Lenovoのフラッグシップモデルに、AI機能を強化した「ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IAL」が登場しました。最新のインテル Core Ultra 7 プロセッサー 255Uを搭載し、NPUによるAI処理性能が向上しているのが大きな特徴です。
また、LenovoとIntelが共同開発した「Aura Edition」として、スマホとの連携やセキュリティ機能が独自に進化しています。ビジネスからクリエイティブまで、この1台がどのように役立つのか、スペックやユーザーの声を元に詳しく解説します。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALの進化点と特徴
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U |
| メモリ | 32GB LPDDR5X-8533MT/s |
| ストレージ | 256GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 14.0型 (2880 x 1800) |
Core Ultra 7 255UプロセッサーによるAIパフォーマンスの向上
本モデルの最大の特徴は、心臓部に「インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U」を採用している点です。Pコア(Performance-cores)とEコア(Efficient-cores)を組み合わせた12コアのハイブリッド・アーキテクチャにより、最大5.20 GHzの動作周波数を実現しています。
さらに、AI専用のプロセッサーであるNPU(Neural Processing Unit)を内蔵しているため、Web会議での背景ぼかしやノイズキャンセリングといったAI処理を、CPUに負荷をかけずに効率よく実行可能です。バッテリー消費を抑えながら、スマートかつ高速な処理が行えるのが魅力です。
デバイス間連携を強化する「Smart Share」と「Smart Care」
「Aura Edition」ならではの独自機能として注目したいのが「Smart Share」です。これは、AndroidやiOSデバイスをPCの側面に軽くタップするだけで、写真やファイルをドラッグ&ドロップで転送できる機能です。ケーブル接続やクラウド経由の手間が省け、スマホで撮影した現場写真をすぐに資料に貼り付けるといった作業がスムーズになります。
また、「Smart Care」機能により、PCのトラブル時にはサポートへ迅速にアクセスできる仕組みも整っており、ビジネスのダウンタイムを減らす工夫がされています。
鮮明な2.8K OLEDディスプレイとマルチモードの柔軟性
画面には14インチの2.8K OLED(有機EL)ディスプレイが採用されています。2880 x 1800の高解像度に加え、DCI-P3 100%の色域カバー率と500 nitの輝度により、非常に鮮やかで黒の締まった映像を表示できます。
リフレッシュレートは最大120Hzに対応しており、スクロールやペン入力も滑らかです。360度回転するヒンジを備えているため、通常のラップトップモードだけでなく、移動中のタブレットモードや、動画視聴に便利なテントモードなど、利用シーンに合わせて形状を自由に変えられる柔軟性も魅力です。
ユーザーの評判から見るX1 2-in-1 Gen 10 IALの評価

長時間バッテリーと静かな動作音に対する好意的な声
公式サイトなどのレビューでは、バッテリー持ちのバランスの良さを評価する声が見られます。57Whのバッテリーを搭載し、AIによる電力管理が効いているためか、「充電器を持ち歩く頻度が減った」というユーザーもいるようです。
また、動作音についても「高負荷時以外は非常に静か」という感想があり、図書館や静かなオフィス環境でも周囲を気にせず作業に集中できる点が評価されています。発熱やファンの音を抑えつつ、必要なパフォーマンスを維持できている点が好感触のようです。
伝統のキーボードとタブレットモードの使いやすさ
ThinkPadシリーズの代名詞とも言えるキーボードの打ち心地は、本モデルでも高く評価されています。「長時間のタイピングでも疲れにくい」との声があり、レポート作成やプログラミングを行うユーザーから支持されています。
また、2-in-1ならではのタブレットモードについても、付属(またはオプション)の充電式ペンを使った手書き入力や、PDF資料への注釈入れがスムーズに行える点が便利だとされています。薄型軽量化が進んでいるため、タブレットとして持った際の負担も以前より軽減されている印象を与えています。
ThinkPad X1 2-in-1 Gen 10 IALのスペック詳細

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 プロセッサー 255U |
| メモリ | 32GB LPDDR5X-8533MT/s |
| ストレージ | 256GB SSD M.2 |
| ディスプレイ | 14.0型 (2880 x 1800) |
プロセッサーとメモリ・ストレージの構成
基本スペックは非常に高くまとまっています。プロセッサーは前述の通りCore Ultra 7 255Uを搭載。メモリは32GBのLPDDR5X(オンボード)が標準で搭載されており、複数のアプリを同時に開いても動作が重くなりにくい容量です。
ストレージは標準的な構成で256GB SSD(PCIe-NVMe Gen4)から選択可能ですが、購入時のカスタマイズ(CTO)で最大2TBなどの大容量SSDを選択することも可能です。ビジネス用途であれば十分以上の基礎体力を備えています。
搭載インターフェースと接続性
薄型の筐体ながら、ビジネスに必要なポート類はしっかり確保されています。Thunderbolt 4ポートが2つ、USB-A(USB 5Gbps)ポートが2つ、さらにHDMI 2.1ポートとマイクロホン/イヤホンコンボ・ジャックが搭載されています。
ドングルなしでプロジェクターや従来のUSB機器に接続できる点は、実務において大きなメリットです。ワイヤレス機能としては、最新のWi-Fi 7(またはWi-Fi 6E)とBluetoothに対応しており、高速かつ安定した通信環境を提供します。
筐体サイズ・重量とディスプレイ仕様
筐体は「ルナグレー」のリサイクルアルミニウム素材を採用しており、見た目の高級感と環境への配慮を両立しています。ディスプレイは14インチのOLEDで、反射防止(Anti-Reflection)加工やブルーライト軽減機能も備わっているため、長時間の作業でも目の疲れを軽減する設計です。
タッチパネル対応で、指紋センサーや顔認証(IRカメラ)によるスムーズなログインも可能です。重量は約1.35kg(構成による)と、持ち運びやすさと画面の見やすさをバランスよく両立したサイズ感となっています。
