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RX 9060 XTのゲーム性能を徹底検証!主要タイトルのfpsを独自集計【2026年版】

 

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RX 9060 XTの実機画像

2025年6月に登場したAMD Radeon RX 9060シリーズは、RDNA 4世代のミドルレンジGPUとして、「1080p~1440pでしっかり遊べるグラボが欲しい」というゲーマーの声に応えるモデルです。このページでは、GamersNexus・TechSpot・Tom’s Hardware・TechPowerUpなど海外の主要テックメディアが公開しているベンチマークデータを独自に集計・整理して、RX 9060シリーズの実ゲーム性能をわかりやすくまとめています。

「RX 9060 XTって実際どれくらいのフレームレートが出るの?」「8GBと16GBどっちを選べばいいの?」「ライバルのRTX 5060 Tiと比べてどうなの?」——そんな疑問を持っている方に向けて、データに基づいた判断材料をお届けします。BTOパソコンの購入を検討している方にも、グラボ単体の換装を考えている方にも、参考にしていただける内容です。

目次

RX 9060 XTの基本スペックと位置づけ

まずはRX 9060 XTの基本スペックを押さえておきましょう。RX 9060 XTはAMDの最新アーキテクチャ「RDNA 4」を採用し、TSMCの4nmプロセス(N4P)で製造されています。上位モデルのRX 9070 XTのちょうど半分の規模にあたるNavi 44チップが採用されており、16GB版と8GB版の2モデルが存在します。

項目 RX 9060 XT 16GB RX 9060 XT 8GB RTX 5060 Ti 16GB(参考)
アーキテクチャ RDNA 4 RDNA 4 Blackwell
GPUチップ Navi 44 XT Navi 44 XT GB206
CU数 / SP数 32 CU / 2,048 SP 32 CU / 2,048 SP 36 SM / 4,608 CUDA
ブーストクロック 最大 3,230 MHz 最大 3,130 MHz 最大 2,573 MHz
VRAM 16GB GDDR6 8GB GDDR6 16GB GDDR7
メモリバス幅 128bit 128bit 128bit
メモリ帯域幅 320 GB/s 320 GB/s 448 GB/s
TDP 160W 150W 180W
補助電源 8ピン ×1 8ピン ×1 16ピン(12VHPWR)
映像出力 DP 2.1a ×2 / HDMI 2.1b ×1 DP 2.1a ×2 / HDMI 2.1b ×1 DP 2.1b ×3 / HDMI 2.1b ×1
MSRP $349(国内約6.2万円~) $299(国内約5.3万円~) $429(国内約8万円~)

スペック表を見ると、RX 9060 XTの注目ポイントはやはり16GB版が$349(国内6.2万円前後)という価格設定です。競合のRTX 5060 Ti 16GBが$429(国内8万円前後)であることを考えると、同じ16GB VRAM同士で約80ドル(国内で約1.5~2万円)の差があります。補助電源も従来の8ピン1本で済むので、電源ユニットの買い替えを心配する必要がないのも嬉しいところですね。

対応するアップスケーリング技術はAMD FSR 4(AI駆動のフレーム生成を含む)とAFMF 2(AMD Fluid Motion Frames 2)で、NVIDIAのDLSS 4に対抗するかたちになっています。レイトレーシングユニットも第3世代に進化しており、RDNA 3世代からは大幅な性能向上を果たしています。詳細なスペックはAMD公式の製品ページでも確認できます。

PCゲームベンチマーク比較 — 1080p / 1440p

ここからが本題です。GamersNexus、TechSpot、Tom’s Hardware、TechPowerUpの各レビューで計測されたフレームレートデータをもとに、主要ゲームでの平均的な性能をまとめました。テスト環境はメディアによって異なりますが、いずれもRyzen 7 7800X3DやRyzen 9 9950X3DなどのハイエンドクラスのcCPUを使い、GPU性能をフルに引き出す構成で検証されています。

フルHD(1080p)ウルトラ設定:ラスタライズ性能

※各メディアのレビューデータを統合した代表値。テスト環境により±5%程度の差は出ます。

ゲームタイトル RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 5060 Ti 16GB RX 7700 XT(参考)
Cyberpunk 2077 約90 fps 約80 fps 約95 fps 約88 fps
Black Myth: Wukong 約68 fps 約60 fps 約72 fps 約65 fps
Horizon Forbidden West 約96 fps 約82 fps 約89 fps 約90 fps
Baldur’s Gate 3 約82 fps 約76 fps 約85 fps 約80 fps
Assassin’s Creed Mirage 約112 fps 約95 fps 約97 fps 約105 fps
Starfield 約39 fps 約33 fps 約41 fps 約38 fps
God of War Ragnarök 約115 fps 約100 fps 約113 fps 約108 fps
複数タイトル平均(約10本) 約187 fps 約170 fps 約194 fps 約186 fps

※出典:GamersNexus、TechSpot、Tom’s Hardwareの公開レビューデータを統合。複数タイトル平均はTom’s Hardwareのリーク前ベンチマーク集計に基づく代表値。環境差があるため概算値としてご参照ください。

フルHD(1080p)のウルトラ設定では、RX 9060 XT 16GBはRTX 5060に対して平均10%前後の優位を示しています。GamersNexusのテストでは、タイトルによっては2%の差にとどまるものもあれば、17%以上リードする場合もありました。一方、RTX 5060 Ti 16GBに対しては1080pで約3~5%ほど及ばない結果が多く、ほぼ互角に近い性能と言えます。

特に注目したいのは、VRAMを多く使うタイトルです。Tom’s Hardwareのテストでは、Horizon Forbidden Westのようなゲームで16GB版のRX 9060 XTがRTX 5060 Ti 8GBに対して1080pで16%、1440pでは34%もの差をつけたとの結果が出ており、VRAM容量の多さがそのまま実フレームレートに反映されるタイトルが増えてきていることがわかります。

WQHD(1440p)ウルトラ設定:ラスタライズ性能

ゲームタイトル RX 9060 XT 16GB RTX 5060 RTX 5060 Ti 16GB RX 7700 XT(参考)
Cyberpunk 2077 約65 fps 約57 fps 約69 fps 約64 fps
Black Myth: Wukong 約49 fps 約48 fps 約57 fps 約50 fps
Horizon Forbidden West 約74 fps 約55 fps 約66 fps 約70 fps
God of War Ragnarök 約101 fps 約85 fps 約99 fps 約95 fps
Starfield 約62 fps 約55 fps 約65 fps 約60 fps
複数タイトル平均(約10本) 約134 fps 約119 fps 約142 fps 約139 fps

※出典:GamersNexus、TechSpot、Tom’s Hardwareの公開レビューデータを統合。テスト環境や使用ドライバの違いにより実際の数値は前後します。

1440pになると、解像度が上がった分だけVRAMの差がより如実に表れます。RTX 5060 Ti 16GBに対しては平均5%前後の差で、体感的にはほぼ同レベルの性能です。一方、RTX 5060(8GB)に対しては12~15%ほどリードするケースが目立ちます。

TechSpotのレビューでは、RX 9060 XT 16GBの1440pでのコストパフォーマンスが際立つ結果となりました。MSRPの$350で計算すると、RTX 5060 Ti 16GBに対して1フレームあたりの価格で約17~26%も優れるという結果が出ており、「性能差以上に価格差が大きい」ことを物語っています。

3DMarkスコアで見る合成ベンチマーク性能

実ゲームのフレームレートだけでなく、3DMarkの定番ベンチマークスコアも確認しておきましょう。合成ベンチマークはテスト条件が統一されるため、異なるメディアのデータを比較しやすいメリットがあります。

ベンチマーク RX 9060 XT 16GB RTX 5060 Ti 16GB RX 7700 XT(参考)
Time Spy(DX12・1440p) 約14,800 約16,200 約15,400
Fire Strike Ultra(DX11・4K) 約8,400 約8,600 約8,200
Steel Nomad(DX12 最新) RTX 5060 Tiと約4%差でほぼ互角
Speed Way(レイトレ) 約3,016 約4,144
PassMark G3D Mark 約20,108

※出典:Overclocking.com、3DMark公式データベース、PassMark VideoCardBenchmarkの公開データに基づく。

ラスタライズ中心のFire StrikeやSteel Nomadでは、RX 9060 XTはRTX 5060 Tiとかなり接戦を演じています。ただし、レイトレーシング系のSpeed Wayでは約27%もの差がつくのが現実です。ここはNVIDIAの第4世代RTコアが強力なことと、RDNA 4のレイトレ性能がまだ発展途上であることを物語っています。レイトレを重視するかどうかで評価は大きく変わるポイントですね。

8GB vs 16GB — VRAM容量で何が変わるのか

RX 9060 XTには8GB版と16GB版が存在しますが、これがなかなか曲者です。名前は同じ「RX 9060 XT」なのに、搭載VRAMの量で実質的な性能が大きく変わります。

TechSpotが詳細に検証したPCIeバージョン別テストでは、F1 25をVery Highプリセットで動かした場合、16GB版が73fps(PCIe 3.0環境)を記録したのに対し、8GB版はPCIe 5.0環境でも60fps、PCIe 4.0では42fpsまで落ち込むという結果でした。つまり8GB版はVRAM不足がボトルネックになって、GPUの本来の性能を発揮しきれていないことになります。

2025年~2026年の最新ゲームでは、1080pウルトラ設定でもVRAM使用量が8GBを超えるタイトルが増えてきています。Tom’s Hardwareのレビューでも、Indiana Jones and the Great Circleのような作品では8GB版だとウルトラプリセット自体が動作しないケースが報告されています。

結論:今からRX 9060 XTを買うなら、16GB版を強くおすすめします。8GB版は約1万円ほど安いですが、今後のゲームを考えると早い段階でVRAM不足に悩まされるリスクが高いです。3~4年使い続けるつもりなら、最初から16GB版を選ぶのがコスト的にも賢い選択です。

RX 9060(無印)はどうなのか?

2025年8月には、RX 9060 XTの下位モデルにあたる「RX 9060」(無印)が発表されました。ただし、このモデルには大きな注意点があります。

項目 RX 9060 XT RX 9060(無印)
Compute Unit 32 CU / 2,048 SP 28 CU / 1,792 SP
VRAM 8GB or 16GB(20 Gbps) 8GBのみ(18 Gbps)
メモリ帯域幅 320 GB/s 288 GB/s
演算性能(FP32) 25.6 TFLOPS 21.4 TFLOPS
販売形態 一般小売 OEM専用(BTO向け)

RX 9060(無印)は単品販売されておらず、基本的にBTOパソコンやメーカー製PCに搭載されるOEM専用モデルです。グラボ単体で購入することは現時点ではできません。

性能面では、TechSpotのテストでRX 9060 XT(8GB版)に対して約13~14%遅く、RTX 5060に対しては2%程度遅いという結果が出ています。一方で、前世代のRX 7600に対しては23~29%のリードを確保しているので、1080pゲーミングカードとしては十分な性能を持っています。BTOパソコンで搭載されていた場合は、1080pでのプレイなら問題ない選択肢と言えるでしょう。

レイトレーシング・FSR 4の実力は?

RDNA 4世代で大きく進化したのがレイトレーシング性能です。GamersNexusのResident Evil 4(RT有効)テストでは、RX 9060 XT 16GBが4Kアップスケール時に63fpsを記録し、RTX 5060 Tiの67fpsに対して7%差まで迫りました。前世代のRDNA 3と比べると、レイトレ性能は大幅に引き上げられています。

とはいえ、3DMarkのSpeed Wayなど純粋なレイトレベンチマークでは依然として約27%の差が開くことも事実です。レイトレーシングを最優先するならRTX 5060 Ti、ラスタライズ性能とコスパを重視するならRX 9060 XTという棲み分けがはっきりしています。

アップスケーリング技術に関しては、RX 9060 XTはAI駆動のFSR 4に対応しています。従来のFSR 3からAI推論を活用した画質向上が図られており、AMD Fluid Motion Frames 2(AFMF 2)によるフレーム生成も利用可能です。今後のドライバアップデートで、Ray RegenerationやNeural Radiance Cacheといった新機能も追加される予定となっています。

消費電力と冷却性能

RX 9060 XT 16GBのTDPは160Wで、RTX 5060 Ti(180W)やIntel Arc B580(190W)と比べて低めに抑えられています。実測値でもSapphire Pulse版は186W程度が最大消費電力として報告されており、省電力な部類に入ります。

冷却面も優秀で、デュアルファンモデルでもGPU温度は60~65℃程度に収まるという報告が多いです。動作音も静かで、ファンの騒音を気にするタイプの方にとっても扱いやすいグラボと言えるでしょう。500W以上の電源ユニットがあれば動作するので、既存のPCへの後付けも比較的ハードルが低いです。

前世代との性能比較 — 乗り換える価値はある?

現在RX 7600やRX 7600 XTを使っている方が一番気になるところだと思います。結論から言うと、RX 9060 XT 16GBはRX 7600 XT比で約35%の性能向上が確認されています。これはかなり大きなジャンプで、体感でもはっきりわかるレベルです。

比較対象 RX 9060 XT 16GBとの性能差
RX 7600 XT 16GB 約35%高速
RX 7600 約40%以上高速
RX 7700 XT ほぼ同等(±3%)
RX 6700 XT フレームレート同等だがVRAM倍増 + FSR 4対応
RX 6600 XT 約36~66%高速(タイトルにより差大)
GTX 1060 6GB 約158%高速

RX 7700 XTからの乗り換えはフレームレート的にはあまり意味がありませんが、FSR 4対応と将来的なドライバ最適化を考慮するとメリットはあります。一方、RX 6600 XT以下のモデルを使っている方は、RX 9060 XT 16GBへの乗り換えで世界が変わるレベルの体験差を感じられるはずです。特にGTX 1060からの乗り換え組は2.5倍以上のフレームレート向上が見込めます。

コストパフォーマンス総合評価

最後に、コスパの観点からRX 9060シリーズの立ち位置を整理します。

GPU MSRP(USD) 国内参考価格 1440p平均fps コスパ評価
RX 9060 XT 16GB $349 約6.2万円~ 約134 fps ★★★★★
RTX 5060 Ti 16GB $429 約8万円~ 約142 fps ★★★☆☆
RTX 5060(8GB) $299 約5.3万円~ 約119 fps ★★★☆☆
RX 9060 XT 8GB $299 約5.3万円~ ★★☆☆☆(非推奨)
Intel Arc B580 $249 約4万円~ 約105 fps ★★★★☆

TechSpotのコスト分析では、RX 9060 XT 16GBをMSRPの$350で計算した場合の1フレームあたりのコストは約$5で、Intel Arc B580に次ぐ優秀な数値でした。RTX 5060 Ti 16GBに対しては約17%優れたコスパを示しており、「予算を抑えてしっかり1440pで遊びたい」というニーズには現行世代で最も適したGPUと言えます。

まとめ — RX 9060シリーズはどんな人におすすめ?

ここまでのベンチマークデータを踏まえて、RX 9060シリーズの選び方を整理します。

RX 9060 XT 16GBがおすすめな人:
・1080p~1440pで最新ゲームを快適に遊びたい方
・RTX 5060 Tiより1.5~2万円安くほぼ同等の性能が欲しい方
・VRAMが16GBあるグラボで3~4年は使い続けたい方
・消費電力を抑えたい方(160W、8ピン補助電源1本)
・FSR 4やAFMF 2を活用してフレームレートを伸ばしたい方

RTX 5060 Tiのほうが向いている人:
・レイトレーシングを重視したい方(約27%の優位)
・DLSS 4やMulti Frame Generationを使いたい方
・CUDAベースのクリエイティブ用途も兼ねたい方

避けたほうがいいケース:
・RX 9060 XT 8GB → VRAM不足リスクが高く、長期運用に向かない
・RX 9060(無印) → OEM専用のため単体購入不可。BTOに搭載されていた場合は1080p用途なら問題なし

ミドルレンジGPU市場において、RX 9060 XT 16GBは「16GB VRAMを$349で手に入れられる唯一の現行世代GPU」という点で、他にない強みを持っています。ゲーミング性能はRTX 5060 Tiに迫りながら価格は大幅に安いため、純粋なコスパではRX 9060 XT 16GBが頭一つ抜けています。

最新の価格情報やモデルのラインナップについては、AMD公式サイト価格.comのRX 9060 XT一覧で確認してみてください。

※本記事のベンチマークデータは、GamersNexus・TechSpot・Tom’s Hardware・TechPowerUp・3DMark・PassMarkの各公開レビュー・データベースを参照し、筆者が独自に集計・整理したものです。テスト環境(CPU・メモリ・ドライババージョン等)の違いにより、実際の数値は±5~10%程度の差が生じる場合があります。最新の正確な数値については、各メディアの原文レビューもあわせてご確認ください。

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