遂にその全貌を現したEmbar Studiosの新作PvPvEエキストラクションシューター『ARC Raiders(アークレイダース)』。機械の脅威「ARC」が支配する荒廃した未来を舞台に、プレイヤーは物資を求めて地上へ降り立ち、他のレイダー(プレイヤー)やドローンと戦いながら生還を目指します。
緊迫した脱出シューターにおいて、一瞬のフリーズやフレームレートの低下は「全ロスト」を意味します。本記事では、最新ハードウェア(RTX 5000シリーズ、Coreシリーズ、Ryzenシリーズ)を基準に、ARC Raidersを快適に、そして有利に戦い抜くための「真の推奨スペック」とおすすめゲーミングPCを紹介します。
【高コスパのおすすめPCリスト】
・ドスパラ
| GPU | 製品名 | 価格 |
|---|---|---|
| RTX 3050 | GALLERIA XGR7M-R35-GD Ryzen 7 5700X搭載 | ¥189,980 |
| RTX 5060 | GALLERIA XGR5M-R56-GD Ryzen 5 7500F搭載 | ¥224,980 |
| RTX 5070 | GALLERIA XPC7A-R57-GD | ¥319,980 |
| RTX 5080 | GALLERIA XDR7A-R58-GD Ryzen 7 9800X3D搭載 | ¥539,980 |
・OZgaming
| GPU | 製品名 | 価格 |
|---|---|---|
| RTX 5050 | 【Z1 コスパモデル】Ryzen5 5500・RTX5050 | ¥139,800 |
| RTX 5060 | 【Z1 コスパモデル】Ryzen7 5700x・RTX5060 | ¥187,800 |
| RTX 5070 | 【P40 Prism】Ryzen7 7800x3D・RTX5070 | ¥364,800 |
| RTX 5080 | 【4000D 性能重視モデル】Ryzen7 9800x3D・RTX5080 | ¥514,800 |
ARC Raiders(アークレイダース)とは?負荷と必要動作環境を解説

ARC Raidersは、三人称視点(TPS)のエキストラクションシューターです。Unreal Engine 5(UE5)を採用した美しいグラフィックと、物理演算を多用した破壊表現、そして大量の敵ドローンが画面内を飛び交う混沌とした戦場が特徴です。
正式リリースに向けたテスト環境では、UE5特有の重厚なライティングやオブジェクト処理により、旧世代のPCでは高負荷時にカクつきが発生することが報告されています。特に「PvPvE」という性質上、対人戦での撃ち合いにおいては、画質よりも安定した高いフレームレート(144fps以上)の維持が勝敗を分けます。
Steam公式の必要・推奨スペックを確認
まずは、Steamストアページ等で公開されている公式スペックを確認しましょう。(※2025年時点の最新情報を参照)
| 項目 | 必要動作環境 (Minimum) | 推奨動作環境 (Recommended) |
|---|---|---|
| OS | Windows 10/11 64-bit | Windows 10/11 64-bit |
| CPU | Intel Core i5-6600K AMD Ryzen 5 1600 | Intel Core i5-9600K AMD Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 12 GB RAM | 16 GB RAM |
| GPU | GeForce GTX 1050 Ti Radeon RX 580 | GeForce RTX 2070 Radeon RX 5700 XT |
| DirectX | Version 12 | Version 12 |
注意点:
公式の推奨スペックは、あくまで「フルHD(1080p)で60fps前後」での動作を目安としています。RTX 2070は数世代前のミドルレンジであり、2025年の最新ゲーム環境、特に高リフレッシュレートで滑らかにプレイするには力不足です。
PvPvEで勝つための「真の推奨スペック」はこれだ
敵プレイヤーとの遭遇戦や、ARCマシンの大群による爆発エフェクトが重なるシーンでも「最低144fps」を維持し、撃ち負けないためのスペックは以下の通りです。
- OS: Windows 11
- CPU: Intel Core Ultra 7 (第2世代) または AMD Ryzen 7 9000シリーズ
- メモリ: 32GB DDR5
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 以上
- ストレージ: NVMe Gen4 SSD(ロード時間短縮のため必須)
【価格帯・目的別】ARC RaidersにおすすめのゲーミングPC
ここからは、具体的なおすすめゲーミングPCをご紹介します。今回は、ARC Raidersの推奨スペックをクリアしつつ、目的や予算に合わせて選べる5つのモデルを厳選しました。
【コスパ重視モデル】推奨スペックをクリアしつつ価格を抑えたPC

- CPU: AMD Ryzen 7 5700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5060 8GB
- メモリ: 32GB DDR4
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「Z1 コスパモデル」は、推奨スペックをしっかりクリアしながらも、価格を抑えたコストパフォーマンスに優れた一台です。 フルHD環境で本作を快適にプレイするのに十分な性能を持っています。これからPCゲームを始めたい方や、予算を抑えたい方に最適です。
【バランスモデル】高画質・高フレームレートで快適に遊べるPC

- CPU: AMD Ryzen 7 7700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
Lenovoの「Legion Tower 5 Gen 10」は、パフォーマンスと価格のバランスが取れたモデルです。 最新世代のCPUとGPU、高速なDDR5メモリを搭載しており、本作を高設定で快適に楽しめるだけでなく、他の多くのPCゲームもそつなくこなせる万能な一台です。
【ハイスペックモデル】FPSガチ勢やWQHD環境に最適な特化型PC

- CPU: AMD Ryzen 7 7800X3D
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「おすすめカスタムモデル」は、ゲーミング性能で絶大な評価を得ているCPU「Ryzen 7 7800X3D」を搭載しています。大容量キャッシュによりゲームプレイ時に圧倒的なフレームレートを叩き出し、最新のRTX 5070との組み合わせでWQHD解像度でも高画質で滑らかなプレイが可能。バランスモデルよりもワンランク上の快適さを求めるゲーマーに最適です。
【ハイスペックモデル】最高設定でのプレイや配信も視野に入れた最強PC

- CPU: AMD Ryzen7 9700X
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti 16GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe Gen4 SSD
OZgamingの「H26series」は、4K解像度での最高設定プレイや、ゲーム配信まで快適に行えるパワフルな性能を誇ります。 最新のパーツを搭載し、一切の妥協をしたくないヘビーゲーマーにおすすめです。将来登場するであろう重いゲームにも対応できる、長く使える一台です。
【ノートPCモデル】快適なスペックと機能性を両立したゲーミングノートPC

- ディスプレイ: 15.1型 WQXGA(2560 x 1600)
- CPU: Core i7-14700HX
- GPU: NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU 8GB
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe SSD
場所を選ばずに楽しみたいなら、このゲーミングノートPCがおすすめです。 デスクトップのバランスモデルに匹敵する性能を持ちながら、15インチのコンパクトな筐体に収まっています。 165Hz対応のディスプレイを搭載しており、滑らかな映像でプレイできるのも魅力です。
ARC Raidersを快適に遊ぶためのPCパーツ選びのポイント

現在のゲーミングPC市場は、大きな転換期を迎えています。ARC RaidersのためにPCを新調・アップグレードする場合の重要なポイントを解説します。
GPU:最新のRTX 5000シリーズを選ぶべき理由
ARC RaidersのようなUE5採用タイトルでは、GPUの負荷が非常に高くなります。2025年に登場したNVIDIA GeForce RTX 5000シリーズ(Blackwell世代)は、前世代(RTX 40シリーズ)と比較して、以下の点で圧倒的に有利です。
- AI処理能力の向上: 次世代のアップスケーリング技術(DLSS 4.0等)により、画質を落とさずにフレームレートを大幅に向上させることが可能です。
- レイトレーシング性能: 重い光源処理を効率よく捌き、ARCマシンの金属光沢や爆発の反射をリアルに描画しながらも軽快に動作します。
- VRAMの高速化: 高解像度テクスチャの読み込みがスムーズになり、広大なマップでのスタッター(カクつき)を防ぎます。
CPU:Core Ultra (第2世代) や Ryzen 9000番台で処理落ちを防ぐ
エキストラクションシューターは、マップ上のアイテム配置、AIの挙動、他プレイヤーの位置情報など、CPU負荷が高いジャンルです。
- Intel Core Ultra 200シリーズ (Arrow Lake): 省電力性とマルチタスク性能が向上しており、ゲーム配信をしながらのプレイでも安定します。
- AMD Ryzen 9000シリーズ: 従来のRyzen特有のゲーム性能の高さに加え、シングルスレッド性能が強化されており、高フレームレートを叩き出すのに最適です。
メモリ・ストレージ:32GB以上と高速SSDが必須なワケ
- メモリ 32GB: 16GBでは、ゲーム単体でカツカツになるケースが増えています。Discordやブラウザを裏で開きながら快適に遊ぶには、32GB(DDR5)が2025年の新常識です。
- 高速SSD: マップ読み込みの遅さは、マッチ開始時の出遅れに繋がります。Gen4以上のNVMe SSDであれば、即座にフィールドに降り立ち、有利なポジションを確保できます。
RTX 5000番台搭載PCでARC Raidersのフレームレートはどう変わる?

DLSS 4.0活用時のフレームレート期待値
RTX 5000シリーズで対応している次世代アップスケーリング技術(DLSS 4.0など)は、AIが「フレーム生成」をより高精度に行います。
これにより、ネイティブ解像度では60fps程度の重いシーンでも、画質の劣化を最小限に抑えつつ120fps~150fpsまで引き上げることが可能になります。ARC Raidersのような視認性が重要なゲームにおいて、この技術はゲームプレイにアドバンテージをもたらします。
高リフレッシュレートモニターとの組み合わせ方
高性能なPCを買っても、モニターが60Hzでは意味がありません。
- RTX 5060/5070クラス: 165Hz~240HzのフルHD/WQHDモニター
- RTX 5080/5090クラス: 240Hz以上のWQHD、または144Hz以上の4K/OLEDモニター
PCのスペックに合わせて、モニターのリフレッシュレートも適切なものを選びましょう。
まとめ:最新世代のPCでARC Raidersの世界を生き残れ

2025年の注目作『ARC Raiders』は、その美しいグラフィックと引き換えに、PCスペックへの要求も高くなっています。公式の必要動作環境は低めに設定されていますが、PvPvEという過酷な環境で生き残るためには、余裕を持ったスペックが不可欠です。
- コスパ重視なら: OZ Gaming (RTX 5060)
- 安定バランスなら: Legion Tower 5 Gen 10 (Ryzen 7700X + RTX 5070)
- 一段上のスペックなら: NEXTGEAR HD-A7G7T (Ryzen 9800X3D+RTX 5070 Ti)
リリース直後はサーバー負荷や最適化不足で重くなることも予想されます。最新のRTX 5000番台搭載PCを準備して、万全の状態でARC Raidersの世界へ飛び込みましょう。
