「デスクの上をスッキリさせたいけど、パソコンの性能は妥協したくない」——そんなワガママを叶えてくれるのが、2025年6月に登場したASUS V400 AiO(V440VAK)です。23.8型のスリムベゼル液晶を搭載した一体型PCで、電源ケーブル1本つなぐだけですぐ使えるのが最大の魅力。リビングに置いても”パソコン感”が出すぎず、インテリアに自然と溶け込むデザインが好評を集めています。
この記事では、搭載CPUのベンチマークスコアから読み取れる「実際にどこまで使えるのか」という性能面の分析、ASUS公式ストア・Amazon・価格.comなどに寄せられたリアルなユーザーの口コミの傾向分析、さらに旧モデルASUS AiO A3402との比較まで、多角的に深掘りしていきます。購入を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。
ASUS V400 AiO(V440VAK)の基本スペックと全モデル構成
ASUS V400 AiO(V440VAK)は、23.8型フルHD(1920×1080)のNanoEdgeディスプレイを搭載した液晶一体型デスクトップPCです。第13世代Intel Coreプロセッサー、DDR5メモリ、NVMe SSDという今どきの構成をしっかり押さえつつ、ASUS estore価格で13万円台~というコストパフォーマンスの高さが光ります。
2025年6月の発売時は5モデル展開でしたが、2026年3月には新たにIntel Core 7 240HやCore 5 210Hを搭載した上位・バリエーションモデルも追加されています。ここでは初期5モデルの構成を整理します。
| モデル名 | CPU | メモリ | SSD | Office | 色 |
|---|---|---|---|---|---|
| V440VAK-WPC125W | Core i5-13420H | 16GB | 512GB | なし | ホワイト |
| V440VAK-WPC026WS | Core i5-13420H | 16GB | 512GB | H&B 2024 | ホワイト |
| V440VAK-BPC065W | Core i5-13420H | 16GB | 512GB | なし | ブラック |
| V440VAK-BPC048WS | Core i5-13420H | 16GB | 512GB | H&B 2024 | ブラック |
| V440VAK-BPC047WS | Core i7-13620H | 16GB | 1TB | H&B 2024 | ブラック |
※ブラックモデルはASUSオンラインストアと一部量販店限定販売。全モデル共通でWindows 11 Home、23.8型フルHDノングレア液晶搭載。
迷ったときの選び方はシンプルで、Officeが必要ないなら最安のWPC125W(ホワイト)かBPC065W(ブラック)、Office付きならWPC026WS(ホワイト)かBPC048WS(ブラック)、とにかく性能重視ならi7搭載のBPC047WSという感じです。
ちなみに、ASUSというメーカー自体の特徴や評判については こちらの解説記事 で詳しくまとめています。台湾発のグローバルブランドとしての信頼性やサポート体制を知りたい方は参考にしてみてください。
CPUベンチマークで読み解く処理性能の実力
ASUS V400 AiOに搭載されているCPUは、i5モデルがCore i5-13420H(8コア12スレッド)、i7モデルがCore i7-13620H(10コア16スレッド)です。どちらも第13世代Raptor Lakeの”Hシリーズ”で、もともとノートPC向けに設計された省電力かつ高性能なプロセッサーになります。一体型PCの限られた筐体内でも安定して動作しやすいのがこのシリーズのメリットです。
PassMark、Cinebench 2024、Geekbench 6という3つの主要ベンチマークのスコアをまとめました(NanoReview.net、PassMark Software公開データをもとに構成)。
主要ベンチマークスコア比較
| ベンチマーク | Core i5-13420H | Core i7-13620H | 差(i7÷i5) |
|---|---|---|---|
| PassMark CPU(マルチ) | 17,009 | 23,481 | 約1.38倍 |
| PassMark CPU(シングル) | 3,367 | 3,551 | 約1.05倍 |
| Cinebench 2024(マルチ) | 514 | 814 | 約1.58倍 |
| Cinebench 2024(シングル) | 93 | 110 | 約1.18倍 |
| Geekbench 6(マルチ) | 9,145 | 12,296 | 約1.34倍 |
| Geekbench 6(シングル) | 2,186 | 2,494 | 約1.14倍 |
出典:PassMark Software、NanoReview.net公開データ(2026年3月時点)
PassMarkマルチコアスコア比較グラフ
■ Core i7-13620H(上位モデル)
23,481
■ Core i5-13420H(標準モデル)
17,009
■ 参考:Core i5-1235U(旧世代省電力)
約11,000
このスコアだと具体的に何ができる?
Core i5-13420Hモデルの場合、PassMarkマルチスコア約17,000というのは、事務作業やWeb閲覧はもちろん余裕で、Excelで大きめの表計算を回したり、PowerPointの重いスライドを編集したりといった作業も快適にこなせるレベルです。PhotoshopやLightroomでの写真編集も問題なく動作するという声がレビューでも多く見られます。
Core i7-13620Hモデルになると、マルチスコアが23,000超まで跳ね上がります。10コア16スレッドの恩恵で、動画のエンコードや複数アプリの同時起動にも余裕が出てきます。フルHD程度の動画編集(カット・テロップ入れ)なら十分実用的です。
一方、シングルコア性能に関しては両者にそこまで大きな差がなく(i5でGeekbench 6が2,186、i7が2,494)、体感速度の面では普段使いならi5モデルでも十分すぎるほど快適です。逆に言うと、重い3Dゲームや4K動画のガッツリ編集には向かないので、そういった用途がメインの方はゲーミングPCやクリエイター向けPCを検討したほうがいいでしょう。
なおグラフィックスはどちらもCPU内蔵のIntel UHD Graphics(Iris Xeベース)で、専用GPUは非搭載です。軽めのゲーム(マインクラフトなど)は遊べますが、ApexやFF14のような重いタイトルは厳しいと考えてください。
ディスプレイ・デザイン・音質をチェック
93%画面占有率のNanoEdgeディスプレイ
ベゼル(画面の縁)が非常に細く、23.8型でありながら93%の画面占有率を実現しています。これ、実際に目の前にすると数字以上に迫力があって、23.8インチのサイズ感以上に「広い」と感じます。100% sRGBカバーで色精度も高く、写真の色味を正確に確認したい人にも向いています。TÜV Rheinland認証の低ブルーライトパネルなので、長時間作業でも目への負担が軽減されるのも嬉しいポイント。
旧モデルから大幅にスリム化したボディ
旧モデルのASUS AiO A3402と比較すると、ベゼル幅は38%スリム化、本体厚みは25%薄型化されています。具体的には、スタンドを含めた奥行きが36.5mm(旧モデル48.4mm)、パネル最薄部が15.6mm(旧モデル25mm)と、かなりコンパクトになりました。カラーはホワイトとブラックの2色で、どちらもマットな質感でインテリアに馴染みやすいデザインです。
Dolby Atmos対応のバスレフ型スピーカー
5W×2のステレオスピーカーを内蔵しており、通常はHi-Fiスピーカーにしか使われないバスレフ型構造を採用。一体型PCの内蔵スピーカーとしてはかなり頑張っている印象で、Dolby Atmos対応により音の定位感・臨場感もあります。ただし、後述の口コミでは「音がこもる」という意見も一部あるため、音質にこだわる方は外付けスピーカーの併用も検討したほうがいいかもしれません。
接続端子・ネットワーク・セキュリティ
一体型PCは端子が少ないイメージを持つ方もいるかもしれませんが、V400 AiOは意外と充実しています。
背面にUSB 3.2 Gen 1 Type-A×3、USB 3.2 Gen 1 Type-C×1、HDMI入力、HDMI出力、有線LAN、電源入力。側面にUSB 2.0 Type-A×1、マイク/ヘッドホンコンボジャック、Kensingtonセキュリティスロットという構成です。
特に注目なのがHDMI入力端子の存在で、Nintendo SwitchやPS5をつないで外部モニターとして使えます。PCの電源を切っていても単体ディスプレイとして機能するので、「PCを使わないときはゲーム用モニターに」という使い方ができるのは一体型PCならではの便利さです。
ネットワークは最新のWi-Fi 7(6GHz帯対応)をサポート。Wi-Fi 6比で最大40%の高速化が謳われています。セキュリティ面では、手動で物理的に出し入れできるポップアップ式Webカメラが搭載されており、使わないときは完全に隠せるのでプライバシー面も安心です。
ユーザーの口コミ・評判を徹底分析
ASUS公式サイト、Amazon、価格.com、各種レビューサイトなど複数のソースから口コミを収集し、評価傾向を分析しました。ASUS公式では全体評価3.8/5.0(11件)、品質3.4、使いやすさ4.0、性能3.8というスコアが出ています。
高評価の声(ここが好き!)
「コスパ最強です」(★5)
「20万円以内のデスクトップを探していました。Core i7でSSD 1TBでオフィス付きで15万円!! いい買い物をしました。」
— ASUS公式サイトレビュー
「余計なアプリが入ってなくて良い!」(★5)
「さくさく動く!ノーストレスこの上ないです!タワー型じゃない分スッキリ。」
— ASUS公式サイトレビュー
「シンプル イズ ベスト」(★4)
「オールインワンのパソコンは初めてですが、必要最小限で取回しも良く何よりもコンパクトなのが一番です。」
— ASUS公式サイトレビュー
「配線が電源ケーブル1本だけ」
「掃除が本当に楽。机の上がスッキリして、妻も喜んでいます。」
— レビューサイトでの購入者の声
低評価・気になる点の声(ここは注意)
「スピーカーの音質がこもる」(★1)
「スピーカーからの音質は、こもったような感じで凄く聞き取りづらいです。毎週楽しみにしていたラジコの音が不快です。」
— ASUS公式サイトレビュー
「USBが背面にあるのが不便」
「USBは背面にあるのでそこだけ使い勝手が難。」
— ASUS公式サイトレビュー
「McAfeeのアンインストール方法がわかりにくい」(★3)
「プリインストールされているMcAfee製アンチウイルスアプリをアンインストールする方法について問い合わせたが、わかりやすい回答はいただけなかった。」
— ASUS公式サイトレビュー
「Webカメラが画面下部にある」
「下から見上げるアングルになりがち。Web会議が多い人は外付けカメラを検討したほうがいい。」
— レビューサイトでの購入者の声
口コミ傾向のまとめ
全体的な傾向として、「デザインの美しさ」「省スペース性」「コスパの良さ」の3点は高く評価される一方、「スピーカー音質」「USB端子の位置」「カメラ位置」が不満点として挙がるケースが目立ちます。ただし、静音性については「高負荷時でもファン音が控えめ」「図書館レベルの静けさ」という評価が複数あり、リビングで家族と一緒にいる環境でも気にならないレベルとの報告が多いです。
価格.comでは、ある投稿者が同価格帯のHP All-in-One 24と比較した際に、「CPUスペック的にはASUSが上なのに人気ランキングでは下位。公式ストアだとHPより安い」と指摘しており、知名度・販路の違いで損をしている隠れた良品、という見方もあります。
旧モデルASUS AiO A3402との比較
PDFの製品ページでも比較対象として登場する旧モデルASUS AiO A3402との違いを整理しておきます。
| 比較項目 | V400 AiO(V440VAK) | AiO A3402(旧モデル) |
|---|---|---|
| スタンド込み奥行き | 36.5mm | 48.4mm |
| パネル最薄部 | 15.6mm | 25mm |
| ベゼル幅 | 38%スリム化 | —(基準) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 6 |
| メモリ | DDR5(最大64GB) | DDR4 |
| HDMI入力 | あり | なし |
薄型化・Wi-Fi 7対応・DDR5メモリ・HDMI入力の追加と、順当に進化している印象です。特にDDR5メモリは将来的に64GBまで増設できるので、長く使い続けたい人にとっては安心材料になります。
メリットとデメリットの整理
メリット(いいところ)
✔ 電源ケーブル1本で設置完了。デスク周りが劇的にスッキリします。引っ越しや模様替えも楽。
✔ 100% sRGB対応の23.8型NanoEdgeディスプレイ。写真編集にも使える色精度と、93%の画面占有率による没入感。
✔ HDMI入力でゲーム機のモニターとしても使える。1台2役ができるのは一体型PCの中でも珍しい。
✔ Wi-Fi 7対応で将来性あり。6GHz帯が使えるので通信速度・安定性ともにアップ。
✔ 静音性が高い。アイドル時は20~30dB程度。リビングでも気にならないレベル。
デメリット(気をつけたいところ)
✖ USB端子がほぼ背面のみ。USBメモリの抜き差しがやや不便。USBハブの活用がおすすめ。
✖ 内蔵スピーカーの音質は個人差あり。Dolby Atmos対応とはいえ、「こもる」と感じる人も。外付けスピーカーの併用推奨。
✖ Webカメラが画面下部に配置。Web会議では見上げるアングルになるため、気になる人は外付けカメラの検討を。
✖ 専用GPU非搭載。重い3Dゲームや4K動画編集は厳しい。あくまで日常~中程度の負荷向け。
✖ 解像度がフルHD止まり。27型以上のモデルでもWQHDや4Kではないので、高解像度が必要な人には物足りない。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめする人
リビングや書斎にスッキリ置けるPCが欲しい方、Office作業・ネット閲覧・動画視聴が中心の方、配線をとにかく減らしたい方、ゲーム機のサブモニターとしても使いたい方。また、PC初心者やシニア層にも電源ケーブルを挿すだけで完結するセットアップの簡単さはかなり魅力的です。
おすすめしない人
本格的なゲーミングPCとして使いたい方、4K動画編集や3D制作がメインの方、将来的にGPUを増設したい方。一体型PCという構造上、パーツの拡張性にはどうしても限界があるので、「あとからグラボを追加したい」といったニーズがある場合はタワー型を選んだほうが無難です。
まとめ:「ちょうどいい」を極めた一体型PC
ASUS V400 AiO(V440VAK)は、「デスクをスッキリさせたいけど性能は妥協したくない」という需要にぴったりハマるプロダクトです。Core i5-13420H搭載モデルなら日常使いには十分すぎるパフォーマンスを持っていて、ASUS estore価格で13万円台~と価格面でも魅力的。i7モデルでも¥169,800と、Office付き・一体型としては競争力のある水準です。
実際のユーザーレビューからも、「コスパの良さ」「省スペース性」「動作の軽快さ」に関しては高い満足度が読み取れます。一方で、スピーカーの音質やUSB端子の位置には好みが分かれる部分もあるので、この記事で触れたデメリットが許容できるかどうかが購入判断のポイントになるでしょう。
リビングの家族共用PC、在宅ワーク用のメイン機、あるいはお子さんの学習用PCなど、幅広い用途にフィットする一台です。気になった方は、ぜひ公式ストアで最新のラインナップと在庫状況をチェックしてみてください。
