen 7 5700X搭載 | ¥189,980 |
| RTX 5060 | GALLERIA XGR5M-R56-GD Ryzen 5 7500F搭載 | ¥224,980 |
| RTX 5070 | GALLERIA XPC7A-R57-GD | ¥319,980 |
| RTX 5080 | GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 | ¥539,980 |
・OZgaming
| GPU | 製品名 | 価格 |
|---|---|---|
| RTX 5050 | 【Z1 コスパモデル】Ryzen5 5500・RTX5050 | ¥139,800 |
| RTX 5060 | 【Z1 コスパモデル】Ryzen7 5700x・RTX5060 | ¥187,800 |
| RTX 5070 | 【P40 Prism】Ryzen7 7800x3D・RTX5070 | ¥364,800 |
| RTX 5080 | 【4000D 性能重視モデル】Ryzen7 9800x3D・RTX5080 | ¥514,800 |
アズールプロミリアの推奨スペック・必要動作環境
まずは、公式のテスト環境で発表されたスペックを確認しましょう。特筆すべきは、推奨メモリが「32GB」となっている点です。近年のオープンワールドゲームの中でも、かなり重厚な環境が求められています。
公式発表の必要スペック（最低動作環境）
「とりあえずゲームを起動して遊べる」最低限のラインです。画質設定を「低」に落とす必要があります。
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| OS | Windows 10 64bit |
| CPU | Intel Core i5-10400 / i5-10400F |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1660 / AMD Radeon RX 580 |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 80GB以上（SSD必須） |
公式発表の推奨スペック
「フルHD（1080p）で快適に遊ぶ」ための目安となるスペックです。
| 項目 | スペック詳細 |
|---|---|
| OS | Windows 10 64bit 以上 |
| CPU | Intel Core i7-12700K / i7-12700KF |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 3060 |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 80GB以上（SSD必須） |
【独自考察】4K・最高画質で快適に遊ぶための「真の推奨スペック」
公式推奨（RTX 3060）はあくまでフルHD想定です。4K解像度や最高画質設定、あるいは配信をしながらプレイしたい場合は、さらに上のスペックが必要です。
- CPU: Intel Core Ultra 7 265K / Core i7-14700 または Ryzen 7 7800X3D
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti以上
- メモリ: 32GB（必須）～64GB
- 目標: 4K解像度、最高設定で60fps以上維持
【用途・予算別】アズールプロミリアおすすめゲーミングPC 5選
ここからは、具体的なおすすめゲーミングPCをご紹介します。今回は、アズールプロミリアの推奨スペックをクリアしつつ、目的や予算に合わせて選べる5つのモデルを厳選しました。
【コスパ重視モデル】推奨スペックをクリアしつつ価格を抑えたPC
- CPU: AMD Ryzen 7 5700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5060 8GB
- メモリ: 32GB DDR4
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「Z1 コスパモデル」は、推奨スペックをしっかりクリアしながらも、価格を抑えたコストパフォーマンスに優れた一台です。 フルHD環境で本作を快適にプレイするのに十分な性能を持っています。これからPCゲームを始めたい方や、予算を抑えたい方に最適です。
【バランスモデル】高画質・高フレームレートで快適に遊べるPC
- CPU: AMD Ryzen 7 7700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
Lenovoの「Legion Tower 5 Gen 10」は、パフォーマンスと価格のバランスが取れたモデルです。 最新世代のCPUとGPU、高速なDDR5メモリを搭載しており、本作を高設定で快適に楽しめるだけでなく、他の多くのPCゲームもそつなくこなせる万能な一台です。
【ハイスペックモデル】FPSガチ勢やWQHD環境に最適な特化型PC
- CPU: AMD Ryzen 7 7800X3D
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「おすすめカスタムモデル」は、ゲーミング性能で絶大な評価を得ているCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載しています。大容量キャッシュによりゲームプレイ時に圧倒的なフレームレートを叩き出し、最新のRTX 5070との組み合わせでWQHD解像度でも高画質で滑らかなプレイが可能。バランスモデルよりもワンランク上の快適さを求めるゲーマーに最適です。
【ハイスペックモデル】最高設定でのプレイや配信も視野に入れた最強PC
- CPU: AMD Ryzen7 9700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「H26series」は、4K解像度での最高設定プレイや、ゲーム配信まで快適に行えるパワフルな性能を誇ります。 最新のパーツを搭載し、一切の妥協をしたくないヘビーゲーマーにおすすめです。将来登場するであろう重いゲームにも対応できる、長く使える一台です。
【ノートPCモデル】快適なスペックと機能性を両立したゲーミングノートPC
- ディスプレイ: 15.1型 WQXGA(2560 x 1600)
- CPU: Core i7-14700HX
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU 8GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe SSD
場所を選ばずに楽しみたいなら、このゲーミングノートPCがおすすめです。 デスクトップのバランスモデルに匹敵する性能を持ちながら、15インチのコンパクトな筐体に収まっています。 165Hz対応のディスプレイを搭載しており、滑らかな映像でプレイできるのも魅力です。
アズールプロミリア向けゲーミングPCの選び方
スペック表を見ただけでは「どのパーツを選べばいいかわからない」という方のために、重要なパーツごとの選び方を解説します。
グラフィックボード（GPU）はRTX 5060以上が目安
公式推奨の「RTX 3060」は旧世代のモデルです。これから新品のPCを買うなら、最新世代のRTX 5060以上を搭載したモデルを選びましょう。
- RTX 5060: フルHDで快適。コスパ最強。
- RTX 5060 Ti: フルHD高画質～WQHDで安定。
- RTX 5070 以上: 4Kプレイや、将来的な大型アップデートにも対応したいならこれ。
また、RTX 50シリーズはAIによるフレーム生成機能（DLSS 4）に対応しているため、アズールプロミリアのような重いゲームでも滑らかに動かせる強みがあります。
CPUは最新の「Core Ultra」または「Core i5」以上を選ぶべき理由
推奨スペックに「Core i7-12700K」とあるように、本作はCPUパワーを必要とします。CPU選びでは、従来の「Core i」シリーズに加え、今年から主流になりつつある新ブランド「Core Ultra（ウルトラ）」シリーズも非常に有力な選択肢です。
- Core Ultra シリーズ（シリーズ2 / Arrow Lakeなど）:
最新の設計により、従来のCore iシリーズよりも「省電力」かつ「低発熱」で動作するのが最大の特徴です。アズールプロミリアのように長時間連続して遊ぶゲームにおいて、PCの熱を抑えられるのは大きなメリットです。 - Core i シリーズ（第13・14世代）:
現在も多くのBTOパソコンで採用されています。コストパフォーマンスに優れており、Core i5-13400Fや14400Fなら、推奨スペックを十分に満たせます。
【おすすめのCPU目安】
これから買うなら、以下のいずれかが搭載されているモデルを選べば間違いありません。
- コスパ重視: Core i5-14400F / Core Ultra 5 245K / Ryzen 5 7600X
- 性能重視: Core i7-14700F / Core Ultra 7 265K / Ryzen 7 7800X3D
メモリは16GBで足りる？32GB推奨の理由
結論：これから買うなら32GB一択です。
公式が「32GB」を推奨しているのには理由があります。
- 広大なマップ: オープンワールドは常にデータを読み込むためメモリを食います。
- マルチタスク: ゲームをしながらブラウザ（攻略サイトやYouTube）を開いたり、Discordで通話したりすると、16GBではギリギリか不足します。
メモリ不足になると、どんなに良いグラボを積んでいても「プチフリーズ」が発生しやすくなります。BTOパソコン購入時は、カスタマイズで16GB→32GBに変更するのが鉄則です。
ストレージはSSD必須！ロード時間を短縮するポイント
HDD（ハードディスク）は絶対にNGです。ロード時間が数倍長くなるだけでなく、テクスチャの表示が遅れる原因になります。
必ずNVMe SSD（M.2）を搭載したPCを選びましょう。容量は、ゲーム本体（約80GB）＋OSやアプデ分を考慮し、1TBあると安心です。
アズールプロミリアをPCで遊ぶメリット
スマホ版やPS5版も予定されていますが、なぜPC版がおすすめなのでしょうか？
スマホ版・PS5版とPC版の違い（画質・操作性）
- 圧倒的な画質:
PC版は、描画距離（遠くの景色まで見えるか）、影の解像度、エフェクトの品質を細かく設定できます。プロミリア大陸の美しい自然を100%楽しむならPC一択です。 - フレームレート制限なし:
スマホ版は発熱対策で30fpsや60fps制限がかかることが多いですが、PC版はマシンスペック次第で120fps以上のヌルヌル動作が可能です。
キーボード・マウス操作とコントローラー操作はどっちがおすすめ？
アズールプロミリアはアクションRPGなので、以下の使い分けがおすすめです。
- コントローラー（パッド）:
戦闘アクションや探索の移動が直感的に行え、長時間のプレイでも疲れにくいです。PS5コントローラーなどもPCで使えます。 - キーボード＆マウス:
メニュー画面の操作、弓などのエイム（狙い撃ち）、視点移動の素早さに優れています。MMOのようなUI操作が多い場合はこちらが有利です。
PC版なら、両方を接続しておき、場面によって使い分ける「ハイブリッドプレイ」も可能です。
アズールプロミリアのPC環境に関するよくある質問（FAQ）
グラボなし（オンボード）の普通のパソコンでも動く？
動きません。
CBTの最低動作環境でも「GTX 1660」が要求されています。グラフィックボードを搭載していない一般的なノートPCやビジネスPCでは、起動しないか、起動しても紙芝居のような動き（数fps）になり、まともにプレイできません。
中古のゲーミングPCを買っても大丈夫？
初心者にはおすすめしません。
アズールプロミリアは推奨スペックが高め（特にCPUとメモリ）です。安価な中古PCは、CPUが古く（第6～9世代など）、Windows 11に対応していない場合や、スペック不足になる可能性が高いです。また、電源ユニットなどの劣化リスクもあります。長く遊ぶなら新品の現行モデルが最もコスパが良いです。
アズールプロミリアが重い・カクつく時の対処法は？
スペックを満たしているのに重い場合は、以下を試してください。
- グラフィックドライバーの更新: NVIDIA/AMDのドライバーを最新にする。
- 画質設定の調整: 「影の品質」「ボリュームフォグ」「描画距離」を一段階下げる。
- DLSS/FSRの有効化: 設定でDLSS（NVIDIA）やFSR（AMD）を「バランス」や「パフォーマンス」にする。
- バックグラウンドアプリの停止: ブラウザや動画再生ソフトを閉じてメモリを解放する。
まとめ：自分に合ったPCでアズールプロミリアの世界を冒険しよう
アズールプロミリアを快適に遊ぶためのポイントをおさらいします。
- 最低ライン: RTX 5060搭載PC（予算15万円前後～）
- 推奨ライン: メモリは32GBへの増設を強く推奨
- ストレージ: ロード短縮のために必ずSSDを選ぶ
公式CBTのスペック要件を見る限り、本作はリッチなゲーム体験が約束されている反面、生半可なPCではその魅力を引き出しきれません。
サービス開始に向けて、今のうちに余裕のあるスペックのPCを準備し、プロミリア大陸での冒険に備えましょう！