TSUKUMOのゲーミングPCブランドG-GEARから登場した「GE7J-D257/ZB」は、最新世代のインテル Core Ultra 7 265KとNVIDIA GeForce RTX 5060 Tiを搭載したBTOパソコンです。特に、クリエイター向けマザーボード「ASUS ProArt Z890-CREATOR WIFI」を標準採用している点が大きな特徴で、ゲーマーだけでなく動画編集者や配信者からも高い注目を集めています。
本記事では、詳細スペックに基づき、その性能やコストパフォーマンス、どのようなユーザーに適しているかを客観的に解説します。
G-GEAR GE7J-D257/ZBの主な特徴と基本スペック
主要スペック一覧

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 265K プロセッサー |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti |
| メモリ | 32GB (16GBx2枚) DDR5-5600 |
| ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続) |
最新CPU Core Ultra 7 265KとRTX 5060 Ti (16GB)の搭載
本モデルの最大の魅力は、処理能力の中核を担うCPUとGPUの組み合わせにあります。CPUにはインテルの最新アーキテクチャ「Arrow Lake-S」を採用したCore Ultra 7 265Kを搭載。20コア20スレッドの構成に加え、NPU(ニューラルプロセッシングユニット)を統合しており、AI処理において高い効率を発揮します。
グラフィックスカードには、次世代規格GDDR7メモリを16GB搭載したNVIDIA GeForce RTX 5060 Tiを採用しています。DLSS 4に対応し、重量級の最新ゲームタイトルでも高フレームレートを維持できるだけでなく、16GBという余裕のあるビデオメモリ容量により、高解像度の画像生成AIや3Dレンダリング作業においてもメモリ不足の心配が大幅に軽減されています。
信頼性の高いASUS ProArt Z890-CREATOR WIFIマザーボード採用
一般的なゲーミングPCではコストカットされがちなマザーボードに、クリエイターから絶大な信頼を得ているASUS ProArt Z890-CREATOR WIFIを採用している点は、本モデルの評価を大きく高める要因です。
16+1+2+1構成の堅牢な電源回路を備えており、高負荷が続くレンダリングや長時間のゲームプレイでもCPUに安定した電力を供給し続けます。また、大型のヒートシンクがVRM(電圧レギュレータモジュール)を効率的に冷却するため、システムの寿命と安定性の向上が期待できます。
大容量32GB DDR5メモリと高速Gen4 SSDによる快適な動作環境
標準構成で32GB (16GBx2) のDDR5-5600メモリを搭載しており、最新ゲームの推奨スペックを十分に満たしています。さらに、マザーボードは最大192GB(※モジュール構成による)までの増設に対応しているため、将来的にメモリ不足を感じた際も容易にアップグレードが可能です。
ストレージには1TBのNVMe Gen4 SSDを採用。OSの起動やゲームのロード時間が短縮され、ストレスのない操作感を実現しています。マザーボード上にはPCIe 5.0対応のM.2スロットも用意されており、より高速なGen5 SSDを追加して超高速ストレージ環境を構築できる拡張性も残されています。
クリエイターとゲーマーが高く評価する機能性

Thunderbolt 5と10G LANを標準装備した圧倒的な接続・通信性能
「GE7J-D257/ZB」が他機種と一線を画すのが、インターフェースの先進性です。背面には最大80Gbps(帯域幅ブースト時最大120Gbps)の転送速度を誇るThunderbolt 5 (Type-C)ポートを2基搭載しており、大容量の動画ファイルを外部ストレージへ瞬時に転送可能です。
Wi-Fi 7対応とBluetooth v5.4による最新ワイヤレス環境
有線接続だけでなく、無線機能も最新規格に対応しています。Wi-Fi 7を標準サポートしており、対応ルーターと組み合わせることで、有線並みの高速かつ低遅延な通信が可能です。VRヘッドセットの無線接続や、配線の取り回しが難しい部屋での設置においても、安定したネットワーク品質を維持できます。
G-GEARプレミアムケースによる優れたエアフローとメンテナンス性
筐体には定評のある「G-GEARプレミアムミドルタワーケース (66JD)」を採用しています。フロントパネル全体がメッシュ構造となっており、スムーズな吸気を実現。前面と背面に120mmファンを搭載し、ケース内の熱を効率よく排出します。
構成パーツから読み解く品質とコストパフォーマンス

CWT製 750W 80PLUS GOLD認証電源による安定した電力供給
PCの心臓部とも言える電源ユニットには、大手OEMメーカーとして実績のあるCWT製の750W電源を採用しています。電力変換効率の高い80PLUS GOLD認証を取得しており、発熱を抑えつつ無駄な電力消費を削減します。最新のATX 3.1規格に準拠しているため、将来的にさらに消費電力の高いハイエンドグラフィックスカードへ換装する場合でも安心です。
拡張性に優れたPCI Express 5.0スロットとM.2スロット構成
マザーボードの拡張スロットは、最新のPCI Express 5.0に対応しています。これは現行のグラフィックスカードの帯域幅を遥かに上回る規格であり、数年後に登場する次世代GPUの性能もフルに引き出せるポテンシャルを持っています。
長期保証とサポート体制から見るBTOパソコンとしての安心感
TSUKUMOのBTOパソコンは、国内生産による品質管理とサポート体制に定評があります。標準で1年間の保証が付帯しますが、追加で3年間の延長保証に加入できるオプションが用意されています。この延長保証は自然故障だけでなく、落下や火災などの物損にも対応しているため、高価な機材を扱うユーザーにとって大きな安心材料となります。
G-GEAR GE7J-D257/ZBはどのようなユーザーにおすすめか

最新ゲームや重量級のクリエイティブ作業を快適に行いたい方
Core Ultra 7 265KとRTX 5060 Tiの組み合わせは、フルHDからWQHD解像度での高画質ゲームプレイに最適です。また、16GBのビデオメモリとAI処理性能を活かし、動画編集、3DCG制作、AI画像生成といったクリエイティブワークにおいても、ストレスのない作業環境を提供します。
将来的な拡張や周辺機器との高速接続を重視する方
Thunderbolt 5や10G LAN、Wi-Fi 7といった、通常はハイエンドモデルにしか搭載されないインターフェースを標準装備している点が本機の最大の強みです。「今はそこまで必要ない」と思っても、数年後に周辺機器の規格が追いついた際に買い替える必要がなく、長く第一線で使い続けられるPCを求めている方に強く推奨できます。
まとめ:G-GEAR GE7J-D257/ZBは次世代標準を先取りする1台

| パーツ | スペック |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
| CPU | インテル Core Ultra 7 265K プロセッサー |
| グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti |
| メモリ | 32GB (16GBx2枚) DDR5-5600 |
| ストレージ | 1TB SSD (M.2規格 / NVMe Gen4接続) |
G-GEAR GE7J-D257/ZBは、単にスペックが高いだけのゲーミングPCではありません。品質に優れたProArtマザーボードをベースに、Thunderbolt 5やWi-Fi 7といった次世代の標準規格を惜しみなく投入することで、将来にわたって陳腐化しにくい設計となっています。
価格は約33万円(税込)とミドルクラスの中では高価格帯に位置しますが、採用されているパーツのグレードや拡張性を考慮すれば、そのコストパフォーマンスは非常に高いと評価できます。ゲームもクリエイティブも妥協したくないユーザーにとって、極めて満足度の高い選択肢となるでしょう。
