これ私も結構悩んだ記憶があったので。
「そんなの好きな方でいいじゃん」を思われた方、その通りです。どちらでも構いません。どちらでも良いのですが、どっちにしたらいいか悩んでいるという方も結構おられると思うので今回はそう言った方向けにブログの一人称について考えていきたいと思います。
あと当然ですが女性の方は「私」にされた方が無難かと思われます。「男性のふりをしたい」とか「実はボクっ娘で……」といった事情があれば別ですが。
「僕」
一人称を「僕」とした場合。まず、この人は「男の人なんだな」と記事を読んだ人がすぐに認識することができます。多くの場合読者は書き手の性別を特に気にすることはありませんが、何らかの理由で「自分は男です」という前提を読み手に伝えたうえで読んでもらいたいという場合はこちらを選択するべきでしょう。
また、相手に与えるニュアンスの強さとしては「俺」と「私」の中間に位置しているので、文の雰囲気を和らげたうえで相手に親しみを与えることができます。
また、目上の人目下の人両方に違和感なく使える表現であることから、その人の口調や性格を問わず使える使い勝手の良い一人称であるといえます。
「私」
こちらは「僕」よりも若干形式ばった表現で、現実世界では主に目上の人に対して用いられます。このブログ上で私が主に使っているのはこちらになります。
読者に与える印象としては「僕」を用いた場合より、真面目で誠実そうなイメージになります。また、文章全体を落ち着かせ、自己発言により重みを持たせる効果もあり、フォーマルな文体を目指している方はこちらがおすすめ。
結局どちらがいいのか
結論から言えば「自分が違和感なく使える方」ということになります。日本語の一人称はその場の空気によって使い分けられることが非常に多く、いついかなる時でも一人称を統一しているという方はおそらくいません。これはどちらが良い、悪いというものではありませんので、あなたが文章を書く上でより自然な方を採用するとよいでしょう。
また、現実世界と同じようにあなたが使う一人称によって文章の雰囲気も変化します。
そのため、自分がブログにどのような空気を作りたいかによって選択することも重要です。一例として、フランクな記述で読者とより近い距離感でコミュニケーションを取りたいといった場合は「僕」。コラムや評論など格式張ったサイトを作りたいという場合は「私」を用いるなど、自分のブログにどのような理想を持っているのか一度考えてみましょう。
場合によって使い分けるのはありか
これも全く問題ないと思います。さすがに一つの記事の中で一人称が変化してしまうとまずいですが、今日はご飯の感想を書きたいから「僕」、明日は随筆文を書く予定だから「私」にしようなど、使い分けても別に不自然ではありません。
なぜなら、あなた自身が普段から複数の一人称を使っているからです。あなたの記事を読みに来てくれる人たちは性別や年齢や職業まで多種多様です。あなたは毎日様々な人たちとコミュニケーションをとっているわけですから、一人称が変化したとしてもそれは自然なことです。
さらに言えば「俺」や「自分」など、それがあなたにとってより自然なものであればどんな一人称を使っても問題ないということです。
あなたが考えているほど読んでいる人は気にしませんし、日によって変化したとしても「ああ使い分けてるのかな」くらいにしか思いません。
それでも決められない、誰かに決めてほしい!という方は私にしてください。私が決めました。これでスッキリ解決。