バイト自体は数年前のお話ですが、いまだにインターネット(Skype)での家庭教師の体験談ってあんまり見かけないなあと思い、今回は私の経験をもとにオンラインの家庭教師がどのようなものなのかをお話ししようと思います。
オンライン家庭教師とは
ネットの家庭教師自体は結構前からあるのですが、ほとんどの人はあまり聞き慣れない言葉なのではないでしょうか。近年少しずつ増えてはきているみたいですがまだまだその内容についても分かりにくい部分があるかと思います。当時の私は「ネットでの家庭教師とか今後広まっていくだろうなあ」とか思っていましたが実際のところはまだそれほど定着はしていないようです。
最近では、DMMなどの参入によってオンライン英会話が人気を博していたりしますが、要はあれの家庭教師版です。
基本的には、Skypeのビデオ通話を利用してお互いの顔、もしくは手元を映しながら勉強を教えていくといった形。会社が用意したテキストを用いての指導や、質問形式でわからないところを指導するタイプなど業者によって指導方法は異なります。
このあたりは訪問の家庭教師と同じですね。
あとインターネットを利用した家庭教師というだけあってネットでの求人が多いと思われます。
応募から採用まで
私は特にオンラインでの家庭教師を希望していたわけではなかったのですが、複数の家庭教師業者に登録していたところそのうちの1社から「ネットでの家庭教師をお願いできませんか」と依頼がありました。時給も対面の家庭教師とそれほど変わらなかったので、移動時間もかからないしこれはお得だと思い依頼を受けることに。
その後一度本社で面接と研修を受けることになり、そこで具体的な指導方法やカメラの使い方に関する説明、指導先の生徒さんの簡単なプロフィールなど、3時間ほど研修を受けました。カメラとマイクは貸し出しです(自前も可)。
Skypeで家庭教師スタート!
1回目の最初は生徒さんと保護者の方との顔合わせや自己紹介、それが終わってからお子さんと二人で授業といった流れでした。ちなみに、私の場合は宿題や問題集などのわからない部分を指導してほしいとの希望でしたので、そのような授業形態になりました(90分)。
授業中は相手の質問を受けてこちらがノートや口頭で説明、生徒さんの答案を確認するといったやり方で指導。テキストを使った指導の場合でもおそらく同じような形式になると思います。
もちろん授業中ずっとこちらが喋っているわけではないですから、生徒が問題を解いていて暇なときはネットサーフィンをしたり本を読んだり、保護者の方からクレームが出ない程度に自由に過ごすことはできます。
普通の家庭教師に比べてどうなの?
まあ当然ですが一概には言えません。時給や時間数、派遣業者のサポートや生徒さんとの相性など、家庭教師の労働環境は様々な要因によって変化します。
オンライン家庭教師の明確なメリットとしては、
・在宅のバイトとしては破格の時給
・無駄な通勤時間をとられることがない
・ビデオ通話でできることが限られているため教師の負担が軽い
といった点が挙げられます。
「できることが限られている」ということは裏を返せば「対面に比べて細かな指導ができない」ということも言えるので、そのあたりは一長一短といったところ。個人的には「時間を気にする必要がない」という点が一番良かった気がします。
学生時代のバイトの代名詞ともいえる家庭教師ですが、「最近はこんなタイプもあるんだな」程度に参考にしていただけると幸いです。