DAIV KM-I5A60は、マウスコンピューターのクリエイター向けブランド「DAIV」から登場した、コストパフォーマンスとコンパクトさを両立させた注目モデルです。「これから本格的にデジタルイラストを始めたい」「YouTube投稿用の動画編集をしてみたい」と考えているけれど、プロ仕様の超高額なPCには手が出しにくい……そんな悩めるクリエイターの卵たちにとって、まさに救世主のような一台と言えるでしょう。
この記事では、詳細スペックを徹底的に読み解き、なぜこのモデルが多くのユーザーから注目を集めているのか、その理由と実力を初心者の方にもわかりやすく解説します。
DAIV KM-I5A60の特徴|コンパクトながらパワフルなクリエイターモデル
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i5 プロセッサー 14400F |
| グラフィックス | AMD Radeon RX 7600 |
| メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
| ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
| 保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
DAIV KM-I5A60は、デスクスペースを圧迫しないミニタワー筐体に、最新世代のパーツをバランスよく詰め込んだクリエイター向けPCです。特に注目すべきは、インテル製CPUとAMD製GPU(Radeon)を組み合わせた構成である点。
一般的にNVIDIA GeForceが採用されることが多い中で、あえてRadeon RX 7600を搭載することで、高いグラフィック性能を維持しつつ、優れたコストパフォーマンスを実現しているのが最大の特徴です。この組み合わせが、実際のクリエイティブ作業でどのような恩恵をもたらすのか、詳しく見ていきましょう。
Core i5-14400FとRadeon RX 7600が生み出す処理性能
本機の心臓部には、インテルの第14世代CPU「Core i5-14400F」が搭載されています。これは10個のコア(頭脳)を持つプロセッサーで、複数の作業を同時にこなすのが得意です。例えば、画像編集ソフトを動かしながらブラウザで資料を調べるといった「ながら作業」もスムーズに行えます。
そしてグラフィックスには「AMD Radeon RX 7600」を採用。これはビデオメモリを8GB搭載しており、フルHD環境での作業に最適な性能を持っています。
デスク上がすっきり片付くミニタワー筐体の採用
クリエイターにとって作業環境の広さは重要です。DAIV KM-I5A60は、幅約21.5cm、高さ約38cmというミニタワーサイズを採用しています。一般的なフルタワーPCと比べて圧迫感が少なく、デスクの上に置いても作業スペースをしっかりと確保できます。
クリエイティブワークを支える標準1TB SSDと16GBメモリ
データを保存するストレージには、高速な読み書きが可能なNVMe Gen4規格のSSDを1TB標準搭載しています。OSやソフトの起動が速いのはもちろん、素材データの読み込み待ち時間が短縮されるため、作業のテンポを崩しません。1TBあれば、制作した作品や素材データをたっぷりと保存しておけるでしょう。
メモリは16GB(8GB×2)を搭載しており、一般的な用途であれば十分な容量です。もし将来的に、より大規模なデータを扱うようになってメモリ不足を感じたとしても、最大64GBまで増設可能な仕様になっているため、長く使い続けられる安心感があります。
用途別で見るDAIV KM-I5A60の快適性・評価

イラスト・マンガ制作:レイヤー多用でもスムーズな動作
CLIP STUDIO PAINTやPhotoshopなどを使ったイラスト制作において、このスペックは非常に快適な環境を提供してくれます。Core i5の処理能力と16GBメモリの組み合わせなら、キャンバスサイズが大きくなったり、レイヤー枚数が数十枚に増えたりしても、ブラシの遅延や動作のカクつきをあまり感じることなく作業に没頭できるはずです。Radeon RX 7600の描画性能も相まって、ペンの入り抜きや色の混ざり具合もスムーズに確認できるでしょう。
動画編集:フルHDクラスのカット編集や書き出しに最適
動画編集においては、フルHD(1080p)画質のYouTube動画作成などに最適なパフォーマンスを発揮します。カット編集、テロップ入れ、BGM追加といった基本的な作業であれば、ストレスなくサクサク進められます。
Wi-Fi 6E対応による高速通信と安定した作業環境
最近はクラウドストレージにデータを保存したり、大容量の素材をダウンロードしたりする機会も増えています。DAIV KM-I5A60は、最新の無線LAN規格「Wi-Fi 6E」に対応しており、従来の2.4GHz帯や5GHz帯に加え、混雑の少ない6GHz帯を利用可能です。これにより、有線LANケーブルが届かない部屋に設置しても、高速かつ安定したネット環境で作業ができます。オンラインでの素材収集や作品のアップロードも待ち時間が減り、効率よく進められるでしょう。
購入前に知っておきたいメリットと選び方のポイント

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core i5 プロセッサー 14400F |
| グラフィックス | AMD Radeon RX 7600 |
| メモリ | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
| ストレージ | 1TB (NVMe Gen4×4) |
| 保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
3年間保証と24時間365日サポートが付帯する安心感
パソコン初心者にとって最大の不安は「壊れたらどうしよう」「使い方がわからない」という点ではないでしょうか。マウスコンピューターの製品には、標準で「3年間のセンドバック修理保証」と「24時間365日の電話サポート」が付いています。夜中の作業中にトラブルが起きても、いつでも相談できる窓口があるのは非常に心強いメリットです。この手厚いサポート体制は、長く安心してPCを使いたいユーザーから高く評価されています。
メンテナンス性に優れた防塵フィルターとエアフロー設計
PCの大敵である「ホコリ」への対策もしっかり考えられています。ケース底面には取り外し可能で水洗いもできる防塵フィルターが装備されており、メンテナンスが簡単です。また、熱を持ちやすい内部パーツを効率よく冷やすためのエアフロー(空気の流れ)も計算されており、長時間のレンダリングや高負荷な作業でも安定した動作を維持できるよう設計されています。地味ですが、PCの寿命を延ばすために重要なポイントです。
NVIDIA搭載モデルと比較した際のコストパフォーマンスと適正
同等性能のNVIDIA GeForce搭載モデルと比較すると、DAIV KM-I5A60は価格が抑えられている傾向にあります。「特定のソフトでGeForceの独自機能(CUDAなど)が必須」という事情がない限り、Radeon搭載の本機は非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となります。浮いた予算で液晶タブレットを購入したり、有料の編集ソフトを契約したりと、クリエイティブ環境全体を充実させることができるのも、このモデルを選ぶ大きなメリットと言えるでしょう。
