ドスパラ(サードウェーブ)の個人向けデスクトップPC「THIRDWAVE AM-C5AIGA-02B」は、Intelの最新世代CPU Core Ultra 5 225を搭載したミニタワー型のデスクトップPCです。価格は137,980円(税込)で、日常使いからビジネス用途まで幅広くカバーできるスペックを備えています。DDR5メモリやGen4 SSDなど最新規格のパーツで固められていて、「これからの数年間を見据えた一台」として注目度が高いモデルですね。
この記事では、搭載CPUのベンチマーク結果を独自の視点で分析しつつ、ドスパラ内の競合モデルとの比較、そして実際のユーザーの声まで徹底的に深掘りしていきます。「このPC、自分の用途に合ってるの?」と気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。なお、販売元であるドスパラ(サードウェーブ)の特徴や評判についてはこちらの解説記事でも詳しくまとめています。
THIRDWAVE AM-C5AIGA-02B の基本スペックと特徴
まずは基本スペックを整理しておきましょう。このモデルのポイントは、最新のArrow Lake世代CPUをこの価格帯で搭載しているという点です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | Intel Core Ultra 5 225(3.3GHz-4.9GHz / 10コア10スレッド) |
| グラフィックス | Intel Graphics(CPU内蔵) |
| メモリ | 16GB DDR5-5600(16GB×1) |
| ストレージ | 500GB SSD(M.2 NVMe Gen4) |
| マザーボード | Intel H810チップセット(MicroATX) |
| 電源 | 450W(80PLUS BRONZE) |
| LAN | 2.5Gb対応LANポート×1 |
| 映像出力 | HDMI×1 / DisplayPort×1 |
| サイズ | 160(幅)×324(奥行)×350(高さ) mm / 約7kg |
| 保証 | 持込修理保証 1年(最大5年まで延長可能) |
| 価格 | 137,980円(税込)/分割36回 月々3,900円(手数料無料) |
注目すべきは、DDR5メモリとPCIe Gen4 SSDを標準搭載している点です。DDR5-5600は現行の主流規格で、旧世代のDDR4と比べてデータ転送速度が大幅に向上しています。ただし、メモリ構成が16GB×1枚のシングルチャネルなのは少し惜しいところ。デュアルチャネル(8GB×2)と比べると帯域幅が半分になるので、内蔵グラフィックスを使う場合はパフォーマンスに影響が出る可能性があります。カスタマイズで16GB(8GB×2)に変更できるので、予算に余裕があればデュアルチャネル構成への変更をおすすめします。
SSDは500GBと最低限の容量です。写真や動画を多く扱う方は、カスタマイズで1TB以上に増やすか、追加のSATA HDDを搭載するのが現実的でしょう。カスタマイズで2TB HDDを+25,000円、4TB HDDを+29,000円で追加できます。
本体サイズは幅160mm×奥行324mm×高さ350mmとかなりコンパクト。デスク上にも置きやすいサイズ感です。重量も約7kgと軽く、設置や移動がしやすいのは嬉しいですね。
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Core Ultra 5 225のベンチマーク性能を徹底分析
本機に搭載されているCore Ultra 5 225は、Intelが2025年1月に発売したArrow Lake-S世代のデスクトップ向けCPUです。6つのPコア(パフォーマンスコア)と4つのEコア(効率コア)の計10コア10スレッド構成で、TDPは65W。前世代のHyper-Threadingが廃止された代わりに、コアあたりの処理効率が向上しています。
では、実際にどのくらいの性能なのか。各種ベンチマークデータを基に見ていきましょう。
PassMark CPU Markスコア比較
まずは総合的なCPU性能を示すPassMarkスコアから。PassMark Software(cpubenchmark.net)およびCpuTronicのデータを参照しています。
| CPU | マルチスレッド | シングルスレッド |
|---|---|---|
| Core Ultra 5 225 (本機搭載) | 約31,100 | 約4,430 |
| Core i5-12400 (競合モデル搭載) | 約18,800 | 約3,470 |
| Ryzen 5 5500GT (競合モデル搭載) | 約19,000 | 約3,100 |
※数値はPassMark Software(cpubenchmark.net)およびCpuTronic公開データを参照。計測環境により変動あり。
PassMark マルチスレッド スコア比較
Core Ultra 5 225(本機)
Ryzen 5 5500GT
Core i5-12400
PassMark シングルスレッド スコア比較
Core Ultra 5 225(本機)
Core i5-12400
Ryzen 5 5500GT
マルチスレッド性能では、Core Ultra 5 225がCore i5-12400の約1.65倍というスコアを叩き出しています。世代の差がはっきり出ていますね。同じ10コア構成でも、Arrow Lakeのアーキテクチャ改良による効率の向上が効いています。
シングルスレッドでも約28%の差があり、日常的なアプリの起動やWebブラウジングなど、「体感速度」に直結する部分でもしっかり進化しています。
CINEBENCH R23スコア(参考値)
価格.comに投稿されたCore Ultra 5 225のユーザーレビューによると、CINEBENCH R23のスコアはマルチ 17,193pts / シングル 1,905ptsとのこと。比較対象として、Core i5-14400が同条件でマルチ 16,425pts / シングル 1,813ptsだったとされています。
| CPU | CINEBENCH R23 マルチ | CINEBENCH R23 シングル |
|---|---|---|
| Core Ultra 5 225 | 17,193 | 1,905 |
| Core i5-14400(参考) | 16,425 | 1,813 |
※価格.comユーザーレビュー投稿値。構成環境により結果は変動します。
このCINEBENCHスコアは、3世代前のCore i7-12700と同等かそれ以上の数値です。つまり、「ミドルクラスのCPUで旧世代のハイエンドに匹敵する」という、世代更新のメリットをしっかり享受できるわけです。
このスコアで実際に何ができるのか
ベンチマークの数字だけ見せられても正直ピンとこない方も多いと思うので、「具体的に何ができるのか」をまとめます。
◎ 快適にできること
・Officeソフト(Word / Excel / PowerPoint)の同時起動・マルチタスク
・Webブラウザでタブを数十個開いての作業
・フルHD動画の再生・簡単な動画編集
・写真のRAW現像(Lightroom等)
・プログラミング・Web開発
△ できるが条件付き
・軽量なゲーム(マインクラフト等)は低~中設定で動作可能
・4K動画編集は軽い素材なら対応できるが、本格的にはGPU追加が必要
✕ 厳しい用途
・最新3Dゲーム(高画質設定)
・本格的な3DCG制作やAI画像生成
このPCはあくまで内蔵グラフィックス(CPU内蔵GPU)での動作となるため、高負荷な3D処理には向きません。ただし、Intel Arc内蔵GPUは前世代のUHD 730と比較すると、パソコン工房のベンチマーク記事では3DMark Fire StrikeのGPUスコアで約15~55%向上しているとの結果もあり、ライトな用途であれば内蔵GPUでも十分実用的です。
ドスパラ内の競合モデルとの比較
ドスパラの製品ページには「この商品を見たお客様はこちらも見ています」として複数のモデルが掲載されています。主要なモデルと比較してみましょう。
| モデル | CPU | GPU | 価格(税込) | レビュー |
|---|---|---|---|---|
| AM-C5AIGA-02B (本機) | Core Ultra 5 225 | Intel Graphics | 137,980円 | – |
| AM-R5GIG… Ryzenモデル | Ryzen 5 5500GT | Radeon Graphics | 99,980円~ | ★3.5 (5件) |
| AM-C5AIG… i5-12400モデル | Core i5-12400 | Intel UHD 730 | 109,980円~ | ★4.75 (8件) |
| AS-C5AIG… スリムタワー | Core Ultra 5 225 | Intel Graphics | 134,980円~ | – |
| AM-C5A35… RTX搭載モデル | Core Ultra 5 225 | GeForce RTX 3050 6GB | 169,980円~ | – |
「安さ重視」ならRyzen 5 5500GTモデル(99,980円~)
約4万円安く買えるRyzen 5 5500GTモデルは、とにかくコストを抑えたい方向けです。ただし、PassMarkのマルチスレッドスコアを見ると本機の約61%の性能にとどまります。内蔵GPUのRadeon GraphicsはIntel Graphics(Core Ultra)より若干優れていますが、どちらも軽い用途向けという点は同じです。数年先を見据えるなら、DDR5や新世代プラットフォームを採用した本機のほうが長く使えるでしょう。
「実績重視」ならCore i5-12400モデル(109,980円~)
レビュー評価が★4.75(8件)と高いi5-12400モデルは、安定性と実績では安心感があります。ただし、CPU性能は本機と比較するとマルチで約40%、シングルで約22%劣る計算です。価格差は約28,000円。この差額で得られるCPU性能の向上と新プラットフォーム(DDR5対応、PCIe 5.0対応マザー)を考えると、長期的にはCore Ultra 5 225搭載の本機のほうがコスパが良いと判断できます。
「ゲームもしたい」ならRTX 3050搭載モデル(169,980円~)
+約32,000円でGeForce RTX 3050 6GBが搭載されるモデルは、ゲームや動画編集をやりたい方向けです。内蔵GPUと専用GPUでは次元の違う処理能力なので、少しでもゲームをしたい方はこちらを検討する価値があります。
ユーザーの口コミ・評判を徹底調査
THIRDWAVE AM-C5AIGA-02B自体は新しいモデルのため、ドスパラ公式のレビューはまだ「レビュー募集中」の状態です。そこで、同じCPU「Core Ultra 5 225」やドスパラのTHIRDWAVEデスクトップシリーズ全般に関する口コミをSNS、価格.com、レビューサイト等から幅広く収集・分析しました。
Core Ultra 5 225に対するユーザーの声
価格.comのCore Ultra 5 225レビューでは、実際に自作した方が以下のように評価しています。
「14400と比較して…体感的な差は殆ど感じられません。ただ、ベンチソフト測定比でも3世代前のi7(12700)と互角かソフトによっては225が上回る数値を出しているので、日常の使用用途であれば特に不足も無いと思います。」
― 価格.com ユーザーレビューより
「225も良いCPUなのに何で人気が今イチなのか? 色々な要因がありますが個人的にはつい最近まで225より安かった14400の存在が大きかったと思います。」
― 価格.com ユーザーレビューより
つまり、性能自体は十分だけど旧世代との価格差がネックだったというのがこれまでの評価です。ただ最近ではBTOメーカー各社の搭載モデルの価格がこなれてきており、ドスパラでもCore i5-12400搭載モデルとの価格差が縮まってきています。
ドスパラ(THIRDWAVE)の評判傾向
THIRDWAVEシリーズ全般のユーザー評判を分析すると、主に以下の3つの傾向が見えてきます。
【高評価ポイント①】圧倒的な出荷スピード
ドスパラの最大の強みは何と言っても「翌日出荷」です。他のBTOメーカーだと1~2週間かかるのが普通な中、注文確定から最短翌日には出荷されます。SNSでも「注文した翌日に届いた」「修理に出すより買ったほうが早い」という声が非常に多いです。
「ドスパラで買ったPC もう届いたw 3/10の朝にネット注文して3/11に工場出荷、3/12の20時に到着。修理に出すよりはええw」
― X(旧Twitter)ユーザーの投稿
【高評価ポイント②】コストパフォーマンスの高さ
「同じ構成で他メーカーと比較するとTHIRDWAVEのほうが安い」という口コミが多数見られます。さらに36回まで分割手数料が無料なので、月々3,900円で最新世代のPCが手に入るのは大きなメリットです。
【高評価ポイント③】24時間365日のサポート
「ネットに繋がらなくなった問題で何度もドスパラのサポートセンターに電話してるんだけど、説明も丁寧で親身になってくれるしもの凄く信頼度が上がった。」
― X(旧Twitter)ユーザーの投稿
【注意点】一部のネガティブな声
一方で、みん評や価格.comでは「初期不良対応に不満」「修理に時間がかかった」という声も一定数あります。ただし、これらは数年前の口コミが多く、最近のアンケート調査ではサポートの満足度が高いという結果が出ています。2018年の炎上事件以降、サポート体制が大きく改善されたとの分析もあります。万が一に備えて延長保証(最大5年)への加入を検討するのが安心です。
カスタマイズのおすすめ構成
本機はドスパラのBTOモデルなので、購入時にカスタマイズが可能です。特に「ここだけは変えたほうがいい」というポイントを挙げておきます。
① メモリをデュアルチャネルに変更(+15,000円)
標準構成は16GB×1枚のシングルチャネルです。16GB(8GB×2)に変更すればデュアルチャネル動作になり、特に内蔵グラフィックスの性能が目に見えて向上します。予算が許すなら最優先でカスタマイズしましょう。
② SSDを1TBに増量(+18,000円~)
500GBはOSとアプリをインストールするとすぐ埋まります。1TB以上を推奨します。高速モデルのWD SN5100(+20,000円)は読み込み7100MB/sで体感速度も上がるのでコスパ良好です。
③ Wi-Fiの追加(+8,000円)
標準では無線LANが搭載されていません。有線LAN環境がない場合はWi-Fi6+Bluetooth5.2対応の無線LANを追加しておくと便利です。
④ CPUグリスのアップグレード(+2,000円~)
標準のノーマルグリスは熱伝導率0.8W/m・K。ナノダイヤモンドグリスOC7(+2,000円、12.56W/m・K)に変更するだけで冷却効率が上がり、長時間使用時の安定性が向上します。費用対効果が高いカスタマイズです。
メリット・デメリットまとめ
良い点
✔ 最新Arrow Lake世代で将来性が高い
✔ DDR5・Gen4 SSD・PCIe 5.0対応の最新プラットフォーム
✔ コンパクトなミニタワーで省スペース
✔ 翌日出荷の圧倒的スピード
✔ 36回分割手数料無料で月々3,900円
✔ 豊富なカスタマイズの選択肢
気になる点
✖ メモリがシングルチャネル(要カスタマイズ)
✖ SSD 500GBは容量不足になりやすい
✖ 専用GPU非搭載でゲームには不向き
✖ Wi-Fiが標準非搭載
✖ 電源が450Wで将来のGPU増設に制約あり
こんな人におすすめ / おすすめしない
おすすめできる人
・事務作業やビジネス用途がメインの方
・在宅ワーク用のメインPCを探している方
・最新世代のプラットフォームで長く使いたい方
・省スペースなデスクトップPCが欲しい方
・すぐにPCが届いてほしい方
おすすめしない人
・ゲームや3DCGなどGPU性能が必要な方(→ RTX搭載モデルを検討)
・とにかく最安のPCが欲しい方(→ Ryzen 5 5500GTモデルが安い)
・将来的にハイエンドGPUを増設したい方(→ 電源容量のカスタマイズが必要)
まとめ:THIRDWAVE AM-C5AIGA-02Bは「ビジネス~日常使い」のベストバランスモデル
THIRDWAVE AM-C5AIGA-02Bは、最新世代のCore Ultra 5 225を搭載しながら137,980円というバランスの良い一台です。ベンチマークデータが示す通り、2~3世代前のCore i7クラスに匹敵するCPU性能を備えており、日常作業からビジネス用途までストレスなくこなせます。
DDR5メモリやGen4 SSD、PCIe 5.0対応マザーボードといった最新規格のパーツで固められているため、今後数年間は陳腐化しにくいのも大きなメリット。カスタマイズでメモリやSSDを強化すれば、より快適に使えます。
ドスパラならではの翌日出荷、36回分割手数料無料、24時間サポートといった付加価値も含めて考えると、「次のPCはなるべく長く安心して使いたい」という方にとって、非常に堅実な選択肢だと言えるでしょう。
なお、ドスパラ(サードウェーブ)というメーカーの特徴や他モデルとの比較についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
▶ THIRDWAVE AM-C5AIGA-02B の詳細・購入はこちら
※価格・スペックは2025年4月時点の公式情報に基づきます。最新情報はドスパラ公式サイトをご確認ください。
※ベンチマークスコアは計測環境により変動します。参考値としてご覧ください。
